病気宣告は誕生日だった🎂
2020年3月12日
55歳の「誕生日」
移住して3回目の「島根県松江の春」
3月末に結婚〇周年を迎える「記念日」
可愛い姪っ子が新しいチャレンジにむけて頑張っている「つぼみの時」
3月末に新事業の設立を控えた 「さくらの季節」
新型コロナウィルス感染が世界に更に大きく広がろうとしている 「とき」
病院に向かう車の中で
『今年はまだ肌寒くて桜はまだまだ咲かないね～』
などと他愛もない いつもの会話。
なんと55歳の誕生日 その日が 『乳がんの宣告』 の日になった。
2月11日 人間ドックを受診して
2月15～16日 福山の温泉に実母と兄と主人と私で家族旅行へ
（この時外出自粛の今が来るなんて病気になるなんて想像もしてなかった）
2月20日 人間ドックをうけた健康診断センターからお電話で呼び出し
2月25日～ 松江赤十字病院に初受診して精密検査がはじまる
マンモグラフィーやエコー人間ドックで終わっていたので
まずは血液検査と造影剤をつかったCT検査・MRI検査
（造影剤が身体入るとゾワーっと温かくなってちょっと変な感じ）
3月12日 精密検査の結果を聞きに行く日が『乳がんの宣告』の日になった。
その日は
いつもの主治医の先生のお部屋にはいると、部屋の隅にもう一人看護師さんらしき人が座っていた。のちにその方が『がん患者さんのケアやサポートする人』だと知る。
なんかいつもとちょっと雰囲気がちがうなーと思いつつ、狭い診察室で いつも通り ワタシ と 主人が並んで椅子に座って説明をきいた。
先生はとても丁寧にこれまでの検査の結果を一つ一つのことを慎重に説明してくださった。
〇初期のステージ１の乳がんだということ
〇浸潤がんであること(乳管の外にがんが出ている）
がんの特性もいくつかあって
〇がん細胞の悪性度（異形度）顔つきともいう グレード１，２，３で悪い方の”３”なこと
〇ホルモン受容体ない ホルモンを餌にして増えていかないらしい
〇がんの増殖指標(Ki67） 高い＝つまり進行は早いということ
この時点までの検査で分かったことは
■乳がんは初期ステージ１ しこりが2cm以下でわきの下のリンパ節に転移なし
手術と同時に行うセンチネルリンパ節生検で正式に判定するとのこと。
■がんの特性(サブタイプ）はおそらくトリプルネガティブというタイプ
手術後の病理検査で詳しく判定しますとのこと。
■がんの初期治療として
局所治療 乳房温存手術（全摘出ではなく一部悪いところを取り除く）
放射線治療（抗がん剤のあと）
全身治療 抗がん剤治療
先生が説明したくださった資料はこのサイトにわかりやすく説明されている
乳がん情報サイト
https://www.nyugan.jp/
検査結果の画像で印象的だったのは・・
1年半前の人間ドックの時のマンモグラフィの写真と今回の写真を比べてみると
なかったところに腫瘍らしきものがたしかにある。
こんなに短い期間にこんなに姿を変えるんだ・・。
MRIの画像は前回診察の時にも見たけれど
その日に見たそれは暗闇の中の星空が広がるように光を放っていた。
これががん細胞か。。
なんか美しくも感じた。
予想はしていたけれど、やっぱり黒だな。
初期でおそらくステージ１だけど、がんの特性的にはちょっと厄介かもしれなぁと。
これからの手術や治療の期間は長期戦になりそう。道のりは長いな。
抗がん剤の副作用は少なからずあるでしょうと。
個人差はあるけど髪の毛も必ず抜けますと。
手術も心配だけど、抗がん剤の副作用（脱毛）のことやっぱり気になる。
「髪はおんなのいのち」とかいう言葉が浮かんできた（笑
直観的にした質問は・・
〇手術 抗がん剤などの治療のスケジュールはどんな感じ？
〇術後、治療中 どのくらいで復帰できるのか？
〇髪の毛抜けるのは いつ頃から？
〇大切にしているマインドフルネスヨガの講師は続けていけるのか？
〇日常の生活や家事などに影響がでるのか？
あんまり覚えてないけど、そんなことを聞いた気がする。
3月末に会社設立を控えていて、
準備や設立手続き系など大丈夫かな？
その後もいつも通り仕事続けていけるのかな？
立ち上げメンバーの仲間たちに伝えなくては・・
先生の答えはとてもシンプル・・
ポジティブなものが殆どで、もちろん個人差はあるけど、仕事もヨガ（むしろヨガはリハビりにいいですよと）も続けられますと。
ただし治療にはかなりの身体の負担（副作用など）もあるので覚悟をもって臨んだ方がいいですねとやさしい言葉で答えてくださった。
『神は乗り越えられる試練しか与えないという』
自分がこれから向き合っていくことは、これからの人生を豊かにするための経験になると信じたい。
これからの治療は、ネガティブになってもいいことないしね。
しんどいとき、弱音はくかもしれないけど、できるだけポジティブに楽しんでいこうと思うのでした。
これまでそうだったように、閉ざすことなくオープンに。
Notesにも綴っていこうと思う。
3月12日 病気宣告の日
3月26日 新会社を設立した日
4月の手術がおわって退院した日
主人は いつも 大好きなお菓子屋さんで
ケーキ🍰を買ってくれた。
なにか私が落ち込んでいそうなとき
何かの一区切りがついたとき
がんばったなと言ってほしいとき
必ず 🍰を買ってきてくれる（笑
それは
とってもあったかくて
うれしくて
あまくて
おいしくて
2人で楽しく老後を過ごすためにも頑張らないとなと思うのでした。
では、次回の独り言も気まぐれに綴ります。
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