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【 57日目 】医療情報技師試験『 書類の保存期間 』まとめ

【 目標 】

◆ 医療・医学系、医療情報システム系の合格

【 前提 】

◆ 2022年に一度受験し、情報処理技術系のみ合格
◆ 2023年は医療・医学系と、医療情報システム系の合格を目指す

【学習の流れ】

◆ 主に、医療に関する用語をまとめ、理解を深める(5問/1日)
◆ まず、2021~2022年度の医療用語の学習を実施
◆ 次に、頻出するとされているポイントを絞って学習を実施
◆ 解答群の用語などを一つ一つ調べ、まとめる



【 主な書類 】


◆ 診療録

作成者:医師
記載事項:患者の住所、氏名、性別、年齢、病名、症状など
根拠条文:医師法 第24条
保存期間:5年間

◆ 診療録(歯科)

作成者:歯科医師
記載事項:患者の住所、氏名、性別、年齢、病名、症状など
根拠条文:歯科医師法 第23条
保存期間:5年間

◆ 助産録

作成者:助産師
記載事項:妊産婦の住所、氏名、年齢、職業、分娩回数など
根拠条文:保健師助産師看護師法 第42条
保存期間:5年間

◆ 処方箋

作成者:病院(医師)
記載事項:-
根拠条文:医師法 第21条、第22条
保存期間:2年間
( ※ 保険薬局における保険処方箋の場合は3年間 )

◆ 調剤録

作成者:薬剤師
記載事項:患者の氏名、年齢、薬名、分量、調剤年月日など
根拠条文:薬剤師法 第28条
保存期間:3年間

◆ 諸記録(診療日誌、手術記録など)

作成者:病院
記載事項:-
根拠条文:医療法 第21条、第22条
保存期間:2年間

◆ 歯科技工指示書

作成者:歯科医師
記載事項:設計、作成方法、使用材料、発行年月日など
根拠条文:歯科技工士法 第18条
保存期間:2年間

◆ 救急救命処置録

作成者:救急救命士
記載事項:処置を受けた者の氏名、住所、性別、年齢
     処置を行った者の氏名、処置を行った年月日など
根拠条文:救急救命士法 第46条
保存期間:5年間

◆ 歯科衛生士記録

作成者:歯科衛生士
記載事項:-
根拠条文:歯科衛生士法施行規則 第18条
保存期間:3年間

◆ 特定生物由来製品 使用記録

作成者:病院
記載事項:製品名、製造番号、使用日、患者の氏名、住所など
根拠条文:薬機法 (医薬品医療機器法)
保存期間:20年間


【 保存期間別 】

◆ 2年間

 ・ 処方箋
 ・ 諸記録(診療日誌、手術記録など)
 ・ 歯科技工指示書

◆ 3年間

 ・ 処方箋(保険薬局における保険処方箋)
 ・ 調剤録
 ・ 歯科衛生士記録

◆ 5年間

 ・ 診療録
 ・ 診療録(歯科)
 ・ 助産録
 ・ 救急救命処置録

◆ 20年間

 ・ 特定生物由来製品 使用記録




【 過去問まとめ 】

※ 答えはこの記事の一番下に書きました

<2022年度 医療医学系 問26>

特定生物由来製品の使用記録の保管期間は何年か。

1) 5年
2) 10年
3) 15年
4) 20年
5) 30年

<2021年度 医療医学系 問40>

医療法に基づく診療に関する諸記録の法定保存期間はどれか。

1) 2年
2) 3年
3) 5年
4) 10年
5) 20年

<2019年度 医療医学系 問09>

医師法について正しいのはどれか。2つマークしなさい。

1)診療録は10年間保存しなければならない。
2)自ら検案をしないで検案書を交付することは禁止されている。
3)医師は診療終了後7日目までに診療録を記載しなくてはならない。
4)慢性疾患の患者については、診察を行わずに処方箋を発行できる。
5)薬剤を調剤して投与する必要がある場合には、処方箋を交付しなければならない。


<2019年度 医療医学系 問28>

患者に投与した場合、患者氏名・住所・薬品名・製造番号・使用日を記録し20年間保存する必要があるのはどれか。

1)毒薬
2)麻薬
3)筋弛緩薬
4)向精神薬
5)特定生物由来製品


<2019年度 医療医学系 問30>

特定生物由来製品の使用記録の保存期間を定めているのはどれか。

1)医師法
2)医療法
3)健康保険法
4)医薬品医療機器法
5)保険診療機関及び保健医療養担当規則


<2018年度 医療医学系 問30>

歯科の診療録に関わる記述として適切なのはどれか。2つマークしなさい。

1)保存期間は4年である。
2)算定点数は2号用紙に記載する。
3)歯の部位を示すために歯式を用いる。
4)自由診療に関わるものは2号用紙に記載する。
5)歯周検査の記録は2号用紙に直接記載してはならない。


<2018年度 医療医学系 問42>

法律上作成すべき書類とその保存期間の組み合わせで誤っているのはどれか。

1)助産録 - 2年間
2)診療録 - 5年間
3)調剤録 - 3年間
4)歯科技工指示書 - 2年間
5)救急救命処置録 - 5年間


<2017年度 医療医学系 問27>

特定生物由来製品の使用記録の保存義務期間はどれか。

1)2年
2)5年
3)10年
4)20年
5)50年

<2016年度 医療医学系 問44>

保険薬局における保険処方箋の保存義務年数はどれか。解答記入欄(44)にマークしなさい。

1) 2年
2) 3年
3) 5年
4)10年
5)20年




【 参考サイト 】

『 https://www.mhlw.go.jp/shingi/2004/06/s0624-5e.html
『 https://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/tokuteiseibutu-qa.html 』
『 https://www.mhlw.go.jp/qa/iyaku/yakujihou/point1.html




<2022年度 医療医学系 問26>
4) 20年

<2021年度 医療医学系 問40>
1) 2年

<2019年度 医療医学系 問09>
2)自ら検案をしないで検案書を交付することは禁止されている。
5)薬剤を調剤して投与する必要がある場合には、処方箋を交付しなければならない。

<2019年度 医療医学系 問28>
5)特定生物由来製品

<2019年度 医療医学系 問30>
4)医薬品医療機器法

<2018年度 医療医学系 問30>
2)算定点数は2号用紙に記載する。
3)歯の部位を示すために歯式を用いる。

<2018年度 医療医学系 問42>
1)助産録 - 2年間

<2017年度 医療医学系 問27>
4)20年

<2016年度 医療医学系 問44>
2) 3年


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