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誰に失望されたくないのかといえば

書くことがなにも思い浮かばない。

動画配信サイトの進撃の巨人を流して、読みかけの本を膝に置いて、別の読みかけの本を何冊も足元に積んで、スマホではYahoo!ニュースと漫画アプリを開いている。
テーブルの上にはなにもないが、流し台には昼食の皿が置いたまま。
切ったり分けたりして冷凍保存しなければならない食糧が、冷蔵庫と調理台を占拠している。
室内用のパーカーと靴下が、デスクの背もたれに引っかかっている。洗濯カゴは満員御礼、一回では微妙に洗いきれない量だ。
目の前のコップには昼間淹れたコーヒーがまだ残っていて、冷めきったそれを、さっきから未練たらしくちびちび飲んでいる。

見事なまでのとっ散らかりようで、ちょっと可笑しい。

可笑しいけど、明日の自分に恨まれたくないので、せめて歯磨きくらいはすませてしまいたい。
あとはできればこれを書き終えて日付が変わる前に更新したい。

進撃の巨人は、ファイナルを再履修したので最近放映された「完結編 前編」というのを、このあと見る。
原作は最後まで読んだので話はもう知っているが、アニメ版があれをどんなふうに描くのか楽しみ。
ヒッチがアニに置いて行かれるシーンは、何度観てもやるせない気持ちになる。アニに悪気はないんだろうけど。
進撃の脇役達が好きだ。

足元に積んである本の一番上にあるのは「「未熟さ」の系譜」。
ジャニー喜多川の件があったので、気になって借りた。なぜわたし達は「未熟なスター」を求めるのか?という内容だ。まだまえがきのはじめのほうしか読んでいない。
膝に乗っているのは澤村伊智の短編集。霊媒師の姉妹が出てくる。

本ばっかり触ってる。
読んでないことも多いから、本ばっかり読んでる、とは言い難い。だが自分でもびっくりするくらい常に本を持ち歩いているし、眺めている。
部屋に本があると気分がいい。読むものがある状態が好きなのだ。

ああ、いい加減にしないと日付が変わる。
観念して、寝る用意をしよう。
歯磨き。なにはなくとも歯磨き。

なんにもできない日といのはあるのだ。
それでも、なんにもできなかったなりにグチャグチャ考えたり、習慣をこなしたりした自分を褒めたい。
明日は今日よりよくなっているであろう自分に色々任せつつ、今日も生き延びた自分を褒めたい。


今日はそんな感じ。
では、また。

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