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コンビニトイレの個室でデザインについて考える

今日はいつもの内容とは違って、デザインについての話です。先日とあるコンビニのトイレを利用しました。ここは女性専用と男女使用の2部屋があるコンビニでした。女性としては女性専用があると嬉しいものです。もちろんそちらを選んで入りました。すると壁には上記の貼り紙が。イラストの青い男性と赤い女性が尿意を我慢している様子が面白くて写真を撮りました。なんだかくすっとしませんか?

トイレといえばこの青い男性、赤い女性をかたどったイラスト、というのかデザインというのか、マークというのか、シンボルというのでしょうか、これが世界共通となっていますね。言葉がわからない国でもこのイラストがあると理解出来ます。絵、デザインの力ってそれですよね。言葉の力とはまた違ったすごさがあります。これは音楽にも言えることですけどね。それぞれ力はあるけれども、絵や音楽は国を超えて理解しあえるものでもある。

それにしてもデザインってどういうものなのでしょう。美大で専攻したら学べて身につけられるものなのでしょうか。普通に?生きていると、たいていは文系か理系を選ぶため、美術系となるデザインとはなんぞやということについて知ることはない気がします。それってやはり専門的なことを学ばないと日常では縁がないのか、このトイレの貼り紙を見て感じたのでした。ある意味音楽よりも更に遠い世界のような気がします。

デザインってこう一部の、いわばちょっとしゃれた人のみが理解出来る意識高い系ともまたちょっと違うのですが、なんかそういう専門分野ってイメージがあるのですよ。パンピー(死語?)には近づけない分野というか。特権階級のみ出来るもの、みたいな。私は文学部というゴリゴリの文系、就職で何の役に立つんですかという質問を一番受ける学部出身です。そういう者からしたら、求人広告で「デザイン」を扱う会社、業種、仕事内容って、世界が違うように感じてしまいます。

連載当初から「cakes」にて「左ききのエレン」を読んでいて大好きな漫画なのですが、この光一サイドの物語の舞台は「広告代理店」。物語冒頭はエレンと光一らの高校時代が描かれていて、彼らは皆「美大」に進学します。こういうルートじゃないと「広告代理店」には入れないとなると、普通に高校生活を送っている人はその事実を知っているのでしょうか。「広告代理店入りたいからデザインやろう、じゃあ美大だ」って思いつくのでしょうか。私は思いつきませんでした。「絵が得意。だから油絵描きたい。じゃあ美大」というルートよりも難易度?が高い気がします。

私は本を読むのも、こうして文章を書くのも好きです。今日お惣菜コーナーで、商品名のシールに「(ぷりぷり)海老と卵の炒め物」だったか、商品名は忘れたのですが、この擬態語「ぷりぷり」が書かれていて、しかもそのせいで目を引くという事実に、「日本語って面白いな」とスーパーで思う、そういう感性です。これ、「ぷりぷり海老」じゃなくてあえて「ぷりぷり」と「海老」を分けているんですよ。「海老と卵の炒め物」全体が「ぷりぷり」な訳です。そこに私は面白さを感じました。そう、文字、言語は興味深いですが、非言語であるイラスト、デザイン、そして音についてももっとその魅力を知りたいと思っています。

若干意味不明な内容となりましたが。顔が描かれていなくても、タイトルの男女がトイレに早く入りたいと困っていることは伝わる、面白いなという話です。そして余談ですが右側のイラストはフリー素材サイトいらすとやのものですが、まあ良く使われてこうして良く目に入って来ますね。その使用頻度がすごい、作り手視点で見たらうらやましいということも感じました。

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