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【楽器講師向け】オンラインレッスンを導入する方法

はじめに

新型コロナウイルス感染拡大の影響でイベンター、ミュージシャン、パフォーマーをはじめ、音楽教室や我々楽器講師たちも大きな試練をむかえております。

それに伴い事業のオンライン化も急速に普及されており、SkypeやZoomなどのビデオ通話サービスを使いながらのオンライン講座も広がりを見せております。

人間や社会は困難に直面すると必ずそれを乗り越えようと戦略を変え、進化しつづけここまで文明が発展してきました。なので私たちもこの試練を必ず乗り越えれると信じて、今自分ができることを考えスピード感を持って取り組む姿勢が大事だと思っております。

今回は「オンラインレッスンをやってみたいけどどうすればいいのか、どんな機材が必要なのか」と悩んでいる方に参考になればと思い、お伝えしていきます。

手軽に始めてみたい場合

Skype、Zoom、Facetime、LINEのビデオ通話などを使います。これらはオンラインレッスンをするにあたり最低限必要なものではないかと思います。

これらのみでも実際レッスンは可能ですが、楽器の音質や音量調整など細部の調整が難しいため特にドラムレッスンなど、講師の声と楽器の音量差が激しい場合音割れを起こしたり、講師の声が聞こえなくなる可能性があります。

楽器の音をクリアに届けたい場合

必要機材
パソコン(できればWebカメラ付き、カメラは外付けも可)
オーディオ・インターフェイス(ライン入力が2in以上)
マイク

パソコンからのビデオ通話になります。オーディオ・インターフェイスに楽器の音・講師の声をライン入力し、入力ゲインで音量バランスを調整することで高音質でのレッスンが可能になります。ドラムレッスンの場合は電子ドラムのOutからライン入力すると手軽にできます。

注意点
ただし、この方法には一つ注意点があります。それは普通に設定したのみでは「オーディオ・インターフェイスの複数のチャンネル(例えば楽器側の入力が生徒側に出力されない」ことです。自分のところでは正しく楽器の音が聞こえるのに肝心な生徒さんには聞こえない・・・なんと本末転倒。

原因はルーティングの問題で専門的な説明はここでは省きますが何も知らずに試した方の多くはこの問題に直面したのではないかと(私もそうでした・・・)

解決策
1.オーディオ・インターフェイスのループバック機能を利用する

ループバックをオンにすることでパソコン側から出力された音をパソコンに送り返すことができ、全チャンネルの音を生徒さんに届けることができます。

2.パソコン内に仮想ミキサーをインストールする。

ループバック機能がないオーディオ・インターフェイスの場合、パソコンに仮想ミキサーをインストールすることで解決します。

=Macの場合=

Soundflower、LadioCastのインストール


=Windowsの場合=

Voicemeeterのインストール

当レッスンの環境


Skype Zoomでのレッスン
パソコン⇒Windows10
カメラ⇒パソコン内蔵のWebカメラ
オーディオインターフェイス⇓

Skype、Zoomそれぞれスピーカーとマイクの設定をお持ちのオーディオインターフェイスに指定します。ループバックのオンを忘れずに。

Zoomで音飛びが発生する問題について

Zoomには「連続するノイズを除去する」機能があるようです。
時計の針や、メトロノームのように規則的に動くものを雑音として認識し、
勝手に無音にしてくれるとのことなのですが、この機能、ドラムと相性がよくありません(苦笑)初期設定ではOnになっているのでそれを解除すれば解決します。Zoomでのレッスンの方法の詳細も書かれているのでご参考ください

さいごに

今回の記事は私自身がオンラインレッスンを始めるにあたりいろいろ調べたり、情報をシェアしてくださったりしたものをまとめたものになります。とてもためになったのでそのままリンクをこちらの記事でシェアさせていただきました。

楽器講師同士、この記事が業界の助けになれば幸いです。みんなで一緒にこの試練を乗り越えていきましょう!

最後までご覧いただきありがとうございました。

EXIT DRUMLESSON


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