ウェアラブルデバイスで睡眠を管理。根本的な健康問題の解決を目指す。ーー株式会社ACCELStars
株式会社ACCELStarsーーSleep Tech
睡眠や概日リズムは、脳と心の病気のデジタルバイオマーカーです。
精神疾患、神経変性疾患、発達障害などは、睡眠障害を併発することが多く、その解明が病気の解明につながる可能性が高いです。
また、脳と心の病気の患者の睡眠や概日リズムを把握すると、それらの病気の薬の効果や安全性をより少量の薬で高めることができる「育薬」へとつながると考えています。
脳と心の病気は、経済発展とともに世界的に患者が増加が想定される疾患であり、我々の技術とその製品とサービスを通して、デジタル治療やウェアラブルデバイスから取得した睡眠データや概日リズムを活用した「育薬」が広がると、これらの疾患患者の方々のより良い治療を世界に広げていくことができると考えています。
代表取締役CEO 宮原 禎
取締役CTO 上田 泰己
――御社のチームの強みはどこですか?
取締役CTOに、睡眠と概日リズムの世界的な科学者の上田泰己が参画
取締役に、IoTハードウェア開発で有名な岩佐琢磨が参画し、岩佐を中心にハードウェア開発を内製できるチームを組成
執行役員に、アルゴリズムの開発に未踏プロジェクト採択、業界を代表するAIスタートアップ創業CTOの緒方貴紀が参画し、緒方を中心に物理や数学の博士号取得者が参画
代表取締役として、日本最大のPHRを0から事業開発した宮原禎が参画し、遠隔医療ベンチャーの中心メンバーが続々と参画
取締役として、ユーグレナなどの上場を取締役として実現した、見満 周宜が提携や資金調達を実施
――御社で一番大切にしている価値観はなんですか?
医療ドメインにこだわり、圧倒的で本質的な技術に裏打ちされた、真のデジタル医療への価値提供を作りこむために、製品サービス開発だけでなく、科学的な視点で日夜メンバーが切磋琢磨し続けているという価値観ならびに文化があるという点です。
デジタルヘルスやスリープテックというと、そこそこの精度のアルゴリズムをサービス化している会社も多々あります。
しかしながら、われわれは、東京大学医学研究科発の精度の高いアルゴリズムをもとに、それを活用し、しっかりとしたデジタル医療サービスへ昇華することで、脳と心の病気の治療開発を行いたいと本気で考えています。
そのために、ソフトウェアやアルゴリズムだけでなく、ハードウェアも内製化にこだわり、製品とサービスの開発を日夜楽しみながら続けています。
――10年後、市場はどうなっていると思いますか?
脳と心の病気は、日本だけでなく東南アジアを中心に対象患者が増加をしていくと考えています。
それは、経済発展に伴い、人間が24時間化する社会に成長すると、概日リズムや睡眠の乱れに相関して、脳や心の病気が増加をしていくと考えられるからです。
そのため、それらの疾患の診断や治療のデジタルマーケットはデジタルの流れとあいまって拡大をし続けますし、また、そこから発生するリアルワールドデータの活用も製薬企業を中心に大きくなっていくと考えています。
われわれは、その市場に対して、ハードウェア、ソフトウェア、アルゴリズムの技術とサービス開発能力を強みとしプラットフォームを構築し、市場に確固たるプレゼンスを確立していきたいと考えています。
事業概要
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