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80年代のレガシー

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1980年代について書いた記事
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80年代サウンド(AOR)の動画

4月からすでに夏のような雰囲気だけど、昨日今日はちょっと肌寒かったりして「さんちゃん、寒い!」なんてつぶやいたりしている。 80年代のFMの雰囲気を探してYouTubeを見ていたら、こんな動画が出てきた。 夏っぽい日のBGMにはとても良さそう。 いまは仕事柄、文章を書いているけど、日本語の歌を流すと気が散ってしまうから、洋楽のボーカルやインスツゥルメンタルを流すぐらいがちょうど良い。 80年代に戻りたいという思いは常にある。そして常に思っているのが日常になってしまった。 今のようなよく分からない価値観の世界に生きるのは、しんどいだけだ。

カロリーメイトだけの朝|角松敏生 "Office Lady"

カロリーメイトは1983年に発売されたそうだ。 なぜカロリーメイトの話になるかというと、誠に個人的な理由なのだが、角松敏生の "Office Lady" を聴くと自動的に思い出されるからだ。 それと同時に、松戸(千葉県)の寮から松戸駅に向かう通勤途上の朝の光景が浮かんでくる。1986年頃の話だ。 おそらくなのだが、ウォークマンをかけていたのだと思う。 ウォークマンで角松敏生の、おそらく "SUMMER TIME ROMANCE" を聴いていたのだろう。 さらには市役所か

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角松敏生 "DO YOU WANNA DANCE" in the "SUMMER TIME ROMANCE〜FROM KIKI"

1983年12インチシングルリリース 1984年リリースアルバム "SUMMER TIME ROMANCE〜FROM KIKI" 収録曲 ハワイKIKI局のDJカマサミ・コングによる曲紹介とともに流れるバージョン。 ホールにいるような臨場感があり、オリジナルよりもこちらのバージョンの方が個人的に好き。 80年代のディスコで真剣に踊っていた人、音楽にのめり込んでいた人、ナンパに使っていた人もいたわけだが・・ 多くの会社員は金・土の夜、あの雰囲気を楽しみに出かけては、なんとなく手足を動かしてブラブラ踊っていたのではないだろうか。自分もその一人。 個人的にディスコは、六本木のザ・リージェンシーと日比谷ラジオシティの2か所しか行ったことがない。会社の友達と「次はトゥーリアに行こうぜ」と言っていた矢先に例の事故が起きた。 それでリージェンシーは現在解体中(?)のロアビルの上階にあって東京タワーが見える華やかな雰囲気の場所。結婚式の二次会が行われたりしていた。 ラジオシティは富士電機かなんかのビルの地下だったと思うが、会社員となぜか女子高生グループがいたのが不思議な雰囲気だった。(たまたまか?)妙に明るい子たちで、東京の高校生は自由でいいなと思ったのを覚えている。 いま思い出せるのはそのくらい。

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大江千里 "塩屋"

1987年リリースアルバム "OLYMPIC" 収録曲 最近なぜか大江千里をときどき聴いている。YouTubeで。 「塩屋」は神戸の海岸沿いの町で、山際に瀟洒な異人館などが建つ静かな所。JRと山陽電鉄が通っていて、それぞれの塩屋駅がある。 小さい頃に垂水に住んでいたことがあるが、大人になるまでなんだかんだとこの辺りの海岸線は行ったり来たりしている。かつて国道2号沿いには店舗の廃墟が点在していた時期があり、カメラを持って撮り歩いたこともあった。 塩屋駅や、隣の滝の茶屋駅で降りて歩いたり、バイクで山の方まで上がったりしたことも。 陽だまりの中に浮かぶような町。高台からはキラキラと輝く海が見える。

マジでやるのダサい派

1980年代バブル期の若者(つまり僕ら)の自己紹介。 こんな話ができるのも、もう何年もあるものではありません。僕らの同年代が大量に定年退職する頃に、再び盛り上がりを見せるかもしれませんが。 僕らといってもあの頃の若者全体を指すものではなく、とても象徴的なものを指しています。 バブル期の若者の中心世代だった僕らは「新人類」と呼ばれ、よく分からない人々だと当時の大人に思われていました。 近しいところに「ケロヨン(ケロッとした40年代)」という世代もあります。 だいたい僕らと

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矢沢永吉 "YES MY LOVE"

作詞:ちあき哲也 作曲:矢沢永吉 1982年シングルリリース CM曲 先の尾崎亜美さんの動画を見ていると流れてきた。永ちゃんが世間一般にメジャーになったのもだいたい同じ頃じゃないかなと思う。 この曲は80年代の初めにリリースされて、コカ・コーラのCMで流れた。永ちゃんがオープンカーに乗って走るシーンがカッコよかったのと、この曲もカッコよかった。 "YES MY LOVE" は以前もシェアしたと思うが、今回は新しいオフィシャル動画を見つけたのでシェアする。

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薬師丸ひろ子 "メイン・テーマ"

作詞:松本隆 作曲:南佳孝 編曲:大村雅朗 1984年シングルリリース 角川春樹事務所制作・東映洋画配給「メイン・テーマ」主題歌 本日は薬師丸ひろ子特集😳 これも映画は見ていないがCMはよく見た。 楽曲は南佳孝「スタンダード・ナンバー」と歌詞が異なるバージョン。だいたい同じ頃にリリースされていたもよう。 個人的にはスタンダード・ナンバーの方が好きだったが、今となってはどちらも懐かしい。 世の中的には薬師丸ひろ子の声で歌うのがメジャーで、先の記事でも書いたが歌声を聴くと80年代がわーっと来る。 このオフィシャル動画のアルバム「花物語」は2011年にリリースされたもので、わりと最近、手に入れた。収録はおそらく当時の音源だとは思う。(?) 片岡義男原作の映画化で森田芳光監督。主演は薬師丸ひろ子・野村宏伸。 野村氏はあの頃、よく映画・ドラマに出演していたが最近どうしているのだろう?

薬師丸ひろ子 Woman "Wの悲劇"より

Woman "Wの悲劇"より 作詞:松本隆 作曲:呉田軽穂(松任谷由実) 編曲:松任谷正隆 1984年シングルリリース 角川春樹事務所制作・東映配給「Wの悲劇」主題歌 個人的にユーミン提供曲のなかでは最も響く曲。映画は見ていないが、CMでよく聴いていた気がする。 最近の薬師丸ひろ子の歌唱も優美で素敵だが、当時の録音を聴くとわーっと空気が変わる感じがある。記憶がもたらす感動。 オフィシャル・ライブ版

シティポップ+80Sという異世界

note 休止中の投稿です💦 1980年代は夢のような時代で、シティポップの世界は日常とはかけ離れた世界、つまり別世界のようなものでした。 いま振り返ると、80年代は夢の中でした。そしてシティポップは異世界ですね。自分以外の同世代がどのような認識を持っているかは知らないけれど、少なくとも僕のなかでは シティポップは懐メロではないということです。 シティポップには「シティ(都市)」という言葉が使われているとおり、単なる音楽ではなく、ライフスタイルを表現する音楽なのです。

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松任谷由実 "よそゆき顔で"

1980年リリースアルバム "時のないホテル" 収録曲 「時のないホテル」の楽曲は意味深な歌詞が多いと思う。「よそゆき顔で」の歌詞のシチュエーションに自分自身の体験はあてはまらないけれど、「観音崎」や「(白い)セリカ」や「追い越したり抜かれたり走った」というフレーズには思い出がある。 1987年公開の映画「私をスキーに連れてって」にも白いセリカが登場する。それとこの歌のセリカは連動していると思っていたが、時代的にはまったく違っているからきっと違うセリカだろう(笑) いずれにしても、いま振り返って涙が出そうな楽しい思い出は、この辺りに凝縮されている。以前は聴くと切なくなったものだが、最近はじいさんになって感受性も失われてきた。

あの頃の〇〇がよかった的なもの

〇〇にはいろんな言葉が入ると思いますが。 音楽アーティスト名アーティストのこの頃がよかった、みたいなのはよくあります。 公然と語れるものと、語るのがはばかられるものがあると思います。 アーティストにとっては、今の自分を見てほしいとか、今の楽曲を聴いてほしいというのがあるでしょう。 そのように語っている人もいました。過去の自分はあくまで過去だ、と言ってあまり楽曲を歌わないようにしているとか。 でもリスナーにとってはいつまでもそのアーチストの楽曲や、歌声や、存在が頭に残って

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ジョー山中 "人間の証明"

1977年公開 角川映画「人間の証明」テーマ この曲は本当にしみじみと心に響くものだった。映画作品も角川映画のなかでは印象的なものの筆頭だったように思う。 僕は1980年代後半に、碓氷から霧積までバイクで走ったことがある。どこかにストローハットが転がっているのではないかと思いながら。 霧積には小さな温泉があり、山深い場所だった。付近は舗装されておらず岩が転がっていて、雨の後だったせいか地面はぬかるみ、通るのに苦労したのを覚えている。

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Rosemary Butler "汚れた英雄 / Riding High"

1982年シングルリリース・角川映画「汚れた英雄」テーマ 1月にシングルがリリースされて、12月に映画が公開になっていたもよう。 映画は、三宮センター街のジュンク堂の上にあった三宮東映で見た。同時上映は「伊賀忍法帖」 ちょうどバイクに乗り始めてすぐの頃だったと思う。その後、自分は六甲山で中古のRD250を走らせまくることになる。 当時の現実世界のオートバイレースのヒーローは片山敬済か、新星だった平忠彦。この映画のライディングシーンは平忠彦だった。(時期的なものはうる覚え)このサーキットは菅生(SUGO)か鈴鹿だったと思うが今となっては忘れてしまっている。 ちなみに世界GPはケニー・ロバーツやフレディ・スペンサーなどが人気があった。 大藪春彦の原作も読んだが、とても面白かった。なぜ汚れた英雄なのかということも分かった。映画ではかなり端折られており、シンプルに雰囲気を楽しむような構成になっている。 ローズマリー・バトラーの歌はこの映画に素晴らしいリズムを与えていたと思う。今回シェアするにあたって、音楽のみのバージョンにしようかとも考えたが、やはりライディングシーンと一緒の方が盛り上がる。

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松岡直也 - ハートカクテル - 80s

松岡直也公式チャンネルより「ノックをしなかったサンタクロース」 1986年「ハートカクテル Vol.1」挿入曲 80年代のネタはもうないかなと思っていたところ、不意に見つけてしまう。 松岡直也の楽曲はとくに好んで聴いたことはなかったが、ハートカクテルといえば松岡直也や三枝成彰。 楽曲を聴くと、深夜に寮の部屋で静かに14インチのブラウン管テレビを見ていたのを思い出す。「ジェシィの店」や「シンデレラエクスプレス」などいろいろ。 たしかハートカクテルの前後の時間帯にスキー番組やライディングスポーツ関係の番組、海外リゾート旅の番組などがあったように記憶していて、それらも一緒に思い出してしまうのだ。 ああいう週末の深夜テレビ番組の楽しみは、今はないなあ。 というわけで「ハートカクテル」そのものを見てみたい人は YouTube で検索すれば出てくるからそちらがおすすめ。 こちらは音楽のみの内容です。