見出し画像

2020年宇宙産業の今 -課題と役割についてステークホルダーが語る-  講演まとめ

現在、衛星画像を用いたデータ分析や商業利用が活発化している。宇宙に人工衛星を飛ばして、地球を観測することで雨雲や二酸化炭素の量、海水温など様々な地球の様子がひと目でわかる。このようなデータと地上で得られたデータなどを組み合わせることで新たなビジネスが生まれるということが期待されている。すでにアメリカやヨーロッパでは非常に活発だ。しかしながら、日本ではその利用について、動きが緩やかだ。何故なのか?それは、衛星データを利用するということに対してのハードルが非常に高いと思われているということが挙げられそうだ。

今回の公演を聞いて感じたことは、衛星データを利用することにより、活性化する産業分野が多く存在しているのに、それがなかなか発掘できないということだ。言うは易し、行うは難し。私も考えてみたが、なかなかいいアイデアが思い浮かびにくい。そこで「災害」にテーマを当てて考えてみた。

衛星データと地上データの融合。マンホールにセンサーを取り付けて水量などを測定し、データを取る。(=地上データ)大雨が降った後など水量が増加してきたら、近くの市町村に連絡して、住民に避難を促す。その時に、さらに地表の高さや勾配などを衛星データを使って事前に調べ、どのくらいその地域が浸水するか予想すればデータの信頼性が増しそうである。また、もし洪水が起きたら、その傾斜をどのように水が流れるかを予測すると何かに役立つかもしれない。

洪水に加えて、土砂災害を予測するために山や表面に含まれている水分の量を人工衛星で測定できないだろうか?

画像1






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?