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45年ぶり(?)のピアノレッスン③~ドソミソが弾けない!

これまでの経緯 ①~②

クラビノーヴァのCLP-645を購入したのが、5年ほど前のこと。ここから「ピアノ再開」となると思いきや・・・

ドソミソもまともに弾けない!

CLP-645はとてもよいピアノです。ヤマハ CFXベーゼンドルファーの音が再現されているだけでなく、チェンバロや他の楽器の音も出ます。タッチも生ピアノと似ていて、音もよい。テクノロジーの進化に驚くばかり!

モチベーションはぐーっと上がり、ヤマハCFXに設定して、付属の名曲集の楽譜からまずはショパンを・・・・・当然弾けない!ぐちゃぐちゃ。
では、ソナタを・・・・これもメタメタ。
教則本からだ・・・と、「クラムマー=ビューロー60の練習曲」(ピアノを辞めた時にやっていたもの。ツェルニー40番の後、こちらに進んだのでした)を。1番・・・玉砕。指が全く動かない。

こうなると、基礎練しかありません。
スケール(ハ長調のスケールの指使い忘れてた💦)とハノンです。
しばらくはこれだけにしようかと思いましたが、それもつまらないので、何か曲も練習しよう。

実家で「ツェルニー30番」を探しましたが、処分されていたので、まずはソナチネに取り組むことにしました(ソナタは弾けなくて落ち込むのでしばらく棚上げ)。
ソナチネのⅡは見つかりましたが、Ⅰはやはり処分されていましたので購入。
1番から弾き始めました。これ、子供の頃に弾いた好きな曲です。
全く弾けないというわけではないのですが、音のコントロールが全然できません。
特に左手の「ドソミソ」の粒が揃わない💦
両手とも16分音符になるとヨロヨロ・・・。
ブランクというのはこういうことか・・・と愕然としました。
トレーニングしていなければ、身体が動かなくなるのはわかっていましたが、まさかここまでとは。
この曲がまともに弾けない状態で他の曲が弾けるわけがない!まずはこれを完璧にしようと練習を始めました。

目標がなくてまた中断

あまりの酷さにがっかりしつつも、ある程度練習を続けるうちに、ソナチネはまあまあ弾けるようになりました。「クラムマー=ビューロー60の練習曲」も、一曲ずつ練習。
そして、徐々に、昔弾いていた曲も挑戦し始めました。

シューベルト即興曲Op90-2

※ツィメルマン、なんと美しい演奏!

右手の細かいフレーズがずっと続くので、よいトレーニングになります。

ところが、こちらはソナチネのようには行きません。あるフレーズが、何度やってもうまくいかず、ため息。そして、仕事や仕事のためのインプット等も忙しく、ピアノばかり練習するわけにもいきません。気持ちも後ろ向きに。

特に影響したのが、練習する目的がなかったこと
ピアノとはまた疎遠になっていきました。

アンサンブルって楽しい

参加していた経営者の会。
そこでは「大人の学芸会」が開かれます。
「経営者は仕事だけやっているのはダメ。一芸くらい持つべし!」
会を主宰されている先生のお考えです。
皆さん、日本舞踊、歌、バイオリンやギターなどの楽器、法螺貝、三線、マジック、落語・・・と芸達者。

私が「ピアノぐらいしか弾けません・・・」と言うと、クラリネットを長年やられている方が「ご一緒しましょう」と声をかけて下さった。そこに、ソプラノリコーダー、アルトリコーダーの2人(小学校以来)が加わり、2曲ほど演奏することに。
曲目は、「イェスタデーワンスモア」と「翼をください」に決まりました。

ピアノパートは初級レベルで、難しいフレーズはなし。苦労はないのですが、ミスすると迷惑がかかるし、折角ならきれいに弾きたい。そして、リコーダーやクラリネットを引き立てなきゃ!というわけで、それなりに練習。
4人では、スタジオを借り何度か練習。そして、本番。
楽しかった~!
そして「ピアノ上手ですね」なんて、褒め言葉も頂き、「わーい!」(何十年ぶり!?)

昔、フルートの伴奏した時、こういう楽しさを味わうことができなかったのがとても残念に思いました。

こういう楽しさも知り、ピアノっていいなと思い始めたところでしたが、ここで2020年のパンデミックが・・・。
起業家の会も対面での活動停止。アンサンブルの機会もその後はなくなってしまいました。

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