橋本匡市

大阪に在住。演出家、劇作家、宣伝美術家、小劇場ウイングフィールドの企画担当。

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記憶を辿る二つの劇(鮟鱇婦人/YO RU TO RO TO RO)

稽古の様子をnoteに書く事で、脳を整理する。 そう考えてなるべく書きたいと思っていたのだが、いかんせん考える事が多く、脳を限界までヒートアップさせて諸々と立ち向かい、家に帰るとスイッチをガチリと切って死んだように眠る日々です。それでも明日はやってくるのです。 さて、いよいよ劇場入りまで大詰めという時期になってきました。 めちゃくちゃ決まっている事もめちゃくちゃ決まっていない事もあり、精査の時期。演出的には要素は揃ったし筋も見えた。肉付けをモリモリ行いながら、作品が立ち上が

    • 夢幻に光を垂らす稽古場での立ち位置について

      10年ぶりの二作品同時演出脳に、やっと切り替わってきました。 noteの更新も、2週間に1本ぐらいが限界だなという感じです。 今日は再演×新作の、新作「YO RU TO RO TO RO」の稽古についてです。 あらすじをどうぞ。 今作はサカイヒロト氏の新作書き下ろし作品。 サカイさんは私が前に代表を務めていた劇団時代に精華小劇場で上演した 「鉄鋼スベカラク」という作品から、舞台美術・映像を中心に関わって頂いています。サカイさんのホームページにも、その公演の写真が残っていま

      • どこまでもストイックな一人芝居の稽古場の在り方について

        まずは、簡単なあらすじからどうぞ。 今作は、10年前に上演した作品の再演。 私自身、自分の作品の再演は極力避けたい(書き換えてしまって稽古にならないから)事もあったのだが、10周年にあたり改めて臨んでみたい作品を一本挙げろと言われたら、やはりこの作品だったのです。 初演は、現在万博設計のメンバーにもなって頂いた千田訓子さんの一人芝居として書き下ろし上演。 当時一人芝居なんて、やりたいと一ミリも思っていなかったのだが、千田さんの演技に出会い、この方の一人芝居は純粋に私が観た

        • 二作品同時演出という暴挙を成す意味

           新作 / 再演の稽古がはじまりました。どうぞ宜しくお願い致します。  Twitterで宣伝も兼ねて色々書こうかと思ったが、最近パパパっと文字を書いてパパパっと公開、ムムムっと反応を待つ、みたいな流れが、自分の生活リズムと嚙み合わず、久々にブログ形式で書いてみる事にします。文字数制限無いので、油断せず、あまり長くならないように気をつけます。お付き合いいただけますと幸いです。万博設計の橋本匡市です。  さて、私は演出家としてこの場にいさせて頂いております。  演出家は、俳優

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        • 演出
          3本
        • 精神と時の国
          0本