マガジンのカバー画像

80年代のレガシー

129
1980年代について書いた記事
運営しているクリエイター

#サントラ

再生

サザンオールスターズ "さよならベイビー" と湘南の思い出

1989年シングルリリース 1990年リリースアルバム "Southern All Stars" 収録曲 ホイチョイ三部作の一つ "彼女が水着にきがえたら" OP 映画のオープニング、浦安マリーナで織田裕二と谷啓がヨット(バンドフェット30)を海に降ろすシーンで流れる。 初めて見たときはカッコよすぎて痺れた。 早速、浦安マリーナを見に行ったりした(笑) +++++ この頃、会社の先輩が4人乗り(?)のヨットを江ノ島に置いていて、仲間とのバーベキューの合間に特別に乗せてくれた。 それで葉山沖まで走って帰って来たら、ヨットの虜になってしまい、その後の自分が大変だった。この周辺は友達の話も含めて連鎖的に出てきてしまうが、趣旨から外れるので割愛する。 国道134号の渋滞を沖から眺める体験はなかなかできない。よい思い出だ。 +++++ 映画のなかには様々な場所でのロケがあった。 シェアした動画の中にチラッと出てくる海が見える屋上のシーンは、鎌倉高校前駅の横、スラムダンクの踏切から坂を上がった所にある「鈴木病院」の屋上だと思われる。 同様、二人で公園に佇む夜のシーンは逗子の「披露山公園」 (ここもバーベキューの帰りに連れて行ってもらった) 「珊瑚礁」のシーンもあったと思うし、とにかく湘南のシーンが沢山見られるのがこの映画のよいところ。 個人的に好きなシーンは、原田知世がタクシーで夜風に吹かれる映像で、バックに「いつか何処かで」が流れて海岸線の夜景が映るシーン。湿った海の空気に包まれそうな感じだった。 ロケ地は湘南だけでなく、浦安や芝浦(?)のウォーターフロント周辺も出てくる。 +++++ 映画としての評価はさほどでもないし注目されなかったが、娯楽映画として当時の空気感の中ではかなり楽しい映画だったと思う。 個人的にはホイチョイ三部作の中で3番目に好き(笑)1番は「波数」

再生

桑田佳祐 "いつか何処かで"

1988年リリース・アルバム "Keisuke Kuwata" 収録曲 ホイチョイ映画「彼女が水着にきがえたら」挿入曲 街を歩きながらヘッドホンで聴いていると、街がとても素敵に見える。 映画では夜の134号、原田知世がタクシーの後部座席で風に吹かれるシーンで流れた。湿度感のある暖かい風と相性がよい。

Cheap Trick "Mighty Wings"

いま「トップガン マーヴェリック」が上映中ですね。 前作の「トップガン」は見たのですが、聞くところによると、今回の「トップガン マーヴェリック」も前作へのオマージュがかなり入っているらしくて、前のを見ている人が見ると特に感動するそうです。 音楽については、前回の主題歌であった Kenny Loggins(ケニー・ロギンス)の "Danger Zone" もどこかで使われているらしいですが。 ということで、ここでは前作のサントラにしか入っていない Cheap Trick(チ

桑田も水着にきがえたら?

僕の note の中ではAORの話題が多いので、ホイチョイ・プロダクションズの「波の数だけ抱きしめて」のことを何度か取り上げてきましたが、三部作のうち他の2つは80年代の話題の時にちょっと話したぐらいだったかと思います。 今回はサザンオールスターズの楽曲が全面的に使われていた「彼女が水着にきがえたら」の話をしますね。 映画 「彼女が水着にきがえたら」ホイチョイ三部作の中ではおそらく一番、人気が無く映画としての評価も低い本作です。 タイトルだけ見たらちょっとエッチな映画なので

Cheryl Lynn "In The Night"

前回話題にした TOTO の "Georgy Porgy" のバック・コーラスは Cheryl Lynn(シェリル・リン)だと知ってへぇーと思いました。 調べると、TOTOのデビュー・アルバムへの参加を誘われた時に、アレンジャーが本名を間違えて覚えてしまったのが芸名の由来だそうです。 シェリル・リンと言えば個人的には邦画「波の数だけ抱きしめて」ですかね。最初、ディスコのシーンで掛かっていたと思ったのですが、それはジョージ・デュークの "Shine On" でした。"In T

過ぎし日のセレナーデと田村正和と鎌田敏夫

すごいタイトルですが内容はしょぼいので気楽に読んで頂ければ。 以前の記事 でも少し触れましたが、80年代に放映されたテレビドラマ「過ぎし日のセレナーデ」と主演だった田村正和について思うままに振り返ってみます。 田村正和田村正和を知ったのは相当昔の話で、叔母などが若い頃に「田村正和かっこいい」と言ってた辺りです。僕は小学生でした。 その頃の出演作品って何だったのでしょうね。「眠狂四郎」とかですかね。僕は映画はあまり見ないのでテレビの印象しかないのですが、田村さんはお父さん

J.D. Souther "You're Only Lonely"

波の数だけ抱きしめて90年代の初めに「波の数だけ抱きしめて」(以下、波数)という映画(邦画)がありました。当時人気があったホイチョイ・プロダクションが制作したもので、「私をスキーに連れてって」「彼女が水着にきがえたら」と共にホイチョイ三部作と呼ばれている映画です。 以前 Boz Scaggs を紹介したときに映画「なんとなく、クリスタル」の話をしましたが、それと同様に、洋楽が全面的にサントラに使われた映画の一つです。 この波数のサントラの中で唯一、J.D. Southerの

Boz Scaggs "We're All Alone"

1980年代に「なんとなく、クリスタル」という映画があったんです。流行語にもなりました。主演はかとうかずこ、原作は田中康夫です。 だけど映画は全然、見てないんですよね。最近YouTubeに上がっているのをチラッと初めて見ました。お洒落なイメージを持っていたんですが、オープニングを見てみた限り、野暮ったい感じがしてちょっとがっかり。 田中康夫のエッセイは読んだかな。 それはさておき、この映画のサウンドトラックに、ボズ・スキャッグスの曲が2曲入っています。 当時すごく流行ったと