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コーチングで人生変わった話①

2019年、27歳の夏。
初めてコーチという人に出会い、初めてコーチングというものを受けた。

人生が変わった体験だった。
大袈裟に聞こえるけど、本当に人生が変わった。

当時、私は焦りと諦めの中にいた。
30歳がやや近くに見えてきて、周りの同期や友人は役職が変わったり、転職したり、結婚したりと確実に次のステージに進んでいる。

私はというと、仕事でもパッとした成果は出せず、ただなんとなく会社に行く毎日。結婚を考えていた彼氏にも急に振られた。

通勤の満員電車に揺られ「今日もだるいなぁ…」と思いながら転職サイトを開き、”今より楽で、給与が良い仕事”がないか探す。別に転職する勇気なんてないけど。

職場では、上司や同僚とは最低限の会話しか交わさずに、定時でササッと帰る。
家に帰る途中のコンビニで、発泡酒とホットスナックを買い、なんとなくテレビとかスマホを見ながら食べて寝る。同じことを繰り返す毎日。
これが幸せというやつなのかもしれない。毎日何事もなく終わっていく、平和と言えば平和な毎日。

でも時折ふと「私ってこんな感じだっけ?」と疑問に思った。なんていうか、学生時代は輝いてた。勉強もそれなりにちゃんと頑張ってたし、吹奏楽部では顧問の先生に「休み要らないんで、練習させてください」と懇願するくらい熱中してた。
一体いつ、この熱量がなくなっちゃったんだろう。

遠い昔を懐かしみながら、今の自分を「これが私なんだ」と言い聞かせていた。


そんなある日。

取引先企業に先輩と訪問した帰り道に、ふと「転職、考えてるんですよね。」という言葉を私は口にした。

先輩は「そっかぁ。。。これから転職して何したいの?」と聞いてくれた。

私「やりたいことはないんですけど、何となく転職したくて。。。」(何にも決まってないのに、なんで言っちゃったんだろう。)

その後、先輩はひとしきり、
どうして転職を考えたの?どんな職種とか業界とか考えてるの?給与はどのくらいがいいとかあるの?とか色々聞いてくれた。

でも、全然答えられない私を見て先輩は、

「この人に相談してみると良いかも。色々聞いてくれると思う。」と、ある人を紹介してくれた。

その後も色々話を聞いてみると、先輩も今後の事に悩んでいた時に、その人に相談し、何やらスッキリして、今後が明確になったらしい。

ふーん、そんなことあるんだ。と他人事のように思いながらも、とりあえずその人に会ってみることにした。


この時は知らなかったけど、それが「コーチ」という人だった。


続く。

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