とりとめのない会話にすくわれる

最近、「聞くCINRA」というポッドキャストを聞いている。
武田砂鉄さんというライターの方がゲストの回がとても面白かった。

インプットとアウトプットのバランスについて。
「良いアウトプットのためにはインプットが必要だと考えていて。平日働いて週末にインプットをしなくちゃと思って、話題の映画を見てマンガを必死に読んでいるうちに寝落ちしてしまう・・」というナビゲーターに対して、砂鉄さんは「案外境界は曖昧なもので、その主題について詳しくなくても詳しくないなりの着眼点で文章を書くことは可能」という回答をしていた。
行きたくないライブに行ってレポートする連載などがまさにそうだと。どういうオファーがきて、どう書こうって考えながら毎日楽しく書いてますって。

なるほど会社員のわたしの仕事もそうで。
インプットもアウトプットもままなっていなくて、ずっと目の前のことに追われている感覚がたまに本当に辛い。仕事はしているのに何もできていないような気がしてくるのだ。マーケティングを勉強してより良い提案をしなきゃ、とかいろいろ焦ることが多い。

でも、都度きれいに形にはしていないけれど、日常の中でいろいろとクリアできていることも本当は多いはずで。
ライターや編集者の人たちのとりとめのない話を聞いているだけで、インプットやアウトプットといった形式にとらわれずとも、と思って少し気持ちが楽になった。

ポッドキャスト楽しい。かもしれない。

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