似非恋愛脳の亡者たち

恋バナ、好きですか?

僕は全然好きじゃないです。

付き合いでそういう話を聞くこともありますが、くっ付いただの離れただのやっぱり離れたくないだの、それをさも重大事のように語られると辟易してしまいます。

別に恋愛することは一向に構わないと思うのですよ。
僕もそういった経験がないわけではないですし、生物としての本能が心を動かすのは当然の事でしょう。
僕が不快感を覚えるのは別のポイントです。

恋愛話を好んでする人々って、恋愛そのものを純粋に楽しんでいるというよりは、それを取り巻く社会性で自分を慰めているように見えるんですよ。

僕がこれまでしてきた恋愛は全て1対1の関係でした。
即ち、「この人を彼女にしたい」と思ったことはあっても、「彼女が欲しい」と漠然と思ったことはない、という事です。

でも彼らは間違いなくそうではないですよね。
連中は性欲と承認欲求と孤独感をごちゃ混ぜにして、どれとも向き合おうという姿勢がありません。
妙に腹が立つ原因はそこにあるんだと思います。

実際、親友からたまに聞く彼女の話なんかはかなり面白いですし、微笑ましくすらなります。
自分が持つ各欲求、何より彼女に対して正面から向き合っているからなんでしょう。

世間で語られる"恋愛"像は、運命アリ、駆け引きアリ、ハプニングアリと随分属性てんこもり ですが、そんなのはもう沢山です。
好きなら普通に一緒に居れば良いじゃないですか。
不一致があるならサヨナラすれば良いじゃないですか。

ウジウジと幼稚な人間関係をこねくり回し、メタ的な自分に陶酔している似非恋愛脳よりかは、意中の相手をストーカーする人の方がまだマシですよ。

恋愛ごときで人生を知った気になっている全ての人に申し上げます。
もっと真っ直ぐに色んなモノと向き合ってはいかがですか。
あなたの人生は人前で自慰行為を繰り返しているのと何も変わりません。
そのネチョネチョした排泄物を今すぐ隠し、可能なら自分の中で処理するべきです。

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