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西地中海クルーズ第3日目

マヨルカ島を離れ、穏やかな航海に恵まれ、ゆっくりと北上して、フランスのマルセイユに翌朝到着。やはり、クルーズ船が停泊する港からはシャトルバスで一人20ユーロを払い、市内とを往復することも考えたが、クルーズ船に戻る時間も限られ、4人分だと結構な額になる。米国で利用慣れている息子が Uberで移動した方が時間的な自由が効くし、便利というので、その方法で市内を往復した。
 マルセイユではクルーズ船が提供するオプショナル・ツアーへ参加したのではなく、Viatorという欧州の観光地ツアーをいろいろと提供している旅行会社のガイド付きフードツアーにオンラインで申し込んでおいた。グルメの息子やパートナーに合わせたツアーだったとも言える。WindJammerでゆっくりと朝食を食べた後、そのツアーが始まる11時半までに集合場所に行ったが、そこには誰もいない状態だった。集合場所を間違えたのかと思ったが、そこは時間通りに進まない世界。しばらく待つと中年のガイドらしき女性が現れたので、質問してその方がガイドであることがわかり、そのツアーに参加した南カルフォニアから来ている米国人家族とその友人たち(5人)と我々4名がグループとして行動を共にした。
 まず、集合場所から近いヨット・ハーバーのあるマルセイユ市街を歩きながら、簡単にマルセイユの歴史を説明してくれながら、毎朝開かれているという地元の魚売りの場所へ導かれた。確かに地元の人たちにとっては、地中海で取れる新鮮な魚類が毎朝割安に手に入るのはいいし、結構な人数の地元人が漁師たちから直接購入していた。
 最初に連れて行かれたのは、マルセイユ歴史博物館近くにある由緒あるレストランの一つ(店舗の写真を撮り忘れたので、不明)で、そこでは白ワインとバケット、新鮮な熟成オリーブ入りのサラダをツアー参加者たち自己紹介し、歓談しながら食した。量的にはやや不満足だったが、どれも美味しかった。
 次に連れて行かれたのは、Fromacerie La Meulerieというチーズ専門店であった。提供されたチーズを食べながら、店舗のオーナーによる各種チーズについて説明を聞いた。そして、 これも店の写真を撮り忘れたので、店名が不明だが、新しいチーズとワインのお店に連れて行かれ、チーズ、サラミ、イワシを食べながら、ロゼワインか白ワインを試飲しし、再度ツアー参加者たちと歓談しながら、しばしの時間を楽しんだ。そして今最後に行ったのは、Cure Gourmandeというクッキーやチョコレート菓子などを製造販売するお店でフランス美人のスタッフが説明をしてくれ、何種類かのお菓子を試食させてもらった。今ひとつお土産で購入し持ち帰るほどではないかなと判断し、ツアーの解散と共に、その場をさり、チーズとワインを食べたお店に戻り、美味しいそうな白ワインを1本購入した後、Uberでクルーズ船に戻った。ところが、そのワインは乗船する際に、持ち込んで飲むことができず、下船2日までに部屋に届けられるというスタイルとなり、結局、日本へ持ち帰ることとなってしまった。
 その夜のデイナー・コースを美味しくいただいた後は、午後8時より1時間半余りのミュージカル「HairSpray]をメイン劇場で楽しんだ。プロ歌手たちの美声や踊りの素晴らしさに加え、ストーリー自体にもとても感動し、良い思い出となった。<続く>


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