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80年代のレガシー

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1980年代について書いた記事
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#アルバム紹介

全曲覚えていた MALTA "SPARKLING"

たまたま聴いて思い出したのですが、1986年にサックス奏者の MALTA が "SPARKLING" というアルバムを発表したんですよ。MALTA がブームで、テレビでも見ました。 その後、あまりお目にかかれなくなり、僕個人的にもすっかり遠ざかっていたのですね。でも MALTA さんは今日までずっと活動されています。 だから、改めて最近の曲も聴いてみたいと思いました。 SPARKLINGで、このアルバムを YouTube で聴いてみたら、全曲、覚えてました!😯 自分でもび

角松敏生 "T's BALLAD"

以前どこかの記事で書いたような気がしていましたが、こちらの記事に "STILL I'M IN LOVE WITH YOU" について書いていたのでした。 "T's BALLAD" は、レコード盤が1985年、翌年の1986年にCD盤がリリースされました。 僕はCDの方しか知らなかったのですが、レコードでは "IT'S HARD TO SAY GOOD-BYE" が入っていないそうですね。 T's BALLAD (CD収録曲)OVERTURE STILL I'M IN LO

Cheap Trick "Mighty Wings"

いま「トップガン マーヴェリック」が上映中ですね。 前作の「トップガン」は見たのですが、聞くところによると、今回の「トップガン マーヴェリック」も前作へのオマージュがかなり入っているらしくて、前のを見ている人が見ると特に感動するそうです。 音楽については、前回の主題歌であった Kenny Loggins(ケニー・ロギンス)の "Danger Zone" もどこかで使われているらしいですが。 ということで、ここでは前作のサントラにしか入っていない Cheap Trick(チ

杉山清貴 "beyond..." 美しき1986

80年代が全て同じだったわけでもなく、80年代=バブルとも言えなかったわけで、歴史にはすべて栄枯盛衰があるのですね。 確かに1980年きっかりから、世の中の空気は変わったような気がしましたが、あの雰囲気が終わったと感じられたのは1990年代の前半だったかなという感じです。 それで、最も美しく輝いていたのが1986年辺りかなと思うんです。 世間的にバブル期のイメージとして「ジュリアナ東京」とか派手な不動産屋(笑)みたいなのが頭にある人が多いかもしれませんが、そういうバブルの

Last Christmas and Last Holy Night

クリスマスソングは沢山ありますが 国内では山下達郎の「クリスマス・イブ」 海外ではマライア・キャリーの "All I Want for Christmas Is You" あたりが最も人気のあるポップスではないかと思います。 マライアのはキリスト教の国の割にずいぶん派手なクリスマスだなと感じるわけですが、ある意味アメリカ的で、クリスマス商戦なんかにはぴったりのイケイケ感はありますね。 では、2番目は何? と問われたときには、これはもうあらゆる候補が出てきて相続争いの様

南野陽子 - スノードライブ・セレクション

僕にしか書けない記事しか書かん😎 皆様のお役に立てる記事しか書かん😎 決め台詞はもういいとして・・ スノードライブに南野陽子が最高だということをご存知でしたでしょうか。もしあの頃の ナンノ = かわい子ちゃん だという認識しかない、まっすぐ見られないオジサン・オバサンは、これを機会に考えを改めていただくか、そっとパソコンを閉じてくださいな。(閉じなくてもいいが) 南野陽子の音楽がスノードライブにいいということに気づいたのは、80年代に上越側から苗場に行く車中でカーステで

山下達郎 "POCKET MUSIC"

アルバム "POCKET MUSIC" は1986年に発売されました。 僕にとっても1986年は節目となる年で、この年のJPOPは盛況、多くのヒット曲が生まれました。久保田利伸がメジャーデビューした年でもあります。 「ポケット・ミュージック」はこのアルバムの2曲目で、雨上がりの午後の情景を歌っています。今でもCity Popと言われるだけに、都会的な雰囲気を持ちながら自然の風が吹いているような爽やかな曲。 山下達郎の中でほぼ一番好きかな。 アルバムの1曲目は「オレたちひょ

J.D. Souther "You're Only Lonely"

波の数だけ抱きしめて90年代の初めに「波の数だけ抱きしめて」(以下、波数)という映画(邦画)がありました。当時人気があったホイチョイ・プロダクションが制作したもので、「私をスキーに連れてって」「彼女が水着にきがえたら」と共にホイチョイ三部作と呼ばれている映画です。 以前 Boz Scaggs を紹介したときに映画「なんとなく、クリスタル」の話をしましたが、それと同様に、洋楽が全面的にサントラに使われた映画の一つです。 この波数のサントラの中で唯一、J.D. Southerの

Boz Scaggs "We're All Alone"

1980年代に「なんとなく、クリスタル」という映画があったんです。流行語にもなりました。主演はかとうかずこ、原作は田中康夫です。 だけど映画は全然、見てないんですよね。最近YouTubeに上がっているのをチラッと初めて見ました。お洒落なイメージを持っていたんですが、オープニングを見てみた限り、野暮ったい感じがしてちょっとがっかり。 田中康夫のエッセイは読んだかな。 それはさておき、この映画のサウンドトラックに、ボズ・スキャッグスの曲が2曲入っています。 当時すごく流行ったと

角松敏生 "TOKYO TOWER" とディスコのはなし

と言ってもディスコは詳しくないので真面目な話はできません😁 角松敏生の聴き初めについては「アーチストを聴くきっかけになった邦楽」に書いた通り "T's Ballad" の "Still I'm in Love With You" なのですが、同じ頃に友達がカーステレオでよくかけていたのが "T's 12 Inches" で、その中でとてもインパクトがあったのが "Tokyo Tower" でした。 歌詞がなんか思わせぶりで・・😬 これは元の曲に対してDJ&ディスコ風のアレ