経験から学ぶために、経験から学んだ経験をふりかえる
私は、2015年に新卒でNPO法人に入職し、ボランティアの大学生と青少年向けのいろんな事業・サービスを作りながら、ボランティアの大学生自身の成長に関わる仕事を8年以上してきています。
先日のとある学生との1on1で話していた内容からの気付き・学びをシェアする回になりそうです。「経験から学ぶために、経験から学んだ経験をふりかえる」というテーマです。「経験」という言葉が多すぎてこんがらがるタイトルですが、もしよければ最後までお付き合いください。
年明けから1週間が経ちました。みるみる自重が重くなっていることを自覚しながら、なかなか計測する気になれないこの頃です。
#乗ったら無視できなくなるから乗りたくない
初めて1対1で1時間という時間をかけて話しました。
やる前は話す時間を1時間と伝えると、だいたいの学生は「1時間も?」「話すことないけど、、、」という感じで構えられることが多いです。
#漏れなく例外なくそんな感じ
そう思われることって初めは嫌だったんですが、最近はそう思ってもらえてむしろよかったな。って感覚の方が強いです。
嫌がられている、と捉えるとそうなんですが、詰まるところ「期待されていない」ってことなので、要するに「期待値が低い」ってことです。
#当たり前のことしか言っていない
期待値が低いのは全然ありがたい話で、ちょっとでも良いところがあれば「あれ、思ったより楽しいな」をすぐに思ってもらえるので、最後に感想をきくといいように思われることが多かったりします。
#印象操作って大事
まあ、そんなこんなでスタートしたわけですが、初めてだったのでこれまでのことやプライベートなことも含めて、答えられる範囲でいろいろきかせてもらいました。
#相手の関心事に関心をもつためにまずは基礎情報を知る
その人の感情を司っているのは根本にある考え方や価値観であって、そういったものは特異な経験によって形成されることももちろんですが、多くは過去の日常の中に隠れていることが多いです。
過去に影響を受けた人物、印象に残っている時期・場面の話をきいていると、それが現在につながっていることも少なくない。
そういったことって自分では気づかないことも多いのですが、他者から質問されることで考え、答えているうちに、「あれ?だから自分って…!」と察しのいい子は気付いたりします。
気付けなくても全く問題なくて、こちらから「もしかしたら●●という経験が、さっき話してくれていた▲▲という場面での捉え方とつながっているのかもしれないなって思ったのだけど、どう思うかな?」って訊いてあげればいいです。
人は知らず知らずのうちに、よいこともわるいことも過去の経験から学んでいます。
過去の経験から何を学び、現在の自身を構成しているのかを自覚することも、人と話すことの意味だろうと思いますし、経験から学びを得ていく人材を育てるステップとして、
これまでも自分は経験をから気付きや学びを得てきたことをまずは自覚することが大切な1歩になると思います。
現場からは以上です!
今日も皆さんにとって、すてきな1日になりますように。
「人の育ち&チームづくり」とは?
これは、私が働く大学生主体のNPO法人にて、大学生とともに事業実施をする中で感じたことや気付いたこと、またチームで活動する中での気づきや学びを共有したり、チームとしていま直面している課題やこれからについて共有したりしながら、ジブン自身も、読んでくださっている皆さんにとっても、チームづくり・コミュニティーづくりについて学びを深めていけたらと考えています。
私が働くNPOではたくさんの大学生が活動しています。学年もバラバラで、入りたての1年生の子もいれば今年が最後の1年!ということで意気込む4年生の子までいます。
世の中にはあまりない、4年ですべての人が入れ替わるという不思議な組織でもあって、「学生(先輩)が学生(後輩)を育てる」という文化を継承しながらやってきている組織でもあります。
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おいしいお酒を飲んで、ニヤニヤしながらまた今日も生きていきたいです!