公開講座のプロトタイピング始めます
今春、東京学芸大学の公開講座から派生した新たな取組みが始まる予定です。
その名は、Explayhub(エクスプレイハブ)。
大学の公開講座というと、講師と受講者が「教える/学ぶ」という形の関係が一般的ですが、Explayhubの特徴は講師と受講者が「学び合う」という形の関係であること。
そして子どもから大人まで、さまざまな世代の人が、誰でも無料で参加できること。
学び合う。
Explayhubの母体となるExplaygroundでは現在、さまざま参加者が主体的に自分の「好き」「面白い」「課題」を持ち込み、 何かに没頭する中から得る学びを大切にしたラボ活動と呼んでいるプロジェクトを共感者と形成し、お互いに学び合っています。
今回のExplayhubは、その公開講座版。1日あるいは短期間で、活動に触れていただく試みです。
「そんな講座ができるの?」
「失敗するのでは?」
現代社会、特に日本には失敗を許容せずに恐れてしまう風潮があります。
それは子どもたちだけでなく保護者も、学生も、そして先生にも広がっています。
新しい取り組みには失敗がつきものです。
失敗したくない子どもたちが増えるなかで、我々は教育においても学びのプロトタイピングしていく姿をみせ、ポジティブに受け止める風土づくりに挑戦していきます。
Explayhubでの一歩目となるプロトタイピングは、漢字の起源や語源を探究し、漢字の多様な可能性や未来を考えている「金文ラボ」の1日体験講座。
「金文ってなに?」「あぁ金文ね」「未知の世界だけど面白そう」。
どんな方でも大歓迎。覗き見したい方、この指とまれ!
https://peatix.com/event/3158877/
そしてExplayhubは、さらなるプロトタイピングも予定しています。
Explaygroundそのものに興味がある方も、この指とまれ!
ーー Explayhubのコンセプト ーー
“Explayhub” は、東京学芸大学に新しく誕生したオープンセミナー。
コンセプトは「この指とまれ!」。
何か面白そうなことを始めるとき、仲間になろうと誘いかける一言です。
自らその指に「とまり」にいくのは、「やってみよう!」「楽しそう!」と自分の心が素直に動いた時。まだ仲間になっていなくても、知らない人が多くても、自然と動き出します。
だからこそ「この指とまれ!」は、受身なだけではなく、さりとてグイグイと自分が押し付けていくわけでもなく、自分を見失わず誘いかけに心も開く「出会い」という素晴らしい場面を、私たちに準備してくれることになります。
また、そこで生まれた「出会い」が、ある時間(とき)の継続につながり、新しい自分に変わることまで、つながっていくこともよくあります。
この指とまれ!
遊びだけでなく学びも、実はこんな呼びかけから始まることが多いものです。誘いかける方も、誘いかけられる方も、どんな人がいて誰が来るのか、どんなことが起きるのか、ドキドキワクワクの瞬間です。
Explaygroundでは、遊びとシームレスにつながる自由な学びを、児童生徒、学生、先生、研究者、企業人、地域の人などの区別なく、自分たちで広げていく活動を支援しています。
「面白いこと」「楽しいこと」を自由に広げ深めていく活動は、教育を変え社会を変えていくと考えています。
この“Explayhub”もその一つ。
さあみんな、この指とまれ!
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