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おやすみ、

こんばんは、片田舎の海まで徒歩5分、何も無いし何も出来ない半年前に出ていった帰省先の実家から綴ってます。
帰省して会いたい中高の同級生も数えるほどしかないけど人の事全般好きだから会える人は会っておきたいと思ってて予定を立てまくった自分を少し恨みながら駅に降りた時、気に入ってた駅構内のパン屋が無くなってたり、改札手前にパンの自動販売機が新しく出来たりして、少し寂しくなった。
中学の同級生と会う口実すらも「今度飲もうよ」から始めないと人に喋りかけられない浅い大人になって嫌になるね、まあそれでも約5年振りに会う友人は変わったり変わってなかったり、一緒にお酒を飲んで昔の話をして、一通り済んだら話すことより横になる方が楽で、気持ちよくて、寝てたら気がついたら朝6時になってた。その日別の友人と遊ぶ約束をしていたから急ぎながら表面的な別れの言葉を交わし、友人と会って開口一番、「あいつまたしょうもない男と付き合ってるらしいよ」と。聞けば5年付き合った元彼女は大学の近くの男の家に入り浸りながら好きだった携帯機器のメーカーの店頭バイトに受かっているらしい。振られてから最後に会った時、そういえば友人の家に泊まりに行って地元にはあまり帰ってこないからもう会えない、A〇〇〇〇バイト面接の手応えはバッチリという旨を聞いてたなあと思い出した。いやまあ分かってましたよ(笑)惰性で長々と付き合っていた僕をキッパリ口頭で捨てる理由なんて男しかいないって(笑)ずっとなんだかんだ希望を見出して悉く失敗に終わってきた彼女を慰め続けてきたのに、バイトの面接という形で成功を収めていた彼女に、自分がいない場所で存在し行動し続けている彼女に、苛立ちが止まらなかった。てゆうかさあどうせjdなんて3男と付き合ってるんじゃないの?メンソール吸いながら授業切ってる自分に酔ってるであろう、背が低いし、色が黒いし、変な香水付けてるそんなやつよりも俺の方が君のことを分かってるって思うよ、元彼氏として。もう声も服装も話していた内容も思い出せないけど。


話は変わって、浅野いにお先生の漫画「おやすみプンプン」を読みましたჱ̒^._.^ 少しずつ歪んでいくプンプンを見て人はどう思うんだろうか、自分のことを深夜によく考える人間にはオススメの漫画だと思う。繕った表層的な自分でいくら他人と関わって身体を重ね合ったって残るのは自分自身に対する疎外感と虚しさだけ、それなら自分に宿ってる狂気の一部を出しながら他人に希望なんて抱かないまま一人で生きていった方がいいのはとうに知っているけれどどうにも孤独は耐えられない、ということに葛藤していく様や愛情に憎悪が混ざり始めるのを見て、言葉にすることが憚られる感情ばっか浮かんだり思い返したり。。。人の人生を見るような事って面白くて好きだから、読んで良かった。
まあ、深く関わった女の子から首絞められることが死因になったらいいなって切に思った。羨ましいぞ。

南條幸の生き方、見てて良い

P.S.メンヘラ大好き

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