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ポケモンユナイトWCS2022 地域代表決定戦観戦ガイド

この記事をご覧頂きありがとうございます。eスポーツキャスターとしてゲームイベントの実況やMCを行っている水上侑と申します。最近はポケモンカードとエオス地方を往復する生活を送っています。

明日の6/18日.6/19日に2日間をかけて「ポケモンユナイトWCS2022シーズン 地域代表決定戦(以下決定戦と表記)」が行われます。
「ポケモンユナイトWCSシーズン2022」は今年8月に行われるポケモン世界大会「ポケモンWCS2022」ポケモンユナイト部門の出場権をかけて行われる大会で、今年の2月から毎月行われてきました。

これまでの大会ではその時の成績に応じてチャンピオンシップポイントが付与されていたのですが、今回の決定戦ではいよいよロンドンで行われるWCS2022へ出場するチームが決定します。
日本で行われるWCSシリーズの大会としては最後になる事・代表チームが決定する事からこれまでよりも高い注目度を持っている大会ですが、出場チームが過去大会のポイントや結果から選ばれている事もあり毎度シーンを追っている視聴者以外は出場チームやチームメンバー等が解りにくいかもなと思ったので、今回は出場チームの過去大会での成績や構成・WCSシーズンの環境の変化等を簡単に纏めてみようかと思いました。

自分は本シリーズやそれ以前のポケモンユナイト大会で実況や解説をさせて頂いている身ですので、多少なり説得力のあるものは書けるかと思います。
これを読んで是非明日も盛り上がって頂けると嬉しい。

明日このチームはこういう作戦で来る!みたいな予想ではなく、このチームはこういうメンバーで、これまではこんな闘い方をしてきました、という整理記事になります。
後、構成の話とかは基本WCSシリーズの配信で映ったもののみ紹介し、それ以外の大会や個人配信で使っていたものとかは記さない方向ですのでよろしくお願い致します。
そういう細かい情報も勝敗に繋がっちゃう可能性があるため。

以下前提となる用語
ファイト構成=ポケモン同士の戦闘を重視した構成。最終的に相手を倒し切ってサンダーをゲットして勝つ事が多い
ゴール構成=相手との戦いを極力避け、ゴールを入れ続けひたすら得点を重ねる事を重視した構成。サンダー取られても勝てるのがコンセプトだがアップデートによりかなり難しくなったため、決定戦ではほぼ使われないと思います。
ラッシュ構成=相手との戦いよりもカジリガメ・サンダー等に真っ先に攻撃を仕掛け、相手より先に重要な野生ポケモンを倒す事を狙う構成。不利な状況でも強引にサンダーのラストヒット勝負に持っていく事が出来る。
このゲームはサンダーを倒した方が(概ね)勝利します。
ラストヒット=サンダーやカジリガメ等野生ポケモンを倒す際のトドメの一撃の事。単発ダメージが高い技はラストヒットを取りやすい。

どうしたらWCSに行けるの?

上位2チームになる事。以上です。
これまでは各チームポイントを稼ぎ合ってきたため、今大会終わった時点でのポイント上位チームが権利をゲットすると思われてたり、そもそも条件が知れ渡ってないケースを散見したのですが、シンプルに今回勝てばOKです。
ポイントは今回の決定戦に優先して出場できる目安で代表の決定には関わりませんので、今回から視聴する方も「6/19のグランドファイナルで戦ってる2チームが代表」と思ってもらってOKです。

各チーム紹介

まずチーム一覧はこちら↓

以上24チームです。それぞれ
・5月大会の1位~4位チーム
・チャンピオンシップポイント1位~8位チーム
・6月予選となるオープントーナメント1位~12位チーム
から選出されています。
上から順番に紹介していきたいと思いますが、24チーム全てを書くとえげつない文字量になりそうなため、5月大会の上位とチャンピオンシップの上位計12チームに焦点を当てて紹介しようと思います。

クロノワール
メンバー:神速うてやVT/keyaki_25/少女Y/リリィ凛華/Maquia

5月の優勝チーム。各々個人で出場経験はあったものの、この5人での「クロノワール」としての出場は5月大会が初で、初出場で優勝をかっさらっていきました。
その時の構成はカメックス・ニンフィア・フーパ・ギルガルド・ルカリオ。当時あまり注目を浴びていなかったニンフィアの採用、そして活躍が話題になりましたね。驚いた方も多いので無いでしょうか。
最初Maquia選手のニンフィアを見た時、その意外性と実力に僕は「ニンフィアをずっと使い続けてきたプレイヤーでそれに合わせて構成を組んだんだろうな」と思っていたのですが、優勝インタビューで神速うてやVT選手の「ルカリオのグロウパンチとニンフィアのハイパーボイス合わせたら強いかも」という発想から改めて練習し始めたという話を聞いて本当に驚きました。
その常識に囚われない発想力と、アイデアを実戦レベルに昇華する実力でどのようなプレイを魅せてくれるか、とても楽しみなチームです。

Secret Ship
メンバー:逆張りヤード/きゅぅ/piui/JPN_Yakou/芥川りぜ

WCSシリーズ、常連 of 常連のチーム。
チーム名の由来は「ダークホース」的な意味合いが込められているそうですが、2月:4位 3月:3位 4月:7位 5月:2位と好成績を収め続け名を上げて来ました。WCSシリーズで彼らを見なかった月は無い。
特に構成の引き出しが多い印象のあるチームです。5月大会だけでもリザードン・カビゴン・ウッウ・エースバーン・ハピナス/ゼラオラ・オーロット・カイリュー・プクリン・アマージョ等全く違う構成を使い分ける姿が見れましたし、WCSシーズンを通したらかなりの数のポケモンを使いこなしているチーム。
また、とある選手がTwitterにて「5構成25キャラ詰めた(要約)」という事を仰っていたので、5月から環境の変わった決定戦にどんな構成を持ち込むのか、そしてどう使い分けていくかに注目です。

えび船
メンバー:Silrらんらん/えびすけ11/Apdo1993(ソロQ)/こっこYT/帆立貝

5月の大会から新たに表れたチーム。
らんらん選手・えびすけ選手・ソロQ選手は2月に行われていた「Winter Tournament」でもチームとして出場していた事がありましたが、「えび船」としてはこの決定戦の段階で結成から約一ヶ月と、突如出現し上位に君臨したチームです。「クロノワール」と似た背景がありますね。
そのコンセプトは「圧倒的なミクロを持つメンバーを集めた」との事。
ミクロとは所謂プレイヤースキルの事で、チームとしての戦略では無く単純な個人の技量を指します。
そしてそれを証明するように多少不利な状況でも相手ポケモンをKOする事によって巻き返していく展開が5月大会でも見る事が出来ました。後らんらん選手がご自身のTwitterにアップしている切り抜きもめっちゃ上手いです。
5月大会の時点では結成間近という事もあり所謂「チームでの練習」があまり出来ていなかったが、今回はかなりそこも詰める事が出来たという話も拝見出来ました。
個人技術+チームとしての連携力=最強です。今回もアツイ試合が見れるのでは無いでしょうか。

ヤードは頑張るよ暇だから
メンバー:頑張りヤード/キィーティ/暇な東大生/つんつん_YT/しーびっと

これまで「クロノワール」「えび船」と5月初出場チームを紹介してきましたが、このチームもその一角です。こう見ると5月、本当に波乱でしたね…
特徴としてはファイトの強さもさる事ながら、サンダーの取り合いになった時のラストヒット精度の高さでしょうか。
エースバーンやヨクバリス、ファイアロー等ラストヒットに向いている技を持つポケモンが多いのもあるのですが、特に暇な東大生選手の駆るファイアローは5月大会だけでも何度もサンダーを倒す姿が見れました。このゲームはサンダーを倒すと概ね勝てます。
勿論それだけでは無くファイトも強い。5月は上記の3ポケモンに加え、ゼラオラ等ダメージを出しやすいポケモンを多く採用していました。
5月の頃と比べるとエースバーンを担当していたkazu選手が抜け、新たにしーびっと選手が加入しています。メンバーを変えて迎える決定戦ですが、6月に行われたある個人主催の大会では優勝を収めているので、連携等の心配はなさそう。
しっかり戦いつつ、不利だと思ったらサンダーラッシュで勝つ選択肢もしっかり残っているチーム。対戦する立場から見て非常に圧のあるチームな印象です。

らんたろぶい海賊団
メンバー:PeridoT/Suix/ゆめにゃん/べちん/Pyi_

ここからはポイント上位チームです。
「らんたろぶい海賊団」は4月の「エオスカップ」にて優勝したチームです。3月は2位、2月は3位と非常に好成績を収めているチームで前評判も高く、多くの注目を集めているチームと言えます。
調整等で環境の変化が著しいこのポケモンユナイトですが、その変化に対する適応力も高く、これまでのWCSシーズンもファイト構成やゴール構成を環境・相手に合わせて巧みに使い分けてきました。エオスカップではウィナーズのまま負け無しで優勝しているところも実力が伺えます。
ルカリオでトップクラスの実力を持つ「べちん」選手やゲッコウガやエースバーン等、ダメージを多く出すポケモンの扱いに非常に長けた「Suix」選手等、個人技で見ても突出した選手が多いこのチームなんですが、5月の大会では配信に映る前に惜しくも敗退となった関係上、ファイト構成一本になった現環境でどう戦うかっていうのがまだ公に見れてないんですよね…その点も含めてどんな戦いを魅せてくれるか、メッチャ楽しみにしています。

たきしまグロウパンチVer.2.0
メンバー:たきしま/Haruta/Mame/Ruin/Supercell

こちらも「Secret Ship」や「らんたろぶい海賊団」と同じくこのWCSシリーズにおいて、ひいてはポケモンユナイトがリリースした当初から存在感のあるチーム・メンバーです。
WCSシリーズでは3月の大会で優勝。それ以外の月もほぼ必ず上位に食い込んできている強豪。
3月大会ではまだ使いこなしているチームの少なかった「フーパ」の異次元ホールやユナイト技をSupercell選手が完璧に使いこなしたり、4月大会では突如「ギルガルド」や「プラスパワーゲッコウガ」等当時環境の外にいたポケモン・構成を使用するなど視聴者を驚かせてくれるシーンも多かったチーム。定石をしっかり抑えつつも、あらゆるポケモンや構成を研究している印象があります。
Supercell選手はサポートポケモンならなんでもござれというイメージの選手ですが、現環境ではフーパ以外のサポートポケモンも選択肢があると思うので、どのポケモンを繰り出してくるのか注目しています。
6/12日に行われた公式大会「Pokémon UNITE Challenge DAY 」では見事優勝を収めており、現環境での勢いも健在。「らんたろぶい海賊団」と同じく5月では配信には映らず、ファイト環境での試合を見れてないチームなので期待が高まりますね。

Pポケットモンスターver199
リリリりり/りぼんチャン/SR_kosota/JPN_King/にきたそ

2月の2位チーム。3.4月でも両月5位という好成績を残しています。
このチームは何と言ってもゴール+ラッシュとでも言うべき構成が特徴でした。
イワパレスやプクリン、ヨクバリス等相手を無視してサンダーに密着しやすいポケモンを多く採用して、サンダー無視で勝てる点差ならそのままゴールへ、難しそうなら全員一丸となってサンダーへ、という戦い方。
当時はゴール構成相手に点差を一定以上つけられるとほぼ負けが確定してしまう感じだったので、ゴールを許す→負け ゴールを守る→サンダー勝負 の流れになり対戦相手的にはかなりプレッシャーの強いチームだろうな…と思っていました。
しかし現環境でゴール構成はほぼ無理になったと言っても過言ではありません。そしてこのチームは5月の大会はそもそも不参加だった事もあり、現環境でどんな戦い方をしてくるのかまるで予測不能です。
4月まではチーム名が「Pポケットモンスター319ver」でしたが、ver199になった事でどんな変化が生じたのか、要注目のチームです。

銀河団
JPN_Iroas/TON・GG/ザクレイ/ホタルノケン/U2648

強いッ!説明不要!!
というのは冗談ですが、それで伝わる人には伝わるくらいの強豪チームです。2月の大会で優勝、「Winter Tournament Final」という大会では海外チームも交える中優勝。WCSシリーズ以外の大会でも活躍しており、一時期は名実ともに国内最強の名を手にしていたチーム。
武器は何と言ってもチームとしての総合力…個人個人の技量と、チームとしての構成・戦術の多さだと思います。
優勝した2月大会だけでも6パターンくらいの構成を使いこなしています。ポケモンをまるっと変える事もあれば、同じポケモンで上下のルート分けや動き方を変える事もありました。ポケモンが同じのパターンは対戦準備画面だとパッと見変化が無いので、相手側としてはかなり厄介に感じる動き方だと思います。
こういう引き出しはそのまま対応力にも直結してくるので、Bo3以上で行われる本ルールにおいては非常に強い。
4月のエオスカップ、5月の大会では惜しくも配信に映る機会が訪れる前に敗れてしまっているので、この大一番で再び存在感を発揮出来るかが注目。以前にはゴール構成が流行りまくった時期でもファイト一本に絞り優勝した大会もありましたので、完全ファイト環境になった今、銀河団の戦いは非常に楽しみな所です。

ゆないと同好会!(^^)!
メンバー:きりゅう/リぼんチャン/Peco2525/サリュー/さきぃ

4月エオスカップにて初出場し、2位の成績を収めたチームです。「!(^^)!」好き。
4月の構成としてはカイリュー・ファイアロー・ヨクバリス・ルカリオ・プクリンという一般的なゴール構成だったんですけど、中でもきりゅう選手の繰り出すカイリューの上手さがかなり印象に残っています。
ファイト中の活躍も勿論ですが際立って目立つのはサンダーへのラストヒット精度。カイリューはわざでダメージを出すのは結構条件が必要で難しいんですけど、必ずそれを達成する実力と、カイリューを支えるチームそれぞれの動きが本当に見事でした。これに関してはエオスカップのアーカイブ見てもらうのが一番早いかもしれない。

ファイトも強く、同じくエオスカップでは30秒近く戦いながらもKOされたプレイヤーが一人もいないという場面もありました。5月末に入ったアップデートではカイリューが強化された事もあり、試合が楽しみなチームです。
チーム名の由来は「ユナイトが好きな人の集まりだから」というとても素敵なもので好き。

Persona
メンバー:Rä_Ryö/Nyack/Rä_äoi/BR_ゆぽの/カルロー

これまでは「5月に結成されたチーム」をいくつか紹介してきましたが、このチームは何と「今回結成されたチーム」です。
「それでポイント上位とはどういう事だ」と思う方もいるかもしれませんので少し説明をするのですが、この大会では成績に応じたポイントが「選手個人」に付与され、チームを組んだ時に「その5人の合計」がチームのポイントになるという仕様です。
そして彼らのうち「Rä_Ryö」選手「Rä_äoi」選手「カルロー」選手は「RÄKYI」というチームで、「BR_ゆぽの」選手と「Nyack」選手は「あああそぽ最強なので」というチームで5月までのWCSシリーズをそれぞれ活躍していました。
なので今回新たに彼ら5人はチームを組んだけど、それぞれしっかりポイント持ってたから合計したら上位8チームに足るだけの数字になった…というのが経緯かと思われます。状況から考えた推測なので違ったらごめんなさい。
「RÄKYI」はWCSシリーズでも活躍し、5月22日の公式大会「Pokémon UNITE Challenge DAY 」では優勝。
「あああそぽ最強なので」もエオスカップ3位とどちらも実績に優れたチームなのは間違いありません。
「強豪×強豪」となった、他チームとは少し違った背景を持つチームです。

CeRezo
メンバー:あああななし/神宮司松本/ミレニア/あああそぽし/鞘師

「せれっそ」と読むそうです。「Persona」を紹介した後で引き続きなのですが、このチームも今回生まれた、結成一週間のチームです。すげぇよこの大会…
「あああななし」選手と「あああそぽし」選手は「あああそぽ最強なので」で、「神宮司松本」選手は「水差しパッカーズ」でWCSシリーズ上位を経験した事のある選手達。「鞘師」選手も2月、3月は「あああそぽ最強なので」の一員として参戦しています。
また、「鞘師」選手と「ミレニア」選手「あああななし」選手の三名は過去に「またオレ何かやっちゃいました?w」というチームでとある個人主催の大会を優勝しており、全体的に縁のあるプレイヤー同士でチームが結成された感じでしょうか。
WCSシリーズで見れた構成としては、エオスカップにてあああななし選手はファイアロー、あああそぽし選手はプクリン。神宮司松本選手はカビゴンを使用する姿が見えました。
とはいえ勿論チームも変われば構成や使用ポケモンにも変化があるのは当たり前。この新生チームがこの大会にどんな影響を与えるのか、期待が高まりますね。

Star Cluster
メンバー:ヨクガ/滅_Me2/SR_rusiero/MaaLion/あああかなし

ポイント上位チーム最後のチームです。
かなり大会上でも良く見る選手たちが集ってる印象ですが、この5人による「Star Cluster」としては4月のエオスカップからがスタートになります。
エオスカップの頃はルカリオ・プクリン・エースバーン・ヨクバリス・ファイアローという構成で戦っている所が見れました。
ただこの頃は環境的にも強力だったポケモンが多く、今大会の構成において参考になるかは結構怪しい所。
加えて4月、5月の頃からの変化として、エースバーンを担当していた「SR_noah」選手の枠が「SR_rusiero」選手に変更されています。
そして5月は配信に映る前に敗退してしまっているので、改めて見てみると中々情報の少ないチームに思えます。ヨクガ選手はプクリン等のサポートポケモン、滅_Me2選手はヨクバリスの印象が強いプレイヤーですのでその分ゴール構成が思い浮かぶのですが、現環境では何を出してくるのか。
かなりイメージなんですけど、エースバーンでのダメージ係を担当していた「SR_noah」選手の枠に入った「SR_rusiero」選手はサポートやディフェンスタイプポケモンに長けた選手の印象があるので、そのプレイヤータイプの違いをどう構成で合わせてくるのかを楽しみにしています。

超余談ですが、入れ替わった両選手の頭についてる「SR」は「Snovv Rabbit」というチームの略です。元SRチーム選手の枠を、同じ元SR選手が埋めた形に勝手にエモさを感じています。

以上が5月大会・およびポイント上位計12チームです。8000文字行きそうだ…!
残り12チームですが、過去WCSシリーズで戦った数チームを除き基本お名前のみの紹介とさせて頂きたいと思います。
理由としてはほんとにすごい文字数になっちゃうのと、WCSシリーズでは初参戦となるチームも多く、そこに関しては別大会の話をするしかないのですが、それをすると他大会の構成紹介とかはしないという序盤に書いた趣旨に反するため。ご了承くださいまし。

PaTRioN
メンバー:ajun/せるじお/ゆみーと/毛利元就/SR_Pappa

多くの方々がご存じであろうチーム、パトリオン。
ポケモンユナイトリリース初期から上位プレイヤーとして名を馳せていた選手も多く、前評判としては優勝してもおかしくないチームです。
4月まではあと一歩が中々勝ちきれていませんでしたが、5月大会で遂に決勝トーナメントに進出し5位でフィニッシュ。6月オープントーナメントも勝ち切って決定戦進出と、この大一番でしっかりと間に合わせてきた印象です。
5月では僕が主催した大会でも優勝していました。その時は本当に環境が大きく変わるアップデートから数日の大会だったのですが、その環境に合わせた戦い方を早くもモノにしており本当に驚いた記憶があります。

5月の大会では少し注目度の低かった「ジュラルドン」を採用したジュラルドン・フーパ・ルカリオ・カメックス・ギルガルドという構成で参戦。カメックスの枠がハピナスに代わる事も。
前身となるチーム「爆速ゆたたげ」の頃からの印象ではありますが、環境で強いポケモン達の中に1つか2つ、独自の根拠から来るポケモン構成・戦術で味を付けてくるイメージがあり、ただ環境を読むだけでは測り切れない奥深さを持つチームだと思います。
ゴール構成が流行っている頃もひたすらファイト一本で練習を続けていたチームでもあり、完全ファイト環境になった今、その本領が発揮される事が楽しみです。

絶対王政
メンバー:さりえる/序盤イキリ/NP_Land/ほしみやgirl/ホミロン

5月から参戦したチームの一つ。5位という好成績を収めました。
構成としてはルカリオ・フーパ・カメックス・ハピナス・エースバーンを繰り出しており、当時強力だったカメックスとフーパのコンビネーションを軸に戦っていた印象があります。
結果としては敗れてしまったのですが、ファイトを有利に進める→サンダーのラストヒットだけ取られてしまうといった展開が複数あり、流れによってはもっと上に登っていてもおかしくないチームと言う印象があります。
特にファイト内容では5月大会の優勝・準優勝の「クロノワール」「Secret Ship」に勝るシーンもありましたので、よりぶつかり合う環境になった今、そしてフーパ+カメックスの連携が少し難しくなった今どんな戦いをするのかはかなり楽しみ。もう一度戦いが見れるのが嬉しいチームです。

Senpanとそれ以外
メンバー:Senpan/OKhVnY53VAMn/八加路/JPN_Hapi/ぱんちょっぷ

個人的注目チーム。元々Senpan選手はソロランクを中心に配信していたプレイヤーで、いつからか視聴者参加型のパーティランクをするようになり、更にいつからかそのメンバーを中心に大会に出場するようになり…といった背景と認識しています。間違ってたらすみません。
所謂「決勝トーナメント」のような場に上がって来るのは今回が初になるかと思いますが、このWCSシリーズでは3月から出場を続けており、最後となるこの6月で遂に勝ち切って登ってきた形。
結成経緯やチーム名からはSenpan選手を中心に周りがサポートする印象ですが、シーズンが佳境を迎えた今チームとしての連携をしっかり仕上げて来ていてもおかしくありません。ていうかそうじゃないと6月予選勝ちきれないと思う。
個人配信等だったり実際にマッチングしたりでそのプレイを拝見する機会はあったのですが、WCSシリーズの場では初。どんな戦いをするのか楽しみなチームの一つです。

以上が主だった詳細となります。以下はお名前を記載させて頂きます。

芥川家
メンバー:芥川やに/ほばち/芥川あき/wonha/黄瀬やよい

ウッウは逃げるよどこまでも
メンバー:まっしゅのこ/実はピクソル/かたう23/Blackchoko/Kuro_R

ゆるふわ
メンバー:GwP_Wafu/GwP_Nacayu/mare__/GwP_Rooi/JPN_Sieel

カラメルプクリンアラモード
メンバー:欲張うてやch/HarüsaMゑ/名無し犬/火球うてやAb/_あなすい

どかどかぱんち
メンバー:れーしき_YT/傲慢_17LIVE/テケ_Youtube/しーcas/TTV_とうまろ

かんたフォーエバー
メンバー:Agenio/Johndoe/JPN_Lee/xArgent/大沼三太郎

音の五人衆
メンバー:イキリング/クロGX/NOVER/ひろぽすた/Boruto・・

猫まるultrapower
メンバー:
Nup_nekomaru/Nup_sabacan/Nup_haisen/Nup_sirokuro/Nup_harutora

魅惑のじぇのすふぁみりー
メンバー:名前取られた/Jenosじゃい/北極ぐま2号/あ_げ/ \・light8・/

以上です。全チーム応援しております。

終わりに ~ちょっとした環境纏めとお願い~

ここまでお読み頂きありがとうございます。
5月末のアップデートによる変化としては、カメックスとフーパの弱体化、アマージョ、カイリューの強化といった所が特に大きく、所謂アマージョ+ハピナスというのが現在主流で流行っているセットかなぁという印象です。
そしてもう一つ目が離せないのがルカリオのしんそくが弱体化された事。
これまでどれだけ弱体化されても「いや言うても最強だこのポケモン…」という評価に落ち着き活躍を続けていたルカリオですが、今回の弱体化と同じ近接主体ポケモンのアマージョが強化された2点が合わさり、ルカリオ抜きの構成と言うものも多くみられるようになった…と感じています。
これまでは必須急だった事もあり、各チーム1人は「ルカリオ担当」とでも言うべきルカリオと歩み続けてきた選手がいた印象。
その選手たちが今回もルカリオを繰り出すのか、それとも新たにポケモンを育ててくるのか、という点は一つポイントになってくるのかと思います。

そして視聴しようとしてくれている方に向けて。
2月から始まったこのWCSシーズンの大会ですが、今回の決定戦で遂に終わりを迎えようとしています。
正確には8月まで続くのですが、その切符を手に出来るのは上位2チームのみ。こんだけ魅力的なチームを沢山紹介した後に2チームと言う門の狭さを聞くと愕然としますね…全員ロンドンじゃダメですか…??

決定戦で勝った2チーム以外の22チームにとっては、どう転んでもWCSでの戦いが終わりを迎える事になります。
これまで多くの選手・チームが2月のスタートからずっと研鑽を積んできました。予選を踏まえるとほぼ毎週大会があるような月もあり、この規模がこのペースで連続するのはもちろん楽しい面もあるんですけど、それでも想像するよりずっとずっとハードだと思います。
そしてこれまでは仮に負けたとしても「来月頑張ろう」が通用しましたが、今回はそれがありません。
この4ヶ月の結論が出ようとしている今、選手達の緊張・プレッシャーも最高潮に達していると思います。

なので皆さん応援しているチーム・選手のみで構いませんので、大会前・大会中・大会後でも是非暖かい言葉をかけてあげてください。
どんなプレイが飛び交ったとしても、選手たちは絶対に勝つために根拠を持ってプレイしています。それだけを念頭に置いて、最後まで応援して貰えたら嬉しいです。
…言いたいこと言ったので明日喋る事が無くなってしまったかもしれない。

6/18日のDay1はこちら


6/19日のDay2はこちら


どちらも14時開始を予定しております。

このスケジュールの中、プレッシャーをあまり表に出さず、ポジティブな発信を続けながら研鑽を積む選手達を本当に凄いと思っています。
その凄さに報いれるよう、そして伝えられるよう、僕も2日間全力で実況させて頂きます。
今週末、どうかよろしくお願い致します!

おまけ

キャンペーンを公式で行っています。

応援ツイートでホロウェアを纏ったポケモンのアクリルスタンドがもらえるらしい。ご参加よろしくお願い致します。

当日の配信開始とかは僕もTwitterで発信させて頂きますので、ご興味ある方はそちらもチェックして頂けたら嬉しいです↓

ここまでお読みいただきありがとうございました。
次は配信でお会い出来たらとても嬉しいです。週末2日間、みんなでポケモンユナイトを堪能しましょう。

それではまた。






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