「レコード再ブーム」の理由について
実は最近、レコードで新譜が発売されることも増えています。
星野源、あいみょん、藤井風、宇多田ヒカルをはじめとする多くのアーテイストが、レコードでも新譜をリリースしています。
また、アメリカでは2022年において、35年ぶり に、CDよりレコードのほうが販売枚数が逆転しました。
それでは、なぜレコードのブームが起きているのでしょうか?
今回は、レコード再ブームの理由について、簡単に解説したいと思います。
1.音が良い
レコードは多くのオーディオマニアの間で「音が良い(と感じる)」と言われています。
「そんなの後から開発されたCDの方が良いに決まっている」と思うかもしれませんが、実はレコードの方が優れてる側面もあるのです。
例えば、CDでは周波数20Hz〜20,000Hz(人間が聴き取れる範囲)の間の音をデジタル処理して記録します。
それに対して、レコードはデジタル処理されない範囲もアナログで記録されています。
このことから、「レコードの方が音が良い」と言われたりします。
耳ではしっかり聴き取れない範囲ではありますが、「身体で感じる音」として生の音を楽しむことができるようです。
2.物理的に触れられて、愛おしい
「アナログで聴くという行為そのものが楽しい」。この点が人気の理由としてあげられます。
これはコーヒーをインスタントではなく、豆から挽いて淹れることに近い感覚かもしれません。
スマホで便利に音楽が聴ける時代に、あえて、ひと手間加えて音楽を聴くという行為が楽しいのです。
ジャケットからレコードを取り出し、プレイヤーに乗せて丁寧に針を落とし、そのレコード針が溝から音を拾いあげる。
このようにして音楽を再生する感覚は、スマホ画面のタップでは味わうことができません。
また、聴き放題のサブスクは月額料金を払って「音楽を借りている感覚」に近いかもしれません。
それに対してレコードは「物理的に音楽を所有している感覚」があります。
好きなレコードをジャケットが見えるように飾ったり、1枚1枚選んで買ってコレクションするということも楽しみと言えるでしょう。
また、「レトロな感覚がおしゃれ」というイメージがあると思います。
参照元: 「ユーゴリリース」webサイト
以上
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