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あらかわもんじゃ

東京都荒川区の食文化「あらかわもんじゃ」について解説いたします


ご存じでない方もいらっしゃると思いますが、東京都荒川区には、昔から、もんじゃのお店が多く存在します。

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実は、今のもんじゃのお店の存在は戦後、駄菓子屋で食べられたものであり、発祥の地は諸説あり不明です。

最も古い店の一つに町屋の「立花」があります。昭和20年代に駄菓子屋として創業して現在のもんじゃ店になっています。

現在、荒川区内には約60数店のもんじゃのお店がありますが、月島のようにもんじゃのお店が特定の場所に集まることはなく、荒川区内に点在しています。

月島もんじゃとあらかわもんじゃの違い 
月島もんじゃは最初から味がついています。一方、あらかわもんじゃは自分でソースを入れて好みの味付けをします。

月島もんじゃでは土手を作ってもんじゃを焼きますが、あらかわもんじゃは土手を作りません(土手を作る人もいますが必須ではありません)、というような違いがあります。

荒川区民は、お店でもんじゃを食べる人も多いのですが、お店だけでなく家庭でももんじゃを食べる人も多いです。

家にマイハガシ(もんじゃのへら)がある家庭が多く、家庭ごとに味付けや食べ方も十人十色です。 観光用ではなく、実生活にもんじゃが根付いているのです。生活に根付いたもんじゃを荒川区の人たちは愛しているのです。

お店で食べてもお手頃価格です。それがあらかわもんじゃの良いところですりオーソドックスなもんじゃも良いのですが進化系のもんじゃもまたいいいものです。駄菓子から始まったもんじゃですから、あまり固く考えてない自由な風土があるようです。


以上

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