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『落花生の種を植える時は上下を確認!』 〜 “くいしんぼう ラボ”第1回活動レポート。初めての農作業。
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『落花生の種を植える時は上下を確認!』 〜 “くいしんぼう ラボ”第1回活動レポート。初めての農作業。

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2022年5月25日(水)午後、東京学芸大学環境教育研究センターの「農園(教材植物園)」で、「くいしんぼう ラボ(KUISHINBO LAB)」の第一回活動が行われました。
くいしんぼう ラボ」は、東京学芸大学辻調理師専門学校の教員・学生による、食と農と環境に関する教育研究連携プロジェクトです。
記念すべき第1回には、その日の授業が終わった辻調グループの東京校、エコール辻東京の学生や教員も参加して、晴天の空の下、新緑のまぶしい農園でのはじめての活動となりました。
対象となった農作物は、トマト、インゲン、落花生、米(稲)です。ラボのリーダーでもあり、農園を管理されている環境教育研究センターの平田大介さんに、作物ごとに作業内容を詳しく説明していただきながら、農作業にいそしみました。

簡単な作業であっても、大地の香りを嗅ぎ、陽の光を浴び、土に触れながら作物を植えるという機会は、教室やキッチンの中にいるだけでは体験することのできない貴重なものです。

落花生の種を植える際には、種の上下を確認して植えましょう!」と平田さんから説明があったのですが、学生も教員も???…一瞬きょとんとしてしまいました。
落花生に上下があるなんて誰も知らなかったからです。
落花生は尖っている方から根が出てくるので、こちらを下にして植えることで、無理なく根が伸びるそうです。誤って逆さに植えてしまうと、根は上から出て下へとUの字を描くように伸びるので、そのために必要な栄養分がその落花生の種から奪われてしまうため、成長に影響が出てしまうとのこと。種の性質を知って、種が育ちやすい環境を作ってあげることが農作物を育てる上での大切な第一歩であることを知りました。

 次に平田さんからのサプライズで、事前に予定のなかった「田植え」の体験を特別にすることができました。毎年この田んぼでは、近隣の小学生たちも田植えをするということで、その小学生たちが植えた苗の隣に、私たちも植えさせてもらいました。田植えは初めてという学生もあり、おそるおそる田んぼに手を伸ばし、無事、植えることができました。 

そして最後に、案内していていただきながら、農園をぐるりと一周しました。タケノコ、茶、梅、アーモンド、季節の野菜、米、バナナ、コーヒーなどなど、敷地内いっぱいに食材となる植物が広がり、まさに「くいしんぼう」にとっては、好奇心をくすぐられっぱなしでした。

 園内には、あえて人が手を入れない、自然のままの一画もあります。こういう一画を残すことで、この「手付かず」の場所をすみかとする絶滅危惧種の虫たちを残すことができるそうです。また、園内には地面に穴が開いたような箇所もありましたが、これはモグラが生息している証とのことでした。悪者に思われがちなモグラですが時には土をやわらかく耕してくれるというよい面もあるそうです。

今回参加した学生たちからは、はじめての農作業へのそれぞれの感想のほか、「普段できない貴重な体験ができた」「普段話さない人と交流することができ嬉しかった」「この新しい企画の今後が楽しみ」といった、いつもとは異なる体験への喜びや期待の声が数多く聞こえてきました。まさに「くいしんぼうの視点で、食・農・環境を考える、持続可能な社会のことを楽しみながら学ぶ」という、このラボにぴったりな第1回目の活動となりました。次回の活動も楽しみです。
 
辻調理師専門学校 迫井千晶 
 
 
 
 

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やってみて 、追求して 、つくりだす 。 いつだって 、世界を変えたのは変わり者だった。何にも負けない『好き』の力が新たな世界を創造する。 東京学芸大学とMistletoeの新たな教育の試み。エクスプレイグラウンド。