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WCS2022を終えて

・はじめに

どうもezuです。
先月ポケモンワールドチャンピオンシップス2022に参加する為にロンドンに行ってきました。

参加するかどうか悩んだ大会でもありましたが結果として素晴らしい経験をすることができました。
そのため今回日記と言うか感想を残すかと考え、重い腰を上げて筆を執っている次第です。(写真多めです)

※投げ銭がついてますが、全文無料で読むことができます。

今回の旅の相棒ボーマンダ

改めまして私は仙台でポケモンカードをプレイしているezuといいます。
2019シーズンのスタートデッキブームでポケモンカードを始めて2020シーズンで競技に参加開始、WCSDAY1の権利を獲得しました。

ポケカを頑張ってみようと思ったきっかけは3つあります。
1つ目は同時期にはじめた友人のコウさんがJCS2019でベスト16に入ったのを見ていて羨ましかった事、2つ目は今回のWCS2022でTOP4になられた有名プレイヤーみやししさんのnote【ポケモンカードを初めて1年で世界大会に出場する話】を読んだ事、3つ目は私が仕事で仙台に引っ越しをしたばかりで暇をしていたからでした。

それからコロナでCL等の大会開催が不安定な時期が続き早3年、無くなると思っていた権利は持ち越され、今回遂に開催されるWCS2022ロンドンの地に私は立っていました。

やっとここまで来た

・準備


段取りは八部なんて言葉がありますが、準備が1番大変だったかも知れません。
過去にWCSに参加された方々の記事を探したり、直接聞いて何が必要かを調べました。少しでもWCSのレギュレーションに慣れたいと思ったため、東京のメモ杯に参加し、日頃の練習においてもPTCGOを活用して色々な人に相手をしてもらったり。
コロナの影響もハードルを上げていたと思います。
お金もたくさん使いました。

幸い私は同じ様な熱量でポケカをする仲間がいたので、様々な形でサポートをしてもらい、何とか最低限の環境は作れていたと思います。
仲間にとても感謝。

ロンドンではこれずっと持ち歩いてた

使用するデッキを決めたのはWCSの1ヶ月前頃でした。
使用したデッキはアルセウスインテレオン。
このデッキにした理由は安定性の高さと、100人規模の非公認大会でも使用し優勝していた為、プレイングに自信があったからです。

決めてからはシェア率の高そうな各対面とのプレイングを詰めたり、使用予定のデッキが急遽使えなくなった時に困らないよう別のデッキを試したり、リストの最後の1枚まで何を採用するのか、何が何枚必要なのかを大会前日まで繰り返し思案しました。

使用したアルセウスインテレオンDAY2ver. ボールを減らしてはいけなかったかも知れない
やる事ある程度やったら後はこれしか無い


・DAY0:出国


荷物を持っていざ羽田空港へ。
飛行機の出発時間は23時35分の為、ロンドン入り前に最後の日本での食事を楽しみながら仙台でゆっくり時間を潰す事に。
以下写真にて

荷物がエグい。これで半分。
最後の麺
ポケセンで相棒を購入
飛行機の出発が大分遅延したので空港のラウンジでもゆっくり
遂に出発!!

機内では新潟の強豪・B兄さんの隣の席になり、仲良くなることができて爆アドでした。今大会では大変お世話になりました。
他にも同列の席にはポッ拳世界王者のすぶたんさんとVGCのJCSで3/3TAのじぇらーるさん
今回は何か行ける気がして来ました。

頼んだのと別のものが来た機内食

フライトを終えてロンドンへ。
直行便でした。

遂に到着!!

到着してヒースロー空港から宿泊先のノボテルエクセルロンドンまではバスで移動。
ホテルの部屋はJCS2022準優勝のキリカくんにお願いして同室にしてもらいました。
今回の旅の救世主です。
本当にありがとうございました。

ホテル出たらすぐ会場なのは助かった

それから会場に入り夕方にある大会のチェックインまでは予約したポケセンで買い物をしたりグリルくん、ウィリアムさん達のトレードを見学したり。

兎に角スゲーってなっていました
ろんろん
でかいピカチュウ
予約が機能していないDAY0地獄のポケセンにて
トレードエリア
チェックインでもらえるウェルカムキット

会場散策やトレードを見ているだけでも楽しくてつい疲れを忘れてしまい、長いフライト後の大会前日にも関わらず体力を限界まで使うという明らかなプレミをしました。
次回があるならチェックイン終えたら遅くならないうちにホテルに戻ると思います。

そしてDAY1へ

・DAY1:開会式&死闘


時差ボケと興奮で殆ど眠れていない状態。
しかしそんな事は覚悟していたのでテンションで乗り切る事に。
ここまで来て簡単に負けたら何しに来たのか、今までの事をぼんやり考えながら朝食を食べて会場へ。

朝食会場でキリカくんと
毎日こんな感じの朝食でした
会場のエクセルロンドン
感動の開会式

開会式を見ていると途中で選手パスをつけている方々が一斉に動き出し、試合時間にも近づいていたのでTCGのマスターエリアに移動しました。
そして私の世界大会が始まりました。

WCSデビュー戦

以下DAY1マッチアップ
1.パルキア先行×○-
2.パルキア先行○○
3.アルセウスインテ後攻○○ほうほうくん(福島…)
4.パルキア後攻××ゆいとくん(福島…)
5.ミュウ先行○○
6.白馬パルキア先行○○だんのうらさん
7.ハピミル後攻○×○
8.WTB後攻○○

6戦目以降の先後が必死過ぎて曖昧です。
途中デッキチェックを2回されて、その内1回はスリーブに傷があって交換を要求されたので、その場で直ぐに新品のスリーブに入れ替えて事なきを得ました。

よくできました

結果は6-1-1でDAY2進出!!
必死でした。

2-1-1からもう引き分けも許されない崖っぷち。
5戦目を終えた時点でだんのうらさん、ヨネタクさんと同じポイントだったので必ずどちらか、もしくは両者と当たると思っていたのでとてもプレッシャーを感じていました。
引き分けが発生しやすいこのデッキで本当に頑張った。
欲を言えば序盤に転ばず配信に出たかったな。

DAY2に抜けられた喜びも束の間、既に時刻は現地21時を過ぎており私はすぐにジャッジステーションへ。
DAY2のデッキリストの提出期限を確認してからホテルに戻りました。
ホテルに戻ってからは軽く食事を取り、寝落ちを挟みながらスリーブを全て新品に交換、リストを調整して深夜から朝方にかけてDAY2の準備終えました。

・DAY2:涙


起床後駆け足で朝食を取り会場へ。
DAY2は同室のキリカくんも参加なので2人で向かいました。

DAY2たいよろ

以下DAY2マッチアップと運命
1.パルキア先行○○
2.ミュウ先行×○○(途中でデッキチェック入るが何もなし)
毎回ギリギリな試合ですが、WCSのDAY2で開幕は2-0から入る事が出来ました。
ラウンドが9→8に減った事もあり、このまま順調に行けばトップカットにも残れる可能性もあるな。
そんな甘い事を考えながらも気を引き締めていました。

そして私にとっては運命の一戦、最大の壁。
3戦目の相手は私がポケカ競技を始めるきっかけになった四天王のみやししさん。
みやししさんとの初対戦がまさかのWCSDAY2になりました。
もう勝つしかない、越えたいと願いました。

3.アルセウス空飛ぶピカチュウヒスイジュナイパーサンダース後攻×○×みやししさん

完敗でした。
越えられなかった。
デッキ、プレイング、そして1番重要なこの日の流れ、全てにおいて彼の方が優れた物を持っていたと思います。

負けた後はずっと感傷に浸っていたかったのですが私のWCSはここで終わりではありません。
この後の昼休憩挟み後半戦に入ります。
もう負けたくない。
そう思い休憩中は午後眠くならない様に軽いものだけ口にして、後半戦を迎えました。

4.パルキア先行××
痛恨の事故負け。
2試合合わせて15分ぐらいで終わっていたと思う。

ここで連敗して負けの流れを止められなかった事でメンタルが崩れてしまい、DAY0からの疲れのピークを迎えます。
この後はプレイングも精彩を欠き、自分の未熟さや経験値の無さによる判断ミスもあったため、6戦目を終えたところで上位の目が消えドロップしました。

5.アルセウスインテレオン後攻×○×
引き分けにするべきだった試合、甘かったので今後に活かします。

6.アルセバレット後攻×× YUYAさん
今年の1月のメモ杯で知り合ったYUYAさん
インターバルで次当たるかもねーなんて話していたら案の定。
見た目が派手なのにプレイングが丁寧でとても上手でした。

悔しい終わり方ですが、最後に世界大会で知人と対戦することができ、体力とメンタル的にはもうお腹いっぱいだったため折り合いをつけました。
トップカットに入りたかった。
この後は時間もないので、持ってきたサプライで軽くトレードをしてDAY2を終えます。

夢を見ていたラウンド2
ラウンド3、ここまでメンツがやばい


YUYAさんとモロさん
届かなかったトロフィー

・DAY3:トレード


私の世界大会はDAY2で終わり、ロンドンオープンにはエントリーをしていなかったため、ひたすらトレードエリアにいました。
サイドイベントも欲しいプレマが無くなっていて、チャンピオンフェスティバルにもあまり魅力を感じませんでした。

トレードの一部
トレードしたそばから他の外国人にトレードで取られそうなったデッキケース

後はトップカットの残ったサーニーゴさんとみやししさんを応援していました。

・DAY4:応援


決勝のサーニーゴさんを応援しに行きました。

決勝前のシマダダイチ選手

この日はWCSの決勝を現地で見ることが出来る幸せと、いつかあそこでプレイしてみたいという複雑な気持ちで見ていました。

純粋に優勝して欲しかったけど、準優勝ってめちゃくちゃすごいと思います。
目標はベスト8以上と公言されていたので、有言実行ってめちゃくちゃかっこいい。
シマダダイチ好きだ…となりました。

酒飲んでて顔赤い

夜は会場にいるツイートを見たので直接会いたくなって会いに行きました。
改めて準優勝おめでとうございます!!

WCS終わってホテルのラウンジで一杯ひっかけた
外に出てこれだけは食べとけのやつ
ロンドンにも慣れて帰りたくなくなってきた


・DAY5:PCRと観光


この日のメインは帰国の為のPCR検査。
いつかこのnoteを見返した時に、こんな情勢だったんだなってなると思う。
電車で移動して、検査会場まで迷ったけど何とか時間までに到着し、無事検査を受ける事が出来ました。

電車で移動するボーマンダ、冷静になってこんな事ロンドンでしかせんなあ
だいぶ探してようやく辿り着いた


PCR後の時間は少し観光しました。
ある程度有名なところをサクッと。

ビッグベン
ウェストミンスター寺院

まあまあ疲れたので早めにホテルに帰ったものの、折角なので残りの時間でゴンドラに乗り、適当に食事をすることに。(もう少し観光してもよかったかも)

エクセルロンドン近くのゴンドラ、ポケモンの装飾が施されてる
改札までポケモン
乗ったゴンドラ
なんかいい

ゴンドラ降りた後は評価悪く無さそうな中華とか日本の料理出している飲食店に入りました。
お米があまり美味しくなかったけど味は悪くなかったと思う。
野菜が本当にトマトばかり。

麻婆豆腐丼?

・DAY6:帰国


最終日は午前中に荷物を整理して、昼頃にチェックアウトしました。
お土産も買ったしトレード用のサプライをまあまあ持って来ていたから入るか心配だったけど、何とか収まりました。

これ+1リュックエグい

チェックアウト後はバスでヒースロー空港に移動するのですが、バスの出発時刻まで時間があったので近くのレストランで食事をする事に。
ロンドンでの最後の食事だったのでケチらずに美味しいものを頂きました。

バズーさんに勧められて食べたステーキ

食後はホテルに戻り、バスに乗って空港へ。
無事前日の夜にPCR検査陰性の通知も来ており、MySOSも登録済み。
さようならロンドン。

きれい
ばいばい



・最後に

振り返ってみると、ロンドンでの1週間は生涯忘れられない大切な時間になりました。

現地で一緒に行動してくれたキリカくん、グリルくん、ウィリアムさん、マルくん、さかもとさん、ほうほうくん
仲良くしてくれたB兄さんやYUYAさん、気さくに話してくれたガルシアさん
他にも記念写真を撮ってくれた対戦相手、有名プレイヤーの皆さん
練習に付き合ってくれたクマピ、朗さん、774くん、ラッセンくん(PTCGO枠)
仙台で応援をしてくれていたみんな
本当にありがとうございました。

これで競技は引退しようと思っていましたが、今回のWCSでまたこの舞台に立ちたいと思えたのでもう少しだけ走りたいと思います。

予想もしていなかった

帰国したら私にとって最高の盾をもらいました。
嬉しさと悔しさが込み上げて泣きました。
またあの舞台に立てたらいいね。

おわり。


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