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ビザスクでの育休が明けて半年たったので振り返り

2019年5月から株式会社ビザスクでエンジニアをやっていましたが、2020年12月4日に我が家に第一子(男の子)が生まれ、そこから2021年3月4日までの3ヶ月間育休を取得していました。

男性の育休取得はだいぶ増えてきたように見えますが、まだまだ取得にあたって迷う人もいる(私も少し迷いました)と思うので、育休明け半年のこのタイミングで簡単に振り返りを書いてみようかなと思った次第です。

本題に入る前に育休取得しようか考える上でかなり参考にさせていただいた「育休はじめてガイド」を貼っておきます。有料記事ですが制度面で知りたいことが読みやすくまとまっていてオススメです。

育休に入る準備はどうしたか

育休を取るにあたって、一般的には1ヶ月前までに会社で育児休業取得申請をすることになっています。

ただし、私が所属する株式会社ビザスクはいわゆるベンチャー企業で、私が調べた限りだと私より先に育休を取得した男性社員がいなかったので、出産予定日の約2ヶ月半前の2021年9月中旬には手続きをはじめました。

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予想通り、育児休業取得申請書がフォーマットを用意してもらったり、期間や必要な手続きについて社労士の方に確認してもらったりと、いろいろ時間がかかりました。

冒頭で紹介した「育休はじめてガイド」に書いてあった内容と社内の担当者の方の認識が違って社労士の方に確認してもらうこともあったので、本当に読んでおいてよかったなと思います。

取得期間の3ヶ月はどうやって決めたか

生まれてから3ヶ月間は夜泣きや授乳の頻度が高く、妻の負担が大きいと聞いて3ヶ月にしました。

また、勤めていたビザスクがベンチャー企業だったこともあり、あまり長期間取得すると会社のフェーズが変わったりして復帰が大変かなと思ったという理由もあります。

担当していた業務はどうしたのか

育休取得前はビザスクでトピック機能のリニューアルを担当していました。

私以外のエンジニアが忙しく、代わってもらうのも難しかったので育休期間中は仕様検討などは進めつつ、開発は止めてもらっていました。

ここまでの申請〜業務調整までの間、会社の人から「なんで取るの?」と詰められることもなく、かといって「超すごいね!」みたいに過度に褒められることもなく、担当業務をどうするかの検討も含めて安心して育休を開始することができました。

男性の育休取得は推進していかなきゃいけないフェーズだとは思いますが、こんな風に自然に男性が育休取得できる会社がもっと増えるといいなと思いました。

育休中の3ヶ月間はどうだったか

息子は完全母乳だったので、授乳以外のオムツ替え・お風呂・寝かしつけあたりを主に担当していました。また、家事は元々担当だった料理と風呂・トイレ掃除に加えて、妻が担当している洗濯などもできるだけ手伝うようにしていました。(妻からそんなにやっていないと怒られるのが怖いので、私の記憶が正しければ、と追記しておきます。)

おかげで常に誰かが息子を見ていることができ、家事・育児にも余裕をもって取り組めたので、育休を取得して本当によかったなと夫婦でしみじみ感じていました。

育休が明けた直後はどうだったか

2021年3月5日から業務に復帰しました。コロナ禍中でリモートメインの期間だったので、Slack上で復帰の挨拶メッセージを送り、そのままトピック機能のリニューアルプロジェクトの進捗状況を確認してヌルっと仕事に復帰しました。

妻の妊娠中もそうでしたが、復帰してからも感染予防のためのリモートワークに関しては個人やチームリーダーの判断で実施することができたので、出社が強制されることもなく、安心してスムーズに業務に戻ることができました。

正直コードを書くには色々思い出しながらだったので、ブランクは多少ありましたが、育休を取ったことを後悔するようなことは何もありませんでした。

育休明けて半年経ってみてどうか

息子も今月で9ヶ月になり、離乳食が始まったりハイハイし始めたりしています。それに伴って育休期間とはまた違った苦労もあり、正直なところ6ヶ月以上の取得もありだったかなーと思っています。

特に妻が乳腺炎の悪化で手術して療養していた期間は会社のリフレッシュ休暇制度を利用してなんとか乗り切りましたが、「今が育休中だったらなぁ」と思うこともありました。

正直、1年間育休を取る男性の話を聞いたりすると「さすがに長いのでは?!」と思っていましたが、全然1年取るのもありだなと思うようになりました。

育児に役立った会社の制度

出産休暇:妻の出産に関する用途で使える5日間の特別休暇。育休申請期間前でも出産の立会いなどで休む必要があったので、有給を消費せずにお休みできたのは助かりました。

リフレッシュ休暇:1年に1回5連休を取れる特別休暇。正式名称は自己啓発休暇。特に用途は限定されずに必要に応じて5連休を取れるので、前述した妻の療養中に利用でき、生活リズムを立て直すことができました。

家事代行無料利用制度:月に清掃2回分の家事代行サービス「Casy」のクーポンを貰える福利厚生制度。育休が明けて一時的に人手が足りなくなるタイミングで清掃や作りおきなどを頼めて助かりました。

リモートワーク・裁量労働制:コロナ禍後はまだ分かりませんが、今のところフルリモートで勤務できています。また開発メンバーは基本的に裁量労働制なので、自分で時間をやりくりして日中に家事・育児を手伝ってその分朝早くや寝る前に稼働する、というような柔軟な働き方ができています。ありがたや。

育児に役立った製品・サービス

食洗機・乾燥機能付き洗濯機:私は家事スキルが低めなので、これがなかったらとても家事と育児を両立できません。

ぴよログ:育児に関するログアプリ。妻が離乳食に何をどうやってあげているのか、最近何かヒヤリハットがあったかなど、2人で協力して育児するための最低限の情報共有に役立っています。正直これ無しで急に「離乳食あげておいて!」とか言われても無理です。記録をつけ忘れてよく怒れますし、ちょっと入力が面倒ですが、2人以上で育児をやるなら必須級だと思っています。

ノイズキャンセリングヘッドホン:育児というか、子どもが家にいる状態で仕事をするのに役立っています。泣き声が聞こえてきたり、逆に楽しそうな声が聞こえてきたり、何かと音が気になることが多かったので、集中して作業したいときに付けています。「ヘッドホンを付けているときは基本話しかけない」が我が家のルールに追加されました。

まとめ

- 育休を取ってよかった!
- もっと長く取ってもよかったかなと思っている
- ビザスクは育児しながら働きやすい

これから育休を取るか考えている人の参考になれば嬉しいです。


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