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The Kobe Standard "Coffee Pot" Sannomiya

旧居留地の向かい側(北側)にある喫茶店 KUKAR HOUSE Coffee Pot です。神戸・三宮です。

コーヒーポットの看板

神戸のフツーの人はどんなお店に行くの?
はい、ここです。

みたいな喫茶店です。若い人は行かないかも知れませんが。

かつては元町・三宮あたりにはこういうクラシックなインテリアの喫茶店がとても多かったです。神戸と言えば喫茶店というぐらい、あちこちに喫茶店がありました。

コーヒーポットのバタートーストとブレンドコーヒー

僕が知っている、よく行っていた三宮の喫茶店では、ここの他に「BON」や 「摩耶」(磯上)がありましたが、だいぶ前に無くなりました。BONは震災がきっかけで無くなりました。
BONのあとは今は時計屋さんかな?ビルはありますよね(?)摩耶のあとはスターバックスになっています。

どちらの喫茶店も、コーヒーやトーストなどが美味しくて、神戸に来ると必ず行きたくなる店でした。そこに行かないとその日の区切りが付かないような気がしていました。

最近でも、レトロな喫茶店は少しブームのようになっているようですが、往々にしてお洒落なマスターがいて常連がいるみたいなスナックっぽいイメージがありますが、僕が知ってる上記のような喫茶店は、そういうイメージではありません。

考えてみると、大阪や神戸で古くからやっている喫茶店というのは、カウンター席が無いような気がします。
BONはどうだったか覚えていないのですが、摩耶はたしかカウンター席はありませんでした。ここ、コーヒーポットもそうだと思います。

そのせいもあるのか、コーヒーポットにしてもBONにしても摩耶にしても、マスターがどんな人なのか知りません。コーヒーポットも、いつも入ってすぐの辺りの席に座るし、会計も厨房の手前にあるので、ウエイトレスさん(懐かしい響き)以外の人を知らないのです。

それから、どの喫茶店にも言えることは

気取っていない
けど、カジュアルでもない

ということです。値段もリーズナブルですし。(というか安い)
コーヒーポットはたぶん、タバコOKだと思いますし、タバコの匂いもします。

誰でも平等に受け入れてくれる雰囲気。
神戸の喫茶店のスタンダードってそういうものだと僕は認識しています。
気取らないけど個性的な格好良さが、神戸のカッコ良さなのです。

電話コーナー
外のディスプレイ

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