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煌めき -「生きる意味」とは

唐突に深いタイトルですいません。
語らせて下さい。


冬休み中、Disney+(ディズニープラス)で
ピクサーの「ソウルフル・ワールド」を観賞。

原題は「Soul」で、
音楽の「Soul = ソウル」と
人間の「Soul = 魂」のダブルミーニング。


いきなり言いますが、
個人的ピクサー映画最高傑作。
映画ほとんどドラえもんやコナンしか見ないド素人の私に何の説得力もありませんが笑

簡潔にまとめるならば、
「生きる意味」をとても考えさせられました。
本当に深い。最後泣きました。

ディズニープラスは半年ほど利用して、私はプリンセス系よりもピクサーが好きで、観るのはほとんどピクサー映画なのですが、「ソウルフル・ワールド」はそれまでのピクサー映画とは違う雰囲気があった印象。

舞台はニューヨーク。
圧倒的なグラフィック。ほぼ実写やん。


この映画、元々は昨年6月に劇場で公開する予定だったのが、コロナ野郎のせいで同年12月25日に配信での公開に切り替わったそうで。残念。

ストーリー

(Wikipedia からネタバレのない程度に引用)

ジャズ・ピアニストを夢見る
中学校の音楽教師ジョー・ガードナー

ある日、ニューヨークで1番有名なジャズ・ミュージシャン、ドロシア・ウィリアムズのジャズ・クラブで演奏するチャンスを手に入れる。

しかし、浮かれ気分のジョーはで街を歩いている最中にマンホールへ落下してしまう。


ジョーが目を覚ますと、人間が生まれる前に「どんな自分になるか」を決めるソウルの世界におり、彼自身もソウルの姿となっていた。

この世界にいるカウンセラー、ジェリーに話を聞いたジョーは、「人生の煌めきを見つけ、通行証を手に入れれば地球に戻れる」ことを知る。

そこでジョーは、人間嫌いで何百年もの間地上に行くことを嫌がっていたソウル、22番をメンターとして相棒にし、奔走する。

手始めに2人は、22番の知り合いのムーンウィンドというソウルを頼る。彼は迷子になったソウルたちを救済する活動をしている。

地球の病院で昏睡状態になっている自分の体を見つけ、焦ったジョーは、過誤により傍にいた猫・ミスター・ミトンズの体に入り、逆に22番がジョーの体に入ってしまう。

地上にいる人間のムーンウィンドを探すべく病院から逃げ出した2人だったが、初めての現実世界に22番は怯え混乱する。

なんとかムーンウィンドを見つけたのだが、ジョーを地上に帰すことができるのはその日の6時半であり、それまでに準備を整えることにする。

地上での生活を経験していく22番は、この世界での「煌めき」を感じていくのだった。

そんな中、約束の6時半になるも、地上をすっかり気に入りソウルの世界に戻りたくない22番は、ジョーの体に入ったまま逃げ出してしまう。

だが、ジョーを探していたソウルの計算係・テリーに見つかってしまい、ジョーと22番はソウルの世界へ連れ戻されてしまう…

感想

私はレビューや評価を全く見なかったので、
まさかこんな深い話だとは思いませんでした。

音楽のソウルよりも、魂のソウルがストーリーの軸。でも、要所要所で流れるジャズの音楽もまた心を揺さぶってきます。劇場の大画面と良い音響で観たかったなぁ…。

哲学的な部分もあるので、子供は理解が難しいかも。よってこの映画は大人向け。だから、今までのディズニー映画と違う雰囲気を感じたのか。

主人公のジョーは特にクセもない普通の男性、という感じ。でも「ジャズの世界で活躍する」という夢には、とてもひたむきな人。
対して22番のソウルは、何年経ってもこの世に生まれたくない、と言い張るクセ者。

ポイントなのが、アニメによくある「死後の世界」ではなく、「生まれる前の世界」であること。つまり「煌めきを見つける = 生きるための準備をする」のがソウルの仕事。

22番は煌めきを見つけられないまま、過誤で地上の世界に、しかもジョーの体で。

しかし22番は、地上の楽しさに少しずつ気づき始め、それと同時にジョーと22番の「生きる意味」への考え方が徐々に変わり始める…

これ以上書くとネタバレになるので…。

でも、これだけは言っときます。


私はこの映画を観た後、いつも歩いている道が、何倍も美しく見えました。


人生とは何か。


人生の煌めきとは何か。


生きる意味とは何か。


「夢」は生きる意味なのか。


ディズニーからメッセージとして、そう問いかけられているような気がしました。

本当に劇場で観られなかったのがもったいない傑作。コロナが憎い。

ディズニープラスで
「ソウルフル・ワールド」、是非。

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