見出し画像

「いま私にできること」をやってみている話

画像1

みなさんこんにちは。おみやです。
東京学芸大学で教育を学ぶ学生です。

12月13,18日に、映画「Most Likely To Succeed」の上映×対話の会を実施しました。
人工知能の発展などにより急激に変化する社会に対して、産業革命の時代から変わらない教育が続いている今、本当に子どもたちに必要な教育とは?
Most Likely To Succeedは、こんな問いを持った、アメリカにあるチャータースクール「High Tech High」の教育実践ドキュメンタリー映画です。

企画者である私は、今年8月にイベントで初めてこの映画を鑑賞しました。
最初の感想は、「なんだこの、言語化できない違和感と希望は。この教育は間違いなく必要だし、今の学校の当たり前を問い直さなければ!」でした。

観るだけでは満足できず、自分自身の教育に対する価値観の問い直し、実現したい教育実践の場を設けるためと、教員養成課程にいて将来教育に携わる可能性の高い学芸大生が新たな視点で教育を考えるために、絶対に学芸大で上映と対話の会をやろうと決めました。

Explaygroundでフジムーさんとイベントを創っていく中で、4回実施してできるだけ多くの人に観て考えてもらうことにしました。また、多様な視点をもつために、学芸大生だけでなくさまざまな肩書きの人も混ざってもらうことにしました。

画像4

このチラシも、初めて自分でイチからデザインも内容も考えて作りました。どんなチラシだったら人に見てもらえるか、誰に対するメッセージを書くか、イベントの雰囲気をどう伝えるか…インターネットでデザインを検索して、フォントや色、文字の配置、文面などを試行錯誤しました。たったこれだけの制作に2週間くらいかかりました。

第1回は緊張しすぎてうまくファシリテーションができませんでした。説明もぎこちないし、進行も抜け漏れだらけ…「いま自分にできることはなにか」という唯一の問いも、かなり粗削りでまだまだ改善の余地があるとわかっていながら、どうすればいいのかわかりませんでした。とにかく、個人的な知識不足、力不足を感じて悔しさでいっぱいになりました。
しかし、中高生、学芸大生、他大生、院生、保育士、NPO職員、教育系企業の方、起業されている方、子を持つ親など、さまざまな肩書きの約30名の参加者がそれぞれ自分の興味や立場に基づいて議論を白熱させている様子を見て、この映画をテーマに選んで場を設けてよかった、とちょっぴり自信が持てました。

画像3

問いにも段階があって、いきなり大きな問いを出しても考えることが難しい。
発散的な話になってしまって、深い議論が難しい。
参加者のフィードバックから、どのような問いを立てれば参加者がテーマを絞って深く考えられるのか、何を考えてもらいたいのかを熟考し、
➀映画の感想
➁自分が校長なら、どんな学校をつくりたいか
➂これから自分は何をするか
の3つの問いをたてました。

第2回は自分自身が楽しみながら、参加者の声をききながらファシリテーションをすることができました。また、これまでの上映ではまったく気にも留めなかった、映画に登場するシャイな女の子の変化が気になってしかたありませんでした。今の私と重なる部分があまりにも多かったからです。問いは前回よりも参加者がそれぞれの価値観や立場を活かした話し合いにつなげるきっかけとして活きていました。それでもまだまだ発散的な議論になりがちで、満足する問いには至っていません。

画像4

第2回の実施の中で、授業中ゲームをしたり寝たりしていることが多い友人が、このイベントではこれまで見たこともないくらい生き生きと議論し、全体に向けた発表までしている姿にとても驚きました。あとで感想を聞いたら、映画の内容自体が友人の興味関心にはまり、普段話すことのない他学科他学年の学生、院生や留学生、高校生と話せたことによる刺激が多く楽しかったそう。内発的動機づけによって学ぶ楽しさを感じている友人の姿が見られたことに、えもいわれぬ喜びを感じました。

このブログを書きつつ内省をするなかで、このイベントを企画し実施することを通して自分自身のPBL(Project Based Learning)が行われていることに気付きました。自分の興味に人を巻き込み、迷惑をかけたり失敗をしたりしながら実行して、反省して次に活かして自分やまわりの人の学びにつなげて…今必要な学びとはなにか?その問いに対する私なりの答えを全力で体現している途中なんだと思います。

いただくフィードバックやイベント後の感想から、参加者それぞれが確かに何かを得ていることを感じられています。それでも、最初の目的である学芸大生への新たな視点提供が果たしてできているのだろうか?提供してどうしたいのか?どうやって実現するか?またこれは実感できるのか?学芸大生以外の参加者に対してはどうなのか?私自身は?…
まだまだ自分への問いと挑戦が続いています。

また、このイベントにきてくださる方はすでに教育の当たり前を問い直していて、「縁なき衆生は度し難し」の状態に課題を感じています。
まずは地道に「縁ある人」から少しずつ、さまざまな視点で考える機会をつくって広げていくことが、「いま私にできること」だと信じています。

1月には第3回、第4回が控えています。毎回違った刺激を得ることができるので、一度参加された方も、都合がつかずまだ観ていない方も、ぜひ新たな学びと私の成長を感じに来てください!!!!私もまだまだ学びます!!!!!!

(おみや)

【今後の開催予定】
2020年1月20日(月) 18:00-21:00
2020年1月25日(土) 13:00-16:00
会場はいずれも東京学芸大学 小金井キャンパス 環境教育研究センター多目的教室。参加費は、学生無料、それ以外は 1,000円。
お申し込みフォームはこちらです。

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

16
やってみて 、追求して 、つくりだす 。 いつだって 、世界を変えたのは変わり者だった。何にも負けない『好き』の力が新たな世界を創造する。 東京学芸大学とMistletoeの新たな教育の試み。エクスプレイグラウンド。

この記事が入っているマガジン

コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。