日本企業の「Azure OpenAI Service」使用検討が広がる
昨日、「Azure OpenAI Serviceであれば日本の大企業もOKを出す様だ」という話を書いたばかりですが、本日も同傾向のリリースがありましたね。
みずほ銀行は昨日時点では何のサービスを使うかわかりませんでしたが、やはりAzureでした。
昨日は三井住友、UFJの使用が発表されていましたね。
余談ですが、全部〇〇〇〇-GPTという名前になっている点は少し興味深いですね。
SMBC-GPT、PX-GPT、Benesse GPT…と、う~ん、流行りに乗ったというべきか、なんだかブランディング戦略を感じるというか。
どちらでしょうね。
国や省庁も
農水省での具体的な導入検討事例も出始めました。
やはりこちらもAzureです。
そして政府は検討チーム設置です。
つまりは?
日本は、OpenAI & Microsoft陣営の実験台になることを決めたと言えます。
先行者利益と言えば、そうでしょう。
検討不足のハードランディングで国民の生活を軽視した施策と言うのも、その通りでしょう。
確実な未来はわかりませんが、昨日今日のニュース群だけでも相当な数の「普通の日本企業の人」が業務上でAIに触れる事になるのは確実です。
下記、Googleで調べた人数です。(正確かはわかりませんが…)
農水省:21000人
パナソニック:90000人
ベネッセ:15000人
三井住友:103000人
UFJ:168500人
みずほFG:52000人
合計すると、約45万人にもなります。
すべてのグループが一斉に全員に使わせるとは限りませんが、少なくともパナソニックやベネッセは全員とうたっています。
日本の労働者数は約6900万人なので、上記の数値が正しいならば約0.65%です。
デスクワーカーという意味で言えば、1%くらいは対象なのではないでしょうか。「もう」1%です。
おそらくは氷山の一角でしかなく、そして、まだMicrosoft 365 Copilotも出ていないのに、です。
3月時点での私の予想は、AIは確実にキャズムを越えるものの、ベンチャー・新興企業・IT企業から順に少しずつ広がっていくという想定でした。
サム・アルトマンCEOの来日から確実に潮目が変わりましたね。
確かにこれは「ルビコン川を渡った」のかもしれません。
日本の進むその先は、ローマか、はたまた…。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?