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星になっていくミュージシャンたち

私は「音楽恐怖症」なんてnoteを書いたくらいなので、最近は音楽をほとんど聞きません。

それでも、昔は音楽が大好きで、ギターを多少なりともいじった経験もあり、好きなロックミュージシャンは結構います。

ELPというプログレッシブロックのヴォーカル兼ベースのグレッグ・レイクという人が何年か前に亡くなりました。

ELPというバンドの一番有名なのは「展覧会の絵」というライブアルバムなのですが、その中に「賢人」という曲があって、グレッグ・レイクがクラッシックっぽい曲を弾き語りで演奏しています。

この曲を高校生の時に友達に教えてもらって、3人でコピーしあったのを覚えています。

いわゆる耳コピで、大人になってから映像を見たら、あれ?ポジションがコピーしたのと違う!なんて発見があって、ちょっとがっかりしたものの、実際にプレイしているのを見るのはとて刺激的でした。

はギブソンの有名なアコースティックギターでその曲を弾いていたので、私もそれと同じモデルを手に入れて「賢人」が弾きたくてたまらなくなり、お茶の水という楽器店がある店に出かけて行ったことがあります。

だいたい中古で30万円くらいだったでしょうか?

お店で試しに弾かせてもらったのですが、なんだかネックが太くって弦も高い位置にあり、おっそろしい握力が必要とわかり購入を断念しました。

このギターを弾く日本のミュージシャンを私は見たことがないような気がします。

日本人の手の大きさ、握力では手に負えないギターなのかもしれません。

実際にコピーの対象だったミュージシャンが亡くなったのは彼だけかもしれません。


グレッグ・レイクが亡くなる2年ほど前でしょうか、クリームのベース兼ボーカルのジャック・ブルースが亡くなりました。

私はベースって良しあしが分からないのですが、彼のプレイはそれまで聞いたベースのなかでとても饒舌で、メロディーを奏でているようで私にはとてもユニークに聞こえました。
声もパワフルで、クリームの曲でクラプトンのボーカルよりもジャック・ブルースの歌声の方が好きだった記憶があります。

ベーシストの名前でまず頭に浮かぶのがジャック・ブルースです。


そして、デヴィッド・ボウイ。

彼の訃報はバスの中でスマホかFMのラジオで初めて聞きました。もう外は暗く、私は仕事帰り。

彼が亡くなったというニュースが耳に入って、涙がこぼれました。

熱心なファンではなかったのですが、いくつかの歌詞がとても好きでした。
そしてかつてのジギーを演じていた頃のいで立ち。
男性とも女性とも言えない中性的な在りよう。彼の若い時代にあんな格好で世界に立ち現れることのすごさ。

当時非難や批判も受け、そんな中で音楽活動を続けるというのはしんどかったのではないか?と私は思います。

プレイがすごいとか曲がいいとか、という次元とは違って私はデヴィッド・ボウイという人を尊敬していました。

ミュージシャンだけではなく世界的に著名な人の訃報を聞いて涙したのは、デヴィッド・ボウイただ一人です。

ステージのいで立ちとは別に、とても優しい詩を書く人だった、そんな風に思ってます。

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