山とママといろどり
ときめくキラキラの宝箱を思い出す
小さい頃、ママのセカンドバッグが
揺れるのを見てた
目の前の山が紅葉してる
あらゆる色がおさめられてる
小さい頃、化粧台の前で
紅色のリップと青色のアイシャドウが
交わり合うと、ママは美しかった
見慣れないママの姿が
妙に私をソワソワさせた
目の前の山が高揚してる
あらゆる色が山を美しくしてる
あの時のリップとアイシャドウを
変なのとなじった私は
本当のことなんて
何も 知らなかったのだろう
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