Fumie Katano

Fumie Katano

    最近の記事

    ターゲット明確化とUIUXリサーチ方法について

    コインチェックが持つ課題として、多サービス化に伴い各サービスで最適なUIUXを提供できていないということがあります。UX部がUX戦略を行う意味の記事でも説明してきましたが、弊社のプロダクトは多サービス化を前提として作られたものではありませんでした。そこで、まず各サービスが持つ特性に対して、どんなユーザーをターゲティングすべきかを明確にする必要があります。その上でターゲティングしたユーザーが、弊社のプロダクトをどう利用しているかをリサーチし、提供すべきユーザー体験をデザインする

      • UX部がUX戦略を行う意味

        はじめに現在コインチェックでは新規事業が増え、サービスが多角化しています。 そしてそのサービスが持つ特性ごとに、ターゲットとなるユーザーのモデルも変わってくるものです。 既存プロダクトのUX設計が多サービス化を前提としたものでないことから、ターゲット像が複数になった現在、各サービスにおいて優れたUXの実現ができないという問題が発生しました。 またUX部内では、競争優位性である優れたUI/UXの認識が不明確であること、各サービス特性とそのターゲット属性が不明確であることの問題

        • 分析時の思考パターンについて

          分析者はデータ分析をする上で、しばしば事象同士の比較を行います。その比較対象は相関の関係にあり、因子の作用や因果の強さを見落とすことが結論へのミスリードに繋がりかねません。 そこで分析する時の思考パターンの注意点をまとめました。 事象の関係性について データ分析をする上で、思考の核心のメカニズムから事象の関係性を把握すると言うことが重要になります。 「y=ax+b」数学の関数で相関を表せますが、日常には相関が多数成り立っています。 例) 降水量と河川の増水 自動車のス

          • コインチェックUX部におけるデータアナリストの役割

            コインチェックUX部データアナリストの片野です。 分析の分野において、データアナリストやデータサイエンティスト、データエンジニア、また分析担当者といったデータ職種は多岐に渡り、会社によってその概念が違うことが多々あります。そこで弊社のユーザーエクスペリエンス部データアナリストについての紹介をさせていただきます。 ユーザーエクスペリエンス部の組織ユーザーエクスペリエンス部(以下UX部)には、UIUX Design とProduct Analyticsにグループが分かれてます。