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業務改革における「6つのNG」

こんにちは。
今日はちょっと経営目線でお話をします。

GWが開け、コロナも落ち着きビジネスの状況も大きく変化していくタイミングかなと思います。

そんな中、業務改革を行うに当たって「絶対NGな業務改革方法」についてお話します。

こちらは、山中さんの中小企業のための「コンサルティング」活用術から内容を抜粋し書かせていただきます。


業務改革で陥る「ダメ・ゼッタイ」

いろいろな方法で業務改革を、する、してきた企業はあると思いますが
失敗談も多く聞きます。

企業様の支援をするに当たっても書籍を軸に「このポイントは外すと失敗するなー。」というポイントが見えて来たので、反面教師Noteとしてまとめてみます。


結論

結論、無闇に施策を打つのは良くないという内容です。

以下に書く、書籍に書かれていた内容でも有効な業務改革につながる施策もあります。
しかし、根拠を持って考え抜かれていたから成功した施策です。(運もあるかもしれません)

目先の「改革した」のために考えなしに行ってはいけないというもので、有効な施策もあります。

重要なのは事前に考えること、しっかりと準備し仕組みを作ってから実施すること

取り組みの良し悪しではなく、流行りに乗っかって何も考えずに行ってはいけない、行いがちなNGポイントとして御覧ください。



①今まで以上に代表が動く

代表や部門長が率先して動いてしまうというケールがあります。

トップとして動くというのはとても大切ですし、背中を見せる!というものとても効果的だと思います。

しかし、「組織」の目線で考えるとデメリットも生じます。

マネジメントの立場としての成長が阻害されたり、本来見るべきところに目が行き届かなくなったり。

結果、表面上は解決したが、見えない課題を生むことにもなりかねません。

特に中小企業ほどこの傾向が顕著です。

外部リソースやメンバーを一定頼ることも重要。
過剰にトップが動くことは良くない結果を生むリスクがあります。

②理念、ビジョンを変更する

理由にもよりますが、一貫性がブレる変更は良くない変更だと言われています。

ビジョンを変える行為はとても大きな効果を生みます。
良くも悪くも。

理念やビジョンは変化するものですが「変わることがあっても変えるものではない」ものです。

目標は特にそう。
目標値は達成できそうな数字に下方修正するものではなく、達成できるように思考するものです。
ぶれてはいけません。

現場でも同じです。
「今月はこれくらいでいいか」という目標はありません。

目標は絶えず負い続ける。大切なビジョンは一貫して保ち続ける。
組織力を維持するためにぶれてはいけないものもあるということですね。

③人海戦術、中途採用

採用は、企業成長に当たって欠かせない要素です。
しかし、仕組みがあってこそ採用後の人材が活きるものです。

「とにかく採用!」で仕組み作りをおろそかにした場合、お互いに失敗と感じる採用が生まれてしまう可能性があります。

また、根拠のない人海戦術も同様です。

必要な改革の難易度もコストも高まります。
高いコストで低いリターン。ギャンブルのようなものです。

人海戦術と歌うのであれば、根拠や効果検証を行いつつ、人海戦術が活きる仕組みを作るべきです。

なにをするにも仕組みを準備することは大切です。

④人事、評価制度の変更

人事や評価制度を変えて社員のモチベーションを上げる。
全体が納得できる、良い変更もあるでしょう。

しかし、データで見ると事前説明も意図も見えない制度変更は現場の競争力低下に繋がります。

経営目線と現場目線は異なります。
どちらも正しい、どちらも間違っているケースも往々にしてあります。

マインドやモチベーションを変え、改革ができる蓋然性があれば良いですが、そのような人事評価制度って果たして存在するのでしょうか…?

変更のコストと、現場への影響を鑑みると、安直な変更は会社としての競争力低下に繋がる可能性があります。

⑤部署異動含めた組織再編

人海戦術同様です。
組織を替える、配置転換をするだけではなかなか改革に繋がりません。

適切な配置であるなら問題はありませんが、大規模な組織再編を従業員の希望のみ聞いて失敗したという企業もあるようです。

ここも深く考え実行する必要のある施策ですね。

⑥パッケージ型施策の実施

これは外部コンサルやシステム導入に関わります。

システムの導入や、外部研修などは非常に効果的です。
しかし、本当に自社にあっているのか?は考える必要があります。

パッケージ型の施策、システムは他者でうまくいった施策かもしれません。
しかし、自社でうまくいくという保証はありません。

同業種だから、同じ悩みを持っているからなどの共通点もあるでしょう。
それだけの共通点で果たして成功するのでしょうか?

「頭痛」一つとっても要因はたくさんあります。

頭痛薬で治るのか、肩こりから来ているのか、ドライアイなのか、重い病気で手術が必要なのか…

他の人が市販薬で治ったから、それで治る。という保証はないですよね?
そこで重い病気が隠れていたら手遅れになります…

会社の改革も同じです。

外部に頼る場合は、明確に依頼事項をまとめるか個別具体的な支援、カスタマイズができることは重要になります。

以上です。

まとめ


今回は以下書籍を参考にまとめさせていただきました。

私自身も参考になる内容が盛りだくさんでした。

何かを変えるためには、深く思慮する必要がある。
一方、まずはやってみる大切さも知っているので、とても考えさせられる内容でした。

このNoteでご興味を持っていただけた方は書籍もぜひ御覧ください。

お読み頂きありがとうございました。
お疲れ様でした!


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