#41 言葉の解釈をそろえるって重要だよね
※音声版は以下からご視聴いただけます!
普段、子ども・若者とかかわるユースワーカーという仕事をしながら、5歳と2歳の子どもの子育てもしている私が、仕事や日常での気づきについて発信するチャンネルです。
さて今日は、「言葉の解釈をそろえるって重要だよね」というテーマで、お届けしていきます。
同僚のスタッフと話をしていた中で気付いたことです。
◯「見立て」に対する抵抗感
「”見立て”をするってなんか抵抗あるんですよね」
スタッフとの会話でそんな話になりました。
僕らが働くのは、毎日50人から多いときは100人ぐらいの若者たちがやってくるセンターです。
単に遊びにきてリラックスしている子もいれば、今まさに!な悩みを心に抱えてやってくる子たちもいます。
そんな子たちとコミュニケーションをとるのが自分たちの仕事だったりするわけです。内容としては、日常のちょっとした相談からちょっと込み入った相談まであります。
僕らの仕事の中心にあるのは、「リアクション」だろうな〜って思っています。その場所にやってきた子を、どんな表情や言葉や態度や距離感で迎えるかを意識しながら、その時々に合った言動を選択する仕事だと思っています。
◯リアクションで勝負する現場における鉄則
リアクションで勝負する現場において、「相手の状態を知る」こと、要するに「見立てをもつ」ってとても大事だったりします。
冒頭で話した、スタッフが漏らした抵抗感は、「見立て」という言葉の解釈が少し違うんだろうな〜と思います。
一般的には、「よいもの・合うものを選ぶ」とか「診断する」みたいな意味なので、「勝手に決めつける」感じとか「こちらが思うよいものを押し付ける」感じなどに抵抗感を持っていたようです。
今回使いたい意味合いとしては、
・その子にとってのよりよい支援やサポートにつなげるために、
・それぞれの人の解釈を持ち寄ることで、その子に対する理解を深める。
ということだと思っています。
そんな話をすると、「なるほど!それはよくわかりました!」という反応をくれました。
自分が何気なく使っている当たり前の言葉を、相手はちがう解釈で捉えていることがあります。
一人でできることなんて限られているこの社会。
他者と協働をしながら成果につなげていくためには、
こうした一つひとつの「解釈のちがい」を紐解きながら進めていく必要があるんだと思います。
今日は「言葉の解釈をそろえるって重要だよね」というお話でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
では、また次回お会いしましょう!
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