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自動水やりシステムを作ってみる

我が家のバルコニーにはある問題が。
それは暑すぎる事。

まだ6月だというのに40度を超えた日もある。これでは我が家の草たちが弱ってしまう。

何とか冷やす方法を考えねば。

という事で温度が上がりすぎると自動で水を撒いてくれる装置を作ることにした。


必要なもの


全てアマゾンで購入した。

それぞれの商品の簡単な説明。

電磁弁

電磁石の原理を利用して流体の流れを制御する装置。
停電時にバルブが開きっぱなしになると困るので今回は電流を流すと弁が開き、電流がなくなると弁が閉じるタイプのものを買った。

ESP32と温度センサー

左側の黒い長方形の物体がESP32というマイコン。
今回はこのマイコンを使い温湿度データの取得と電磁弁のオンオフを処理させる。1つ800円程度でwifiも使えて何でもできるので便利。

右につながってる細長いものが温湿度センサー。
マイコンにつないで決まったコードを書くだけで温度と湿度が取得できる優れもの。

リレーモジュール

今回はマイコンからの5ボルト出力の信号で、家庭用の電源100ボルト操作を行い電磁弁を開閉する。
そのために必要な回路。


概略図

今回作る装置の簡単な説明
①のセンサーで温度と湿度を測定
②のマイコンで温湿度の読み取りと電磁弁の開閉処理
③のリレースイッチで5v直流から100交流を操作できるようにする
④の電磁弁で実際に水流を操作する


回路図を書くとこうなる。


リレーモジュール配線

リレーモジュールの配線はとても簡単

コンセントのケーブルを切って

モジュールにつける

完成


次はマイコンの動作確認へ

オンオフを繰り返すコードをマイコンに書き込んで動作確認

電球を5秒おきにオンとオフを繰り返すコードを書いてみてちゃんとリレーが働いているか、マイコンが正常に動作しているかを確認した。

正常動作が確認できたので次はマイコンをwifiに接続してブラウザのボタンからオンオフを動作をさせてみる

こちらも正常に動いた。これでスマホやPCからバルコニーの温度をいつでも確認可能になり、ブラウザのボタンから水まきまでできるようになった。

完成版コードをマイコンに書き込んでコード側の作成は完了!

さて、次は散水チューブをバルコニーに張り巡らせていく作業。
これが一番めんどくさかった…


きちんと散水チューブを設置出来たらマイコンと回路類を防水ボックスに入れていく。これで外に放置していても大丈夫になる。


最後に温度計を適当な場所につるして動作開始!!


最終動作確認成功!!
気温が37℃を超えると自動で散水して温度を下げる機能とブラウザから遠隔操作で水を撒ける機能を作成。
今年の猛暑はこれで乗り切れるはず。


おしまい。

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