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初めての試作開発実践講座GarageBootCampを開催し、スマートロック開発に挑戦しました

2020年2月12,19,25日の3日間、リアルテックベンチャーのインキュベーション拠点であるCenter of Garageにて、初めての試作開発講座Garage Boot Campを開催しました。テーマは「スマートロック開発」です。

3日間かけてものづくりの第一歩であるプロトタイプ(試作品)づくりを一通り経験してもらいながら、製造プロセスの実際を肌で感じることで、今後新規事業を行う際のヒントや、リアルテックベンチャーに対しては町工場の方とのコミュニケーションをスムーズするきっかけを提供しました。このような、製造プロセスを一通り体験したい方はぜひお声がけください。

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DAY1 プログラミング


すべてのものづくりのスタートはアイデアを元にプロトタイプ作りからスタートします。今回のテーマである「スマートロック」に関しても、株式会社フォトシンスの入室管理システムアケルンが有名ですが、彼らが最初にリバネス主催の第2回テックプラングランプリのプレゼンをした時は、まさに試作品を持参したことで大手企業との実証実験が実現しました。

DAY1はスマートロックに必要な鍵として働くサーボモーターと、ドアの開閉を磁石を使って認識するためのリードスイッチ の制御プログラムの作成をしました。マイコンボードであるArduinoを扱うのが初めてのかたもいましたので、「Lチカ」といわれるマイコンボードを扱う人が最初に皆行うプログラムを体験した後、インプット→制御→アウトプットの流れを体験しました。

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実際に思った通りに動いたときの感動は子どもも大人も同じです。


DAY2 FeliCa認識 成形型の製作

2日目は前回基本を学んだプログラミングを元に、自分のSUICAなどのFeliCaだけで認識するスマートロックを作成するためのプログラミングを前半行いました。Arduinoの専用のライブラリを導入し、自分のFeliCaのコードを読み取った上で、プログラムを作成。ブレッドボードでの作成なため、配線などに苦労しながらも皆さん無事作成することに成功しました。

その上で、次にケースの作成に入ります。試作品の場合、最近は3Dプリンタを使う場合が多いですが、サイズが大きいためシリコン型を使うことに決定。そのための、元型となる3Dデータの作成方法について紹介しました。参加者の皆さんには大きな部品の作成はできないので、オリジナルのエンブレムの作成を、FUSION360を用いて実施。思い思いのイメージをコンピューター上で形にしていきました。翌週までに3Dデータはプリントされました。


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DAY3 樹脂成形後のアセンブル 製造プロセスの現実

3Dプリンタしたエンブレムを使って予めシリコン型をスタッフで作成させていただき、ウレタン樹脂を流し込んで成形する体験をおこないました。3Dプリンタを使ったPLA樹脂とウレタン樹脂の特徴を比較することができました。

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シリコーンの形をつくり、型抜きしている様子

そして、全ての部品が揃ったところでアセンブルを行い、動作確認を行いました。試作品なので配線などが取れやすく注意しながらセットをし完成です。一部電力が足りないという問題も発生していましたが、電池を2つ取り付けることでPCなどを繋がなくても自律的に動くことができました。

実際に活用するためには、部品の固定などいくつかの要素が必要ではありますが、

一からプログラミングを学んだ人でもスマートロックの試作までは合計9時間で実現。

最後に、試作から量産、そしてメンテナンスまでどのような過程で誰とコミュニケーションをとって形にしていくべきかを、スーパーファクトリーグループでの実例を踏まえてご紹介させていただきました。

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完成してケーシングしたスマートロック


参加者の方からも、

「3D CADを使っている客先とのコミュニケーションに活かせそう」
「FeliCaを連動させる仕組みが実は簡単なモノと知った」
「製造プロセスにおける注意するポイントが学べた」

など評価をいただきました。今後、大手企業からベンチャーまで様々な方の「製造」に関するハードルを下げて、社会実装に向けた製造の加速をスーパーファクトリーグループと共に行って参ります。自社で開催してほしいなどのご要望がございましたらご連絡ください。



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