スクリーンショット_2019-08-13_14

四足動物トレーニングに動きを入れる‼

こんにちは。

Jungle Gym週末担当の菅原です。

今回のトレーニングも四足動物の動きを応用したエクササイズです‼


1.体幹の可動域と筋力に働きかける四足訓練

前回の私のコラムでも書きましたが,


四足動物の姿勢は体幹の前面を鍛えるような体幹トレーニングの初歩の運動になります.進化の過程から4つ足動物から徐々に2足歩行へと進化していきます.

人間も,赤ちゃん時代からハイハイにより,立位に必要な体幹や下半身,上半身を鍛えた末に1歳ころから,歩行が習得できます.

反対に言えば,4つ足歩行がしっかりと取れないと,2足歩行はできないのです。


しかし,人間は長年生きていくと,体の筋肉を使わなくても,立ったり,歩いたりする癖が生まれてしまいます.正しい使い方ではなく,疲れない楽な使い方を覚えてしまうのです.そのため,筋肉を使わずに,靭帯や骨で姿勢を支えてしまったり,だらしない姿勢で行動したりしてしまう様になります.

見栄えだけ崩れるだけであれば,まだいいのですが,人間は楽な姿勢をとっていると筋力を全く使わない姿勢(自分が得意な筋肉だけを使う姿勢)になってしまうので,機能的にも体が使いにくくなってしまいます.

それと同様に普段,何気なく行っているような体幹トレーニングなどの運動も,自分の体にあっていないレベルの運動を行ってしまうと,必要な筋肉がつかないばかりでなく,障害を作ってしまう場合もあります.

赤ちゃんであれば,できない動作はできないのですが,おとなになってしまうと,自分の得意な筋肉を使ってできている様に見せてしまう。というのが厄介な点。

私も,普段北海道の小学生の日本代表レベルの子どもたちを観察していますが,彼らも,チームで体幹トレーニングなどを行っているようですが,私の目から見るとはっきり言って,自分たちのレベル以上のトレーニングをして全くできていない子供が9割以上います.

子供のうちにできてしまった癖を戻すことはなかなか難しいです。

だからこそ,今のうちに修正する必要があります。

2.四足トレーニングの進化

ここから先は

1,362字 / 4画像
このマガジンを購読していただくと,毎週多くの分野のボディーワークを学ぶことができます!(月約10本程度)徒手療法は得意だけど,運動処方が苦手なセラピストやパフォーマンスを上げたいアスリートや部活動の生徒達,ダイエット目的に運動を行いたいなど,様々な運動を紹介します!

ヨガ,ピラティス,アニマルフロー,ジムナスティックス,理学療法士など様々なフィットネスのインストラクターや身体の専門家による,トレーニング…

身体の専門家の理学療法士による障害予防&健康情報をお届け! セラピスト向けには勉強法なども紹介しています.今まで学んできた治療理論,マーケティング,トレーニングが多めです!!「北海道の理学療法士のためのWebsite」月間6万PV「EzoPT.com−蝦夷理学療法士ドットコム」