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#40 自由は制限の向こう側にある

※音声版は以下からご視聴いただけます!

普段、子ども・若者とかかわるユースワーカーという仕事をしながら、5歳と2歳の子どもの子育てもしている私が、仕事や日常での気づきについて発信するチャンネルです。

さて今日は、「自由は制限の向こう側にある」というテーマで、お届けしていきます。


◯ライター講座を受けてみて

最近、ライター講座なるものを受けています。関西圏を拠点にしているのですが、神戸にあるなりわいカンパニーさんが主催されている連続講座に参加しています。

「ライティングだけじゃないライター講座」というネーミングに集まった人たちとの学びの機会です。

「文字は書ける」

でも、肝心なのは何を書くかの中身が大事だ!
と常々思っているので、同じような意識の人たちとが集まっていてとてもワクワクしています。

◯ ”形容詞を使わない”

講座の中で講師の方の、その一言に、ハッとさせられました。

この3月までは、小中学生たちと長期休みにキャンプに行く仕事をしていました。キャンプから帰ると子どもたちの数日間の様子を大学生ボランティアが報告書にまとめます。私は、その文面のチェックをするのが仕事でした。

その子が頑張ったことを「○○を頑張っていました」と書き、
思いやりのある言動を「お友だちにやさし苦していた」と表現してしまいます。

なにせ、「その瞬間の子どもの画が浮かんでこない」文章というのがよくありました。内容として、「いいこと」「うれしいこと」は書かれているのですが、読み物としてはイマイチしっくりきません。

作文した大学生に対して、そのときの子どものどんなようすを見て、「頑張ってる」って思ったの?という理由やそのエピソードについてヒアリングをしてきました。

別の言い方だと、そのときの子ども同士、子どもとどんな会話のやりとりをしましたか?と聞いたりしていました。

「頑張った」という言葉を使わずに、読んでいる人が「頑張ったんだな〜」と思える文章がいい文章だよ。

「やさしい」という言葉を使わずに、読んでいる人が「やさしいやん!」って思える文章がいい文章だよ。

これまではそんなやりとりをしながら、大学生たちに伝えてきました。

「形容詞を使わない」

今回、すごく端的なその表現を聞いて、「なるほど!」って思わされました。

「その手があったか〜」と。

それがわかったからといって、すぐにできるわけではないです。
別に講座に参加したからといって、すぐにいい文章が書けるわけなんてことはないわけです。

◯「制限」という不自由さで自由になれる

ただ、「使わない」というのは、「制限」にあたります。
「制限」って一見、嫌なもの、不自由なもの、
そんなイメージがある方も多いのではないでしょうか?

文章を書くときに、「形容詞を使わない」

その一見、「自由じゃない」、「制限がある」中で書いた経験こそが、
将来、人が読みたくなるような、自由な文章表現に近づくのだろうと思う機会でした。

皆さんも、将来の「自由」のために何かを「制限」しながら続けてみる。
そんな習慣を何か一つ考えてみてはいかがでしょうか?

「自由は制限の向こう側にある」

今日はそんなテーマでのお話でした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
では、また次回お会いしましょう!

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おいしいお酒を飲んで、ニヤニヤしながらまた今日も生きていきたいです!