【ルフィの夢の果てとは】piece.05〜「大宴会をする」が"夢の果て"ではない理由〜
当noteの考察内容は、コミックス派へのネタバレは含まれませんので、安心して下さい。
もしも、このnote内にネタバレがあるとすれば、それは私の考察が当たっていた時です。
その時は、ごめんなさい。
さて、この記事が「piece.00」で挙げた3つの有力な説の最後の打消し記事となっています。
この説は、「piece.01」で説明したルフィの性格が無視されていないと思います。
「世界中の人を集めて、大宴会をする」
宴が大好きなルフィならいかにも持ちそうな夢です。
現に、麦わらの一味は今まで大きな戦いをした後には必ず宴をしてきました。
アラバスタ王国を乗っ取ろうとしていた七武海「クロコダイル」との激闘の後は、神聖なアルバーナ宮殿で行いました。
初めは行儀の悪いルフィ達を見てしかめ面をしていた見張りの兵士達が、徐々に雰囲気にのまれ最後は一緒に馬鹿騒ぎしていたのが印象的でした。
また、古代遺跡の残る空島シャンドラで神「エネル」と繰り広げた死闘の後にも、もちろん宴です。
400年間この土地を奪い合ってきた二つの民族も、ルフィ達につられて一つの巨大な焚火を囲んでド派手に宴をしていたのが印象的でした。
このように、ルフィを含む海賊達は宴が大好きです。となれば信憑性が高く感じるのではないでしょうか。
確かに、次のことは言えます。
物語の最後に「大宴会」自体はやるはず
この物語の終盤には大海賊「白ひげ」が死に際に放った一言から、世界中を巻き込むほどの「巨大な戦い」が起こることが予見されています。
白ひげ「センゴク...お前達『世界政府』は...いつか来る...その世界中を巻き込む程の『巨大な戦い』を恐れている!!!」
もしも、それ程の戦いに勝利することができたとしたら、きっとその後の宴も世界中を巻き込むほどの宴になることが予想されます。
しかし、それでも私はそれ自体が"ルフィの夢の果て"ではないと思っています。
今一度「piece.04」を振り返ってみて下さい。
兄エースは「大宴会」を見たかったのか
「piece.04」に載せたこちらのシーンをピックアップします。
名声を手に入れて世界中を見返してやろうと思いながら、心のどこかでずっと「おれは生まれてきてよかったのか」という辛い疑念を抱いてきたエースが死を目前にしてやっとのことで「生まれてきてもよかったんだ」ということに気がついた瞬間です。
その「答え」が出てもなお、
「大宴会」が見たかったのでしょうか。
それでは私は少し薄い気がしてなりません。
私はONE PIECEという壮大な物語の最後に叶うであろう"ルフィの夢の果て"は、それが実現することで何か「世界に大きな影響」を与えられないといけないと思うのです。
現に今までの冒険でルフィは行く先々の島で強敵との死闘の末に、世界に影響を与える為のモノであり自身の"夢の果てに繋がるモノ"を得てきています。それが分かったから私は"ルフィの夢の果て"の真実に辿り着くことができました。
そして、その私が辿り着いた"答え"をより鮮明にしてくれて、重大な鍵となったのが次の「piece.06」の内容です。
では、またpiece.06で。
【 索引 】
・piece.02 〜「世界を買う」が"夢の果て"ではない理由〜
・piece.03 〜「世界の王になる」が"夢の果て"ではない理由〜
・piece.04 〜兄エースがルフィの夢の果てを見たかった本当の理由〜
・piece.05 〜「大宴会をする」が"夢の果て"ではない理由 ←今ココ
・piece.06 〜ロジャーが夢を語ったシーンに隠された重大な鍵〜
・piece.07 〜ONE PIECEの世界に潜む根深い社会問題〜
・piece.08 〜ルフィが敵と戦ってきた動機は夢に繋がっている〜
・final piece 〜"ルフィの夢の果て"は諸悪の根源を立ち切り、世界を救う〜
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