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助手席が好きな男じゃダメかしら?

私は車の運転が嫌いです。もちろん公道の運転ですが。
かつてバイクでサーキットを走る楽しみを知ってしまってから、それは顕著になった感じです。
サーキットといっても小さいサイズで、バイクも100ccと小ぶり。
とはいってもバイク自体は立派なレーサーでした。

サーキットって一方通行だし、歩行者いないし、センターラインないし、信号ないし、対向車こないし、で、つまり安全確認を怠らないようにとか、交通法規を守ってとか、そういう余計なことは放っておいてひたすら走ることに集中できます。もちろんサーキットにはサーキット走行におけるマナーはありますが、公道を走る時に守らなければならないマナーやルールに比べれば本当に最小限のものだと思います。

まぁこんな経験があってなのか、公道を走るのは車もバイクもちーっとも楽しくない。街中なんか走ってると走ってる時間より、信号やらなにやらで停車している時間の方が長いはずです。

今考えれば、デートの時によくもあっちこっち運転できたものだと思います。

そういえば桜満開の並木道をオープンカーの助手席に座り、シートを思いっきり倒して、桜を見ながらその並木道を走ってもらいたいと思ったことがあります。自分がオープンカーを持っていたことはあるのですが、かなわぬ夢でした。

で、今思うんです。車の運転が大好きな女性とお付き合いしていればよかったと。見栄もへったくれもありません。周りに注意を払うこともなく、車の運転に気を遣うわけでもなく、でれーっと助手席で寝そべって風景を見ながら走ってもらう。理想的!などと思ってしまいます。おまけに隣に好きな女性がいるわけですから、言うことなし!

マックシェイクやハンバーガーを差し出すくらいお安い御用。喜んで引き受けます。(あ、私は肉食べませんけど、なんちゃってですが、ヴィーガンもどきなので)

ん?しかし助手席に座る女性ってこんな贅沢な気持ちを味わっているのか!好きな彼のとなりで、注意を払うでもなく、景色は次々と変わっていくという。

ちょっとずるい!!


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