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7/9 福岡の当事者研究の報告!

【午前】
福岡市里親会の定例会のあと、里親・養親・支援者の方たち20人くらい?と当事者研究しました。

それぞれの立場から気になるポイントがそれぞれでおもしろかったです。共通していたのは子どもたちへのあたたかいまなざしと、テーマを出してくれた里親さんへの応援のムードがさすがでした。

里親さんや養親さんたちの経験と知恵を出し合い、今後の具体的な試みがまとまって子どもへの声かけも練習しました。

里親さんのテーマを支援者の方も一緒にぐるっと円になって座って研究するというのは苦労も経験も視点も豊かですごくいい!と思いました。

【午後】
家族会議ワークショップ。
テーマはふたつ。
ひとつめは「役割さんと価値さん」

何かを続けてる人にあこがれて、それに比べて自分は…と思われてた女性の方の研究。

期待に応えたいという想いや、他者評価を敏感に意識しすぎると役割と価値が一緒になってるということがわかりました。

価値さんはいることはわかってるけど感じづらい。
価値さんとはすでにいつも一緒にいて、お母さん、仕事などの役割という服を着たり抜いだりしてるんじゃないかという話しも出てきました。

自分の好きなことが行方不明になると自分を取り戻すことが大切なんじゃないかと言われてる方もいました。
このテーマは引き続き自己研究を続けるお持ち帰りとなりました。


ふたつめは「もやもやのつまり〜爆発の研究〜」

頭の中が大渋滞したら爆発するという男性の方の研究。
誰もいないところでは暴れず、ちゃんと実家に帰ってから暴れてるということでした!

自分の胸のあたりにいる「黒い悪いなにか」が自分はがんばってきた、苦しくても耐えてきた、世の中に認められてるのか?と、どんどん大きくなると爆発につながる。大きくなっていることには気づいてなく、見ても対応方法がわからないから見ないようにしているということがわかりました。

副作用としては他人に迷惑がかかることでしたが、参加者の同じ爆発仲間からは「これから爆発するよ!」の宣言や、割るお皿の爆発事前準備など爆発の作法も紹介されました。

「生きていくための爆発。」という言葉も出てきました。

お子さんが爆発して苦労してる親の方も参加されていて、爆発のメカニズムが垣間見えてとてもよかった、もっと知りたいと言われていました。

ご本人も前向きだったため相談しながら爆発の大切な苦労の経験をどこかで発表できないだろうか・・・と妄想しています。

出てきてる現象は爆発でしたが、
役に立つ
自分責め
価値
どちらもそんなことにつながる研究の午後でした。

今回の福岡も濃い研究で深いところまでたどりつきました。
参加者のみなさん、本当にありがとうございました。

ふくおか当事者研究会の岩崎茜さん、福岡市子ども家庭センターちあふるの山口さん、柿ちゃん、福岡市里親会、里親支援専門相談員のみなさん、ありがとうございました。

里親さんが作ってくださったお弁当のおにぎり、おいしかったー。ごちそうさまでした!


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