見出し画像

面倒がらずに申請しよう

基本、日本の #福祉制度 は申請主義である。

例えば「#児童手当」。児童手当という制度があることを知っていても、知っているだけでは恩恵は受けられない。制度に必要な書類を手に入れ、必要な提出書類を揃え、申込書に必要事項を記入し、該当窓口で提出して初めて、児童手当を受給することができる。しかも、毎年、必要提出書類を添えて「#現況届」なるものを提出しなければならない。
児童手当の月額 #受給額 は、子ども1人当たり5,000円~15,000円。面倒がらずに申請を行えば、年間で子ども1人当たり60000円~180,000円が自動的に口座に振り込まれる。

#ひとり親 の場合、よく知られている「#児童扶養手当」は、日本全国共通のもので、所得制限や扶養する子どもの人数によって受給額は異なる。子ども1人だった場合、月額は10,030円~42,490円となる。年間では、120,360円~509,880円となる計算である。児童扶養手当の受給者であると、その他の制度に申請ができたり、簡単だったりすることがある。就学以降に利用する「#就学援助制度」もそのひとつ(就学援助制度は、児童扶養手当を受給していなくても申請可能)。

東京都の場合、ほかに「#児童育成手当」というものもある。児童扶養手当の需給対象が #母子家庭 だけだった頃から、児童育成手当は #父子家庭 にも母子家庭にも差別なく提供されていた、ひとり親家庭向けの現金支給型の福祉制度である。わたしの記憶では月額13,000円程度だったので、年間では156,000円程度になったはずだ。

30年前に比べて、#最低賃金 は300円くらい高くなったかもしれない。30年前は、アルバイトだって、最低賃金ギリギリの仕事なんて、そうそうなかった。いまは、最低賃金ギリギリの仕事ばかり。携帯電話など、30年前は必要なかったモノも増えた。消費税率もどんどん上がる。#国民健康保険料 も #国民年金保険料 も高くなった。最低賃金の上昇に比較して、圧倒的に必要経費が増えた。
30年前から、1日24時間は変わらない。労働時間を増やすことは、健康面から考えても難しい。だから、少しでも収入を増やすために、面倒がらずに申請書類を書くのがいいと思う。
窓口に行って、けんもほろろに断られても、諦めずにまた行こう。年に1回、ちょっと我慢すればいいだけだから。子どもとの暮らしを守るためにも。

※2018年6月に調べた受給金額を元に書きました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?