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80年代のレガシー

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1980年代について書いた記事
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2023年7月の記事一覧

再生

菊池桃子 "Night Cruising"

作詞:藤田 浩一 作曲・編曲:林 哲司 1986年リリース・アルバム "ADVENTURE" 収録曲 菊池桃子のシティポップ・ナンバーを一度まとめてシェアしたことがある。 https://note.com/expwakui/n/nf333059ba304 当時、聴いていた記憶がなかったが、聴くとあの頃の空気感がわーっとやってきて切なくなるね。 とても遠い世界に、ふわふわと浮いている幻想のようだ。 戻りたくても戻れないあの日々に、なんと問いかけようか? 元気かい? 違うか(笑) さようなら、でもない。 確かにいたよね?そこに? あいつとか、あの子とか、 隣に僕が来ているのに、気づかない。 スパークリング持って、ビリヤード越しに、笑っている。 青暗い水平線のなかを、花火を持ってはしゃいでいる。 誰に向かって笑っているの?? とても切ない。いま。

再生

桑田佳祐 "悲しい気持ち"

1987年シングルリリース 1988年リリース・アルバム "Keisuke Kuwata" 収録曲 ユニクロCM曲 曲だけ聴くと全然悲しくない。 詞を読んでもとくに悲しげな雰囲気もない。 悲しいんだろうなあ、というレベル。 桑田佳祐は、女性に恋すると悲しかったり切なかったり惨めな気持ちになるんだなあと、あの頃、よく思った。 「悲しい気持ち」は "Keisuke Kuwata" の1曲目に在るべくして在る。最初の印象はクリスマスソング。今振り返るとシティポップ。 記憶に残る曲。 アルバムそのものが80年代のホットな空気感に包まれている。夏男桑田。

君が言ってるアナログと僕が言ってるアナログは違うと思う

昔の記事を引っ張り出してきました。 自分で読んで、何言ってるか分かりません。 デジタルにもアナログにも、ピンキリがあります。 デジタルのピンキリは、みんなどのレベルまで体験してるか分からないし、アナログのピンキリも同様です。 デジタルよりアナログがいい、いや、逆だ、みたいな議論は不毛です。 具体的に同じレベルのものを比較していない可能性が大です。 デジタルがどんなにすごくて、アナログがどんなにすごいか、分からないまま議論している可能性が大です。 安っぽい機器を持ってき

内海 Seaside

1986年リリースの TUBE のアルバム "THE SEASON IN THE SUN" 収録曲 作詞:杉村紫世 作曲:長戸大幸 編曲:前田亘輝 「内海」って一体??とずーっと不思議でしたが(調べろよ)愛知県の知多半島の「内海」のことでした。つい最近、知ることとなりました。 "遠い夏の日に 時計もどせたら  あの seaside 捜したい   blue blue heart" 忘れられない夏って感じです。 すべてが、まばゆい光のなかにありました。