TOAワールド・ショーケース2021東京編を視聴しました。
こんにちは!フェンリルSD部の籾谷です!
先月、オンラインで開催されましたTOAワールド・ショーケース2021東京編を視聴しました。今回はそれを視聴した感想と内容の一部を紹介したいと思います。
TOAとは…
TOAとは、毎年ベルリンで開催されるイノベーションをテーマにしたテック・カンファレンスです。2012年のクラウドファンディングでスタートし、今年で4年目。4年目は、2日間オンラインで開催されました。
miroを使った意見交換や、リアルタイムでの情報共有、グラレコ配信、日本語訳といったオンラインならではの施策をとっており、オンライン開催でも大盛り上がりな2日間でした。
ピーク時ではmiro使用者が100人程に…。すごい…。
TOA2021のテーマ
TOAは毎年テーマが定められており、それに伴ったセッションが開催されます。
今年のテーマは「日常を”再発明"する」。
そこから5つのピラーに分けられて各セッションが行われました。
ピラー1:新しい生活👨👩👧
「新しい働き方」「新しい生き方」「新しい学び方」など新しい生活様式が生まれている中、テクノロジーはどう入っていくべきなのか。これからの新たな生活様式について考える。セッション:「コミュニティ、街並み、文化を再発明するには。」etc...
ピラー2:統合された体験🖥
バーチャルの進化やデジタル活用の普及が進む中で、オンラインとオフラインの境目をどれだけ無くすか近年重要視されてきている。これからのバーチャル市場の可能性について考える。
セッション:「新しい時代のバーチャル市場の可能性。」etc...
ピラー3:分散型学習🏫
社会が求める人材や活躍できる人材が変化してきている。それに伴い、教育の枠組みも考え直さないといけないのではないか。新しい教育の枠組みについて考える。
セッション:「テクノロジーだけではない、学び全体の再構築が必要な理由。」etc...
ピラー4:再生型社会♻️
気候変動や格差問題が目立ち始めている。今までの大量生産/大量消費の社会のままではいけない。これからのあるべき姿について考える。
セッション:「持続可能、循環型、再生型社会へ。」etc...
ピラー5:新たな時代への推移🏃♂️
新たな時代を作っていくため、これからのイノベーターはどういうことを意識しないといけないのかについて考える。
セッション:「日本のイノベーションは、地方の課題解決と大企業のトランスフォーメーションにあり。」etc...
ピラーは以上の5つ。どれも頭をフル回転させるボリューミーなセッションでした。
細かい内容について全セッション分書き留めたいところですが超大作になってしまうので、この記事では「3,分散型学習」の「テクノロジーだけではない、学び全体の再構築が必要な理由(草本明子さん、中川綾さん、竹村詠美さん)」のセッションについて紹介したいと思います。
「テクノロジーだけではない、学び全体の再構築が必要な理由」:内容
従来の教育のままではいけない
今までの時代は、歯車の一部になって大量生産/大量消費を担えればよかったため、教育も「良い学校に進学するための教育」を施されてきました。
言われたことをこなす歯車的な存在でも一定の需要が見込めたからです。
しかし、時代が進んで人工知能が発達してきている今では、その考えも古くなってきています。
生産の大半は機械やAIに任せることができるため、人が本当に情熱を持てることを伸ばして、社会に活躍できる人を作る必要が今の学校にはあるからです。
どういう教育方法を実施すれば良いのか
1:「個人に合わせた教育をする」
人は一人一人考え方、好きなことや得意なことが違います。なので、強みや情熱を伸ばすにはその人にあった教育をしなくてはいけません。
テクノロジーが進化したこれからはそれを上手く活用し、その人に合った情報を活用して強みを伸ばします。
2:「ローカルな体験をする」
今までとは違い、インターネット普及で都会と地方の情報格差がなくなりました。だからこそ、それぞれの現地でできる体験が重要視されます。現地でできる体験(本物体験)から学ぶことは、実際にテキストで学ぶより多くのものを学ぶことができます。そして、社会に出た時の自信にも繋がります。なので、現地でできる体験(本物体験)を積極的に教育に取り入れることがポイントとなってきます。
世界で求められる人材はどのような人なのか
セッション内(竹村詠美さん)では、これからは人と人を繋げて新しい価値を生み出せる人が求められている。多様性を大切にして、一人一人の個性や強みを生かして新しい価値を生み出すことのできる人材。
それを「倫理観を持ったクリエイティブリーダー」と読んで、これからの世界でより求められる人材である、そういう人材を育てたいと語られていました。
以上が、このセッションの主な内容でした。
※私なりの解釈なので違っていたらすみません。
「テクノロジーだけではない、学び全体の再構築が必要な理由」:感想
社会人1年目なので1年前まで教育を受けていた私ですが、教育も時代にあった教育方法にしようと考えている方がいて、変わってきているんだなと思いました。
従来も時代背景に合わせて教育内容や制度などの小さい改変がありましたが、テクノロジーが一気に進化したこれからは、新しい教育の時代が始まる予感がします。
なので、10年後の教育は今とは全然違うものになっているのかな、今とは全然違う考え方の人たちが世界を引っ張っていくのかなとも…。
教育がどう変わっていくか、未来が楽しみです!
以上、もみたにでした!
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