見出し画像

「登山道は誰のものか?」を知りたければ。

(2022/9/17)「登山研修VOL.36」追加
(2021/12/1)「自然公園における管理責任:…」追加 
(2020/10/25)「信州山岳環境保全のあり方…」追加、加筆修正


日本にはいろいろな道があります。例えば国が管理している「国道」、都道府県が管理している「県道」、森林管理署が管理している「林道」などなど。では「登山道」は誰が管理しているのかご存知でしょうか?

例えば、あなたがよく利用している登山道を一つ挙げてみて下さい。その登山道について次の質問に答えてみましょう。もしすべての質問に答えることができたら、あなたは一流の登山者と言えるかもしれません。

質問1:まず、そこの土地の所有者は誰ですか?

質問2:そこは自然公園(国立、国定、都道府県立など)に属してますか?

質問3:その登山道はいつ、誰が作ったものですか?

質問4:現在、その登山道を管理しているのは誰ですか?

質問5:現在、その登山道のメンテナンスをしているのは誰ですか?

質問6:そのお金は誰が負担していますか?

質問7:それにかかる費用は年間いくらくらいですか?

質問8:もし、その登山道で事故があったら誰が法的責任を負いますか?


信州山岳環境保全のあり方研究会[登山道問題]報告書

著者:信州山岳環境保全のあり方研究会  発行日:2006年


登山道の管理責任

著者:溝手康史 発行日:2010年


十和田八幡平国立公園奥入瀬渓流におけるリスクマネジメントの現状と課題 : 利用者と管理者の視点から

著者:皆上 伸, 柴崎 茂光, 愛甲 哲也, 柘植 隆宏, 庄子 康, 八巻 一成, 山本 清龍
発行日:2013年


登山道は誰のものか? ー日本の現状および海外との比較ー

著者:平野 悠一郎 発行日:2019年


自然公園における管理責任 : 通常有すべき安全性と責任分担の研究

著者:田畑 琢己  発行日:2021年


登山研修VOL.36

発行:独立行政法人日本スポーツ振興センター 国立登山研修所
発行日:2021年

https://www.jpnsport.go.jp/tozanken/Portals/0/images/contents/syusai/2021/tozankensyu36/tozan36.pdf


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?