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80年代のレガシー

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1980年代について書いた記事
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#citypop

カロリーメイトだけの朝|角松敏生 "Office Lady"

カロリーメイトは1983年に発売されたそうだ。 なぜカロリーメイトの話になるかというと、誠に個人的な理由なのだが、角松敏生の "Office Lady" を聴くと自動的に思い出されるからだ。 それと同時に、松戸(千葉県)の寮から松戸駅に向かう通勤途上の朝の光景が浮かんでくる。1986年頃の話だ。 おそらくなのだが、ウォークマンをかけていたのだと思う。 ウォークマンで角松敏生の、おそらく "SUMMER TIME ROMANCE" を聴いていたのだろう。 さらには市役所か

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杉山清貴 "long time ago"

作詞:松井五郎 作曲:杉山清貴 編曲:松下誠 1986年リリースアルバム "beyond..." 収録曲 杉山清貴&オメガトライブは林哲司の世界でシティポップそのものだったが、独立したあとは杉山清貴の世界に入っていった。この曲などはAORと言ってよいのでは?と思うような雰囲気がある。 "beyond..." ではやはり80年代の透明感が際立っていて、オメガトライブ的な要素もあったように感じるが、徐々にそれは変化していった。 近頃の日本のポップス・ロックには遠い過去を振り返るような楽曲が少ないように思う。例を挙げてと言われても挙げられない。 楽曲の世界から「人生の1ページ」のようなストーリー性が無くなったと感じるのは自分だけだろうか。

SNSの喧騒を離れて・・

最近思っていること。 SNSは本当にざわざわしている。 とくに X は。 あそこにいると、さまざまな思いが浮かび、 投げかけ、問いかけ、 そして自分が放った言葉の余韻が頭に残って、ずっと気になる。 他人が放つ、無責任で、汚い言葉の数々を、 いつの間にか目で追っている自分がいる。 雰囲気に飲まれる。 あの街に暮らしていてよいのか?という気持ちがずっとある。 どんな友達がいる? どんな仕事があった? どんな笑顔が見られた? 10年ぐらい前は、あの街にも何かポジティブな空

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カルロス・トシキ&オメガトライブ "1000 Love Songs"

作詞:田口俊 作曲:Carlos,Toshi,Shinji 編曲:新川博 1989年リリースアルバム "be yourself" 収録曲 このアルバムは聴いたことがなかったが、素敵な曲がある。 この曲はとてもよい。 Wikipedia によれば、AORに分類されている。シティポップだと言いにくくなるね💦 カルロス・トシキの声は、なんとなく大江千里に雰囲気が似ている。80年代の空気を感じさせる声だ。

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杉山清貴&オメガトライブ "サイレンスがいっぱい"

作詞:康珍化 作曲・編曲:林哲司 1985年シングルリリース ドラマ主題歌 アルバム "Single's History" 収録曲 "Single's History" をひたすら聴いた自分としては、先の "JOANNA" が終わる頃にこの曲のイントロが自動的に出てきてしまう。 レコードA面の最後の2曲はセットのようなものだった。 "サイレンスがいっぱい" はオメガトライブの名曲と言われるものの一つ。

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杉山清貴&オメガトライブ "JOANNA"

作詞:秋元康 作曲・編曲:林哲司 1984年リリースシングル "RIVERSIDE HOTEL" B面 1985年リリースアルバム "Single's History" 収録曲 「シティポップ」は単なるプロモーション上のコピーみたいなものだったが、シティポップ的な世界観をあえて作った「オメガトライブ」プロジェクトは、まさにシティポップの王道だと言ってよいと思う。 角松敏生のように純然たるAORをやっていた人たちから見ると「シティポップ」はミーハーな印象があったと思うが、リスナー目線で見ると、こういう世界観に憧れた人は、当時はとても多かったと考えている。 で、個人的に「ビストロ」というものをこの時、初めて知ったのだが、ビストロと名乗るレストランに初めて行ったのは90年代の神戸だった。

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1986オメガトライブ "Cosmic Love"

作詞::藤田浩一 作曲:和泉常寛 編曲:新川博 1986年シングルリリース CM曲 オメガトライブも杉山清貴のときはジャケットのデザインは写真が主体だったが、カルロストシキになってからグラフィックが主体になっている。 個人的にはこちらのグラフィック系の方が素敵に感じる。 僕らより少し下の世代にウケていたように感じられる1986オメガトライブなので馴染みが薄かったが、YouTubeで聴くようになってから身近なものとなった。 しかし当時はCMやドラマへのタイアップが多かったように思う。 こちらも80sの香りがプンプンする楽曲。

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菊池桃子 "Night Cruising"

作詞:藤田 浩一 作曲・編曲:林 哲司 1986年リリース・アルバム "ADVENTURE" 収録曲 菊池桃子のシティポップ・ナンバーを一度まとめてシェアしたことがある。 https://note.com/expwakui/n/nf333059ba304 当時、聴いていた記憶がなかったが、聴くとあの頃の空気感がわーっとやってきて切なくなるね。 とても遠い世界に、ふわふわと浮いている幻想のようだ。 戻りたくても戻れないあの日々に、なんと問いかけようか? 元気かい? 違うか(笑) さようなら、でもない。 確かにいたよね?そこに? あいつとか、あの子とか、 隣に僕が来ているのに、気づかない。 スパークリング持って、ビリヤード越しに、笑っている。 青暗い水平線のなかを、花火を持ってはしゃいでいる。 誰に向かって笑っているの?? とても切ない。いま。

稲垣潤一 "246:3AM"

春のせいか意味もなく気持ちが疲れるから、メロウなシティポップを探しているうち、そうそう稲垣潤一だなということで、この曲を選ぶ。 動画と全然違うイメージで申し訳ないけど、この曲を聴いた頃は大学生で、まだ京都にいて、246も知らなかった。 深夜といえば、土曜日の夜に宴会場でサークルのコンパが終わったら、仲のよい友達と二次会はカラオケパブ、三次会はスナック、四次会は朝までやってる居酒屋に行って始発で帰るか、または三次会の後に友人のアパートに転がり込んで朝になったらのんびり帰るか

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山下達郎 "スプリンクラー"

1983年シングルリリース この曲のイメージは青山通り(246号)の表参道の交差点だとジャケットの説明に書かれていたのを記憶している 曲の解説を読むことはあまり無いから、この曲に関しては珍しく読んで覚えていたというところ。 そういえば・・以前はこのサウンドストリートや、ユーミンや福山雅治のFMの番組をよく聴いていたが、今はさっぱり。何も聴いていない。 数年前はネットで湘南ビーチFMをよく聴いていたが、今はそれもほとんど聴かない。どうなっちゃうんだろ?自分。

竹内まりや "夢の続き"|ハワイアンドリーム OP

久しぶりに見ました。オープニング。懐かしいなあ。 30何年ぶりというところでしょうか。 当時、友達とハワイ行こうかと言ってたけど結局行かなかったのを思い出しました。 僕は北海道・四国・沖縄以外の海外に行ったことがないから、惜しいことをしました。九州も行ったことないんですぅ・・(汗; 映画の内容は覚えていないけれど、時任三郎やジョニー大倉ってすごく人気があって、女性ファンも多くてめちゃくちゃカッコいいキャラだったんですよね。(「ときにんざぶろう」じゃなくて「ときとうさぶろう

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稲垣潤一 "ドラマティック・レイン"

作詞:秋元康 作曲:筒美京平 編曲:船山基紀 1982年シングルリリース 横浜ゴムCM曲 稲垣潤一といえばこの曲なのかも? 聴くといつもカセットテープがぐるぐる回るイメージが浮かんでくる。 学生時代の友人が「ナカミチ」の高級カセットデッキで録音してくれたアルバムのテープを、長い間持っていたせいだろうか。手書きの曲名リストのイメージまで浮かんでくるよ。 フォロワーさんに筒美京平ファンの人がいるけど、確かにこの曲は素敵。 アイドルも歌謡曲も演歌もロックもシティポップ(?)も全部が元気だった80年代前半。ザ・ベストテンという人気番組があった。

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松原みき "真夜中のドア〜stay with me"

作詞:三浦徳子 作曲・編曲:林哲司 1979年 デビューシングルがリリース。 海外・国内ともに人気があり、現在このオフィシャルビデオは1920万回視聴されている。竹内まりやの「プラスティック・ラヴ」と肩を並べるヒット。 個人的には、デビュー当時にこの曲だけがヒットして、よく巷で耳にしたし、自分でも口ずさんでいた。その頃は林哲司も知らなかった。僕がオメガトライブに出会うのが1983年だから。 その後すっかり忘れてしまっていて、最近のブームで再び聴くことに。 たしかにいい曲だと思う。古い曲だが、古さを感じさせない感じはある。 やはり80年代頃のポップスは作り手がプロだったのだなあと改めて思うし、あの時代だけの感覚があったと思う。林哲司だったから、という部分もあるだろう。

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ウォークマンで聴く山下達郎

ウォークマン懐かしい! 海外の人はきっといつまでも大切に持っていますよ。 その昔、浮世絵や焼き物が海外流出したように、80年代アイテムも海外流出が激しくなっています。 ウォークマン + カセットテープ + 山下達郎 博物館は今のうちにゲット!