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Japan Poetry Review

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日本の現代詩の批評フォーラム Japan Poetry Review (jpr) のうち、四元康祐が投稿したコンテンツのみ収めています。jpr の全貌は、以下のリンクからお入りく…
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#小池昌代

小池昌代の〈詩と小説〉:『赤牛と質量』を読む その3

この詩集に収められている詩を、片っ端から網羅していこうというわけではないが、三番目の詩「…

四元康祐
5年前
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小池昌代の〈詩と小説〉:『赤牛と質量』を読む その2

詩集の二番目に置かれている「ジュリオ・ホセ・サネトモ」という作品には、見覚えがあった。以…

四元康祐
5年前
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小池昌代の〈詩と小説〉: 『赤牛と質量』を読む その1

小池さんの最新詩集『赤牛と質量』の特徴は、自由自在な重層性だ。 冒頭に置かれた「とぎ汁」…

四元康祐
5年前
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小池昌代の〈詩と小説〉: 『影を歩く』を読む その3

『影を歩く』では、小説と小説の間に詩が挿入され、小説の中にも詩があるのだが、その一方、詩…

四元康祐
5年前
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小池昌代の〈詩と小説〉: 『影を歩く』を読む その2

生活から出ていかなければならない。その感覚は、小池さんの作品のなかではいつも突然の不意打…

四元康祐
5年前
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小池昌代の〈詩と小説〉:『影を歩く』を読む

昨年末、小池昌代さんと公開トークを行う機会があった。それぞれの新刊を持ち寄って話し合うと…

四元康祐
5年前
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森山至貴 x 四元康祐 往復書簡 「詩と音楽と社会的現実と」: 第14回  群読版ロレンス、 ストーリーとその解体、 ジョン・バーガー『G』、 時里二郎『名井島』、 自由と他者

from M to Y 昨年末は時間を作ってお会いいただき、ありがとうございました。横浜でのお茶会、楽しかったです。あの時は風邪を召されていましたが、今は回復なさったでしょうか? 四元さんとお会いする時はいつも緊張してしまってしどろもどろになってしまうのですが、私は『前立腺歌日記』の感想や、年明けに公演がおこなわれる「群読版ロレンス」の話などを拙くもお話ししたと記憶しています。そして、「群読版ロレンス」の公演が、この往復書簡の区切りとなるだろう、とご相談もしましたね。 そ

小池昌代『ときめき百人一首』を読む:古典の岩肌に浮かび上がる現代詩人の忍摺り

河出書房新社の「14歳の世渡り術」シリーズのひとつとして書かれた「味わうための百人一首入…

四元康祐
7年前
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