小2の時の作文を再現しよう

小学校1年生から6年生まで通っていた塾があるのですが、そこでは毎週作文をかいて提出することになっていました。テーマはとくになく、提出すると先生が帰る時間までにコメントと大きなはなまるをつけてくれました。

さて、今回はその塾に通っていたころ、小学校2年生8歳くらいにかいた作文を大学2年生19歳の私が再現してみます。当時をゆるゆるライトに振り返っていこう〜。

いま手元にその当時の作文はないのですが、もともと先生たちから評判のよかった作文は数本覚えていますし、さっきお風呂に入っていた時にちゃんと内容もタイトルも思い出したので、なくてもたぶんいけちゃうだろうというサクッとした気持ちです。

「やさいの音」

トン。トン。トン。この音がきこえるたびにわたしはげんかんのほうへはしっていきます。おとうさんがげんかんをあけようとしている音だと思ったからです。でも、ドアはひらきそうにないです。なので、がっかりしておかあさんのいるキッチンにいきました。すると、おかあさんはやさいをきっていました。トン。トン。トン。まないたの上できられるやさいの音をきいてわたしはハッとしました。トン。トン。トン。とことことことこ。

ゆるゆる振り返る

作文自体はこんな感じだったと思います。とくにラストの表現は異なるものの、玄関の鍵を開ける音と野菜が切られる音の聞き分けができなかったという内容は同じです。

「トン。トン。トン。」という擬音は正確には正しくないのですが、当時自分が知っている表現の中で一番しっくりくる擬音が「トン。トン。トン。」しかなかったので、妥協してかいた覚えがあります。

家族との夕ご飯の時間が好きで、夕ご飯ができるまでのお腹すいたなー、ご飯できるのまだかなー、お父さんまだかなーというソワソワした時間も好きだったなと思い出しますね。

自分が聞こえた音、受け取ったものを今よりももっと直感的にまっすぐ信じていたんですね。8歳。

かくって好き?かくって学び?学びって好き?好きって学び?

この塾では作文は、初めやタイトルに擬音をつけるとおもしろいよと教えてくれたので、毎回それなりに乱用していた気がします。今でも劇作をするときは擬音が頭によぎりながら、たまに無意識的に声に出しながらかいています。(『バクマン』の新妻エイジをもう少しマイルドにした感じです。)

今思えばよくもまぁテーマもなしに毎週毎週数十分でかけましたね〜と自分のことながら感心してしまうのですが、私はこの塾の学習カリキュラムの中で作文が一番好きでした。好きだから純粋な気持ちですらすらと書けていたんですねー。思えば中学でも、高校でも、大学でも、なにかをかく時はここの「好き」に頼ってきた気がします。

年に一回、塾内で作文コンテストが開催されるのですが、そこで学年優秀賞で盾?トロフィー?みたいなものを小学校5年生の時にもらい、塾が発行している誌面に自分の作文が載ったことがあり、調子に乗っていました。翌年では学年優秀賞のさらに上の大賞を狙ったのですがだめでした。ここで狙い過ぎはよくないのだなということを学べました。12歳。

いまは何かしらの劇作のコンクール的なものに応募してみたいなと模索しているところです。今度はどんな学びがあるのかなぁ。19歳。


おしまい。お付き合いありがとうございました。



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