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2020年「コロナイヤー」にえぞ財団を立ち上げて

えぞ財団代表発起人の富山です。
未曾有の2020年が終わります。オリンピックイヤーになるはずだった節目の年は完全にコロナイヤーになってしまいました。
そんな年に新たな経済コミュニティとして「えぞ財団」は立ち上がりました。
今年の締めくくりに、「えぞ財団を立ち上げて本当に良かったと思っています。ありがとうございます。」という事を書きたいと思います。

立ち上げた

このプロジェクトは昨年より構想し、年明けにはスタートすべく準備をしてきました。そして新型コロナショックが起き、あれよあれよという間に世界中を巻き込んだパンデミックになり、こんな時に始めるべきかどうか悩んだ時がありました。また緊急事態宣言の中で自分の会社での対応が大変だったというのもあります。そして少しだけ落ち着いた6月に、多くの人が立ち止まってしまうこんな時だからこそと「エイヤっ」と立ち上げました。えぞ財団のキャッチコピーである「さあ、つながろう。学ぼう。動こう。」にもあるように「動こう」と。それから約半年が経ち様々な活動とご縁を作ることができました。団長のナリちゃん、発起人の木下さんはじめ、立ち上げメンバーや沢山のサポーターの皆さんの協力のお陰で、熱量の高い活動を続けていく事が出来ました。その結果、12月31日現在で233名の方々に団員になっていただいております。興味を持っていただいてた方、関わっていただいてた方、本当にありがとうございます。

↓詳しい経緯とその想いはこちらをご覧ください。

↓活動の中身などはこちらをご覧ください。

多様な団員の方々

団員の方々は本当に多様なメンバーになってます。経営者、会社員、フリーランス、公務員、首長、プロスポーツ選手、アナウンサー、エンジニア、クリエイター、専業主婦、大学生、高校生、ハンター(!)などなど。ジェネレーション(世代)も多様です。10代、20代、30代、40代、50代(把握してる限り)。
この多様性が僕自身もとても刺激になります。特に自分より若い方々と接する機会が増えた事は自分にちゃんとおじさんを感じさせてくれます。新たな価値観をインプットでき、もっと頑張ろうという気持ちにさせてくれます。

↓学生コミニティ「Hello」とのコラボイベントは本当に楽しかった!


えぞ財団のドメインは「北海道(地域)」と「経済」です。このドメインでコミュニティの多様性を持ちたいというのは当初から思っていた事で、実現していってるのを嬉しく思います。今までの経済的な団体だとどうしても世代が偏った経営者やビジネスパーソンが中心となってしまいます。これはお作法が昔ながらというのもありますが、会社が主語というのがあると思います。えぞ財団は個人が主語です。
「組織人から地域人へ」というビジョンで会社間を超えたオープンスクールをやったり、複業・副業をテーマにしたり、チームえぞオフィスでバックオフィスの部会を結成したりといち組織内では得られない「越境」を促進しています。肩書きで誰かがマウントを取るような事がない(必要がない)、「フラット」なコミュニティ運営を目指してます。あとこれは厚真町に団長のナリちゃんを訪ねた時に教えてもらった事なのですが、「狭い町では属性なんて言ってられないんですよ。動いてる人は決まってるから何でも関わってくるんです。」なるほどと思いました。これは東京でも、札幌だけでもない「全道」をドメインにしているえぞ財団だからこそで、厚真の例にあるような一つの属性で集まっててもたいして何も起こらない(越境して繋がるしかない)という状態を作れるなと感じています。

多様なテーマ

多様な人が集まっている理由の一つに多様なテーマコンテンツがあると思います。えぞ財団でこだわっているのが「経済」です。最近は他にも北海道でどんどん色々なコミュニティが立ち上がってますが(なまら良いこと!どんどん連携していく!)、「経済」というアイデンティティを持つことでえぞ財団の特色が出てくると思っています。ただ「経済」というとハードルが上がり、ともするととっつきにくくなってしまいがちですが「経済×○○」という形で様々なテーマを扱う事で時にカジュアルに色々な角度から興味を持っていただけたのではと思います。

↓人気企画となった「えぞトーク」。サウナはブームに乗って結構な視聴者数でしたねー。


このえぞトークの他にも、既述もしましたチームえぞオフィスでは法律や複業・副業、HRがテーマになっていたり、ダイバーシティ推進部も立ち上がりました。
「EZO  OPEN  SCHOOL」では、新陽高校の荒井校長や、余市町の斎藤町長、北海道ホテルの林社長、そして私と多様な講師陣となりました。また、大樹町のインターステラテクノロジズさんや東川町、ヴォレアス北海道など実際にツアーを組んで現場を体験しながらその模様を発信したりもしました。
スピーカーの方なども含めて実際に動いている方々がいて、その人自体がまたコンテンツなのです。

そして今年のえぞ財団の集大成が11月28日に行われた「EZO  SUMMIT」でした。2030年の北海道という骨太なテーマから電力、エンタメ、大学、教育、スタートアップという様々なテーマに関わる方々の登壇があり、このような時期にリアルとオンラインの組み合わせで100名以上が参加していただいた事は大きな自信になりました。
これからも多様なテーマを扱い、多様な人が関わってもらえるようにしていきたいと思います。

EZO SUMMIT トークセッション① 続編も近日公開!

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えぞツアーで東川町さんを訪問。
なぜこんなに魅力的なのかの謎がだいぶ解けました。


会社とは違う場を持つという事

僕にはえぞ財団を立ち上げるきっかけとなった体験があります。「元気です北海道。」というプロジェクトです。
2018年9月6日に発生した北海道胆振東部地震の時に立ち上げました。北海道全部がブラックアウトに見舞われ、その時も今のコロナ禍のように混乱しました。厚真町、安平町を中心とした被害では亡くなられた方や今も避難生活を余儀なくされている方がいます。ただその発生から1週間後には広い北海道においてはほとんどの地区で日常生活を取り戻してきていました。にも関わらずメディアの報道などにより風評被害や過度の自粛ムードによる二次的な経済的被害が広がっていきました。当時の知事もなかなか経済に対するメッセージ発信や行動を起こしません。いてもたってもいられず、その時の想いと前向きな発信をする為に「元気です北海道」というキャッチフレーズを作りSNSで発信を開始しました。すると瞬く間に拡散され大きなブームになり、最終的には北海道庁や観光庁、経済産業省の正式な復興キャンペーンとして採用されました。※今でも検索していただくと沢山出てきます。

↓飲食店さんに行って元気ですを投稿

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その時のプロジェクトを進めたのが仲間やSNSで呼びかけて入ってくれた有志メンバーだったのですが、不謹慎ながらそれがめちゃめちゃ楽しかったんです。会社のプロジェクトとはまた違う、利害関係があったり上司部下でもない、組織の関係性がないメンバーが、一つの目標に向かってアイデアを出し合い、すごいスピードでアクションしていくのがとても心地よかったです。そして実際に世の中に広がって動いていく。これ下手な会社のプロジェクトよりずっとパワフルだぞと。
この経験から、会社とは別に民間からスピードを持って地域経済にいい影響を出せる事、会社とは別に越境をしてコミュニティができる事の必要性を感じたのです。「元気です北海道」は時限的でお金が発生してないので有志の熱量だけで動かせましたが、それを恒常的にまわせる仕組みが必要だなと思ったのがこのプロジェクトでの体験です。
そしてこれからはジョブ型、プロジェクト型で個が会社を超えて結びつく事がどんどん進んできます。必要になってきます。そこにえぞ財団という場が少しでも役に立てればと思っています。

2021年に向けて

書いてるうちに少し長くなってしまいました (^_^;)
という事で何があるか本当に分からないというのは思えば2018年の地震でも味わって、また今年はコロナが来てとこれからも人生の中で何かしらきっとあるのでしょう。そんな時に何かしらの多様な繋がりがあれば出来る事も増えるのではないでしょうか。私自身も、このコロナ禍でえぞ財団が立ち上がった事でまた沢山の繋がりが出来て、新たな場が出来た事は大きな事です。ありがとうございます。
えぞ財団ではこれからチャンスしかないと思う北海道の経済をテーマに実際に動かしていくコミニティにしていきます。
来年は早々に今の任意団体から一般財団法人へ移行します。皆さんからいただいている団費(note購読料)はより魅力的な企画と情報発信、プロジェクトを進める活動費として使わせていただきます。ウェブも立ち上げて団員同士がもっと繋がれるサービスをローンチする計画です。経済コミュニティらしく恒常的に継続、発展ができる「仕組みづくり」をしていきます。
2021年は人類が何らかの解決方法でこのコロナを収束させていく年になると信じています。皆さんと楽しいコミニティにしていきたいです。

2020年ありがとうございました。2021年もよろしくお願いします。
皆さま、良いお年を。


えぞ財団代表発起人 富山浩樹

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