下手に生きる

おはよう。

今日はね、思ったことを書くね。
読んでくれたら嬉しいな。

わたしはね、ずっとずっと死にたかったんだ。
でもね、上手に死ねなくて、いつもなんやかんやで生き延びてしまった。
電車に飛び込もうとした高二の秋の事、今でもずっと覚えてる。多分当時は本当に苦しかったんだろうね。自分で起こした行動のせいで、実は今でもわたしは電車が少し怖い。人といると大丈夫なんだけど、ひとりでいるとたまに怖くなる。あの頃の事を思い出しちゃって怖くなる。

働いてた頃のパワハラと過労のせいで足が不自由になってちょうど1年とちょっと経った。
ちょっと経って思った事は毎日急かせかしてると余裕がなくなって冷静な判断が出来なくなる。
大量に薬を飲んだ時も、本当に嫌になってロープに首をかけた時も、リスカした時も、全部一旦冷静になって良く考えれば上手く生きる方法は他に方法があったはずで。
でも当時は『転職』なんて言葉は頭によぎらなかった。そんなめんどくさい事をするなら死んじゃえばいいやって思ったのかな?そもそも忙しすぎて、余裕が無さすぎて転職を考えられなかったのかも知れない。今でもその辺は当時の自分が何を考えていたのかは分からないけれど。

上手く死ねない、上手く生きられない、それなら下手くそでも生きていくのがわたしにとってはいいのかなって思った。へたくそでも、もがいてでも、自分のペースで、自分の要領で働ける所をさがして、自分なりに生きていくのがいいのかなって思った。

わたしは色々なところに障害があって、上手く生きることはできない。多分この先どんなに頑張っても無理。一回やって無理だったことは無理だし、もう二度とあの頃みたいになりたくない。

仕事を辞めて、今の生活が平和で毎日小さな事に感謝できるようになった。コンビニで商品を受け取る時も絶対に店員さんの目を見てお礼を言えるようになった。路上に落ちてたゴミを拾うことも出来るようになった。
多分これは心に余裕が出来たからできるようになったことで。昔は心にも時間にも余裕が無いからお礼を言ってる時間も惜しかったし、路上のゴミなんて気にしたこともなかった。
でもできるようになった。
仕事をして得たことはなんですか?と問われても最低限のルールぐらい。失ったものの方が多い。
健康だった足も不自由になった。未だに後遺症で悩んでるし苦しんでる。他の同年代と同じぐらいの距離が歩けない。全力で走れない。未だにサポーターを付けて杖をつかないと歩けない調子の悪い日もある。
重度のADHDが発覚して人みたいに上手く働けない理由が分かって少し嬉しかった。今までの他人とズレてるって言われてきた理由がやっとわかった。生きにくかった理由がわかった。考え方が変わった。人と同じことをしても上手くいかないから人よりも多い手段を使ってなんとかやってる。

最近生死についてよく考えることが増えて、
上手に死ねないなら、上手に生きられないなら、
下手くそでも小さな幸せを見つけてゆっくり、自分のペースで生きていくのが私にはやっぱり合ってると思った。

今の日本は急かせかしてる。
常にみんな急いでる。
それが合う人もいるかもしれない。
でもそれが合わない人だっている。
それが合わない人が自分はなんで出来ないんだろうとか、なんでわたしばかりって思ってしまうのは仕方の無い事だけど全然仕方なく無いことで。
今の世の中的には仕方がないかもしれないけど、その人の人生においては全然仕方なくなくて辛いことで。
そりゃ死にたくもなるよねって思ってしまう。
でもね、一旦止まって考えてみてほしいの。
その場から逃げるって手段もあるんだよ。
追い詰められてる人ほど気が付かないけれど。
辛くなったら逃げていいんだよ。
人間関係も、辛いなって思ったら少し離れてもいいんだよ。
小さい頃に嫌いな食べ物を避けてたように、
嫌な事も避けていいんだよ。
そんな簡単なこと言われても、
生活が…って思うかもしれない。
公的な手段を使ってお金を貰うことだってできる。少し手続きがめんどくさかったりするけど、多分上手く死ぬよりは簡単だよ。
それで時間を作って、自分に合う環境を探したり、いままでやってみたかったことをやってみたり、とりあえず沢山寝てみたり、ゆっくりして、
少し余裕が出てきたらまた働けばいい。
自分に合う場所が国内じゃなくてもいいし、
自分で作ってもいいし。
死ななきゃなんでもいいよ。
死んじゃったらなんにも出来ないよ。

わたしは何度も死にかけて、
沢山迷惑をかけてしまったけれど、
それでも今下手くそでも生きてて良かったって思うよ。

自分から友達を作ることをしてこなかったけど、
とっても久々に新しいお友達が出来て、
色んなお話が聞けて楽しい。

例えばね、会社員のお友達が今日こんな事上司に言われてさ〜理不尽だよね〜とか、
大学生のお友達がインターンを頑張ってるとか、
地方のお友達が新しい趣味ができたとか、最近猫飼い始めたんだよね〜とか、
また別の大学生の地方のお友達が、
実家に帰ったけど苦しいとか、最近バイト頑張りすぎてるとか、
色んな人の生活を少しだけ知ることで考えることがたくさんあって、
あー、わたしだったらその上司と喧嘩しちゃうだろうな。そのお友達は大人な対応ですごいな。見習おう。とか、
同年代の子がこんなに頑張ってるの凄いな。
わたしも小さな事でも頑張ってみようかな。とか、
えー!猫可愛い!写真見せて〜!とか、
実家辛いよね、バイト辛いよね、毎日偉いし私にはどっちも耐えられないな。とか。
人と接する事で考えたり思うことが増えて慣性が豊かになった気がする。

時間があると穏やかに生きられる。
そりゃお金はそんなにないし、
贅沢もできないけど。
それでも今のゆったりしている生活がわたしは好き。

もし、これを読んでる人で上手く生きられなくて辛い人がいたら、
下手でもいいから一緒にもう少し生きてみない?
わたしも、もう少し生き延びてみようと思うよ。

瞳 アイ

ps,ここまで読んでくれてありがとう。
毎日お疲れ様。
生きててくれるだけで嬉しいし、とっても偉い!
何かあったら頼ってね。ひとりじゃないよ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?